「エール」で朝ドラ初出演・田中偉登、キッズモデルから俳優へ 「朝が来る」「十二単衣を着た悪魔」…注目作続々出演<プロフィール&インタビュー>
2020.10.23 11:00
views
“いま”見逃せない人物を、モデルプレス編集部がピックアップして紹介していく<注目の人物>シリーズ。今回は、現在放送中の連続テレビ小説「エール」(NHK総合/月曜~土曜あさ8時)や注目の映画2作に出演している田中偉登(たなか・たけと/20)をフィーチャーする。
期待の若手俳優・田中偉登って?
田中は、2000年1月24日生まれの大阪府出身。幼少期からキッズモデルとして活動し、2012年のドラマ「13歳のハローワーク」(テレビ朝日系)で俳優デビュー。その後も着実に活躍の場を広げ、映画「コーヒーが冷めないうちに」(2018年)、「カツベン!」(2019年)など多彩な作品に出演。そして2020年、「エール」で朝ドラ初出演を果たした。
また、「特別養子縁組」をテーマに家族の絆が描かれ、カンヌ国際映画祭「CANNES 2020」にも選出された現在公開中の映画「朝が来る」や、「源氏物語」を題材に奔放で強い女性によって成長していく青年の姿を描き、俳優の伊藤健太郎が主演、女優の黒木瞳が監督を務める映画「十二単衣を着た悪魔」(11月6日公開)にも出演するなど、注目作を彩る存在に。
今回モデルプレスでは、2作品で演じた役柄や撮影エピソードに加え、彼の“素顔”に迫る質問に答えてもらった。
“キーマン”を演じた映画「朝が来る」
Q1.映画「朝が来る」で演じた麻生巧の役どころ、役柄に関して受けた印象を教えて下さい。物語のキーマンの1人になる役どころでした。その中でも僕が演じた麻生巧は子供を授かることの責任、命の重さを14歳という若さで背負いきれず、ひかり(蒔田彩珠)とは違った形の苦しみを感じて生きているなと思いました。
Q2.役作りで意識したことは?
麻生巧として、とにかく自然でいること。実際に巧の育った奈良で役作り期間として生活し、現地の中学生と学校に通い、部活動をし、放課後は遊びに出かける。劇中で映っているのは、そんな巧の普段の生活のなかで起こった出来事です。
Q3.撮影中に印象的だったエピソードがあれば教えて下さい。
劇中にもある告白のシーンで、撮影も本当にガチガチに緊張しながら告白をしました。学生の告白はここまで緊張するのかと久々に甘酸っぱい緊張を味わいました(笑)。
映画「十二単衣を着た悪魔」では「源氏物語」の世界へ
Q4.映画「十二単衣を着た悪魔」で演じた春宮の役どころ、役柄に関して受けた印象を教えて下さい。まず、台本を読んで受けた印象は「優しい」でした。自分よりも優れた才能を持つ弟と比べられているけれど、母は春宮を何よりも信じ身を削ってでも強く戦ってくれている。
2つの現状の中で決して弟を妬むわけでもなくその事実を受け止め、それでも自分を1番信じてくれている母のために何が出来るのか。常に誰かのためを想う優しさの中で揺れている人物だなと印象を受けました。
Q5.役作りで意識したことは?
今回は時代も違えば、服装も、所作も違います。そこで僕自身と春宮の共通点を探した時、「弟」を持つ兄であることが1番に頭に浮かびました。実際に春宮と同じで、優れた弟がいる。その事実を春宮の気持ちと照らし合わせ「春宮」に近づこうと意識していました。
Q6.撮影中に印象的だったエピソードがあれば教えて下さい。
黒木監督の指導は僕にとってとても貴重な経験でした。何度もセリフの読み合わせをしてくださり、セリフ一字一句を大事に扱い、声の高さや感情の入るポイント、言葉と言葉の合間の呼吸の間合いなど、役者として必ずこの先必要なことをたくさん学びました。
うまくできないことをすごく情けなく感じていましたが、そのリアルな情けなさも春宮を演じる上でとても重要だったなと思い全ての経験がリンクしていました。
田中偉登、デビューのきっかけは?
Q7.デビューのきっかけは?小さい頃からキッズモデルをやっていて、地元のショッピングセンターのファッションショーに出たのがきっかけでスカウトしていただき、それから芝居を続けています!
Q8.好きな食べ物/嫌いな食べ物
唐揚げ、タン塩、コーラ/大根
Q9.好きな女性のタイプ
自分の熱中出来るもの、やりたい事などがあって尊敬できる人。
Q10.好きな言葉(座右の銘)
「人の人生に触れる芝居を」、「自分が面白いと思ったものを誰よりも面白いと信じる」。
Q11.これだけは他の人に負けない!
バランス感覚、コーラを飲む量。
Q12.自分にキャッチコピーをつけるとしたら?その理由は?
「役者一筋」。役のためなら、どんな髪型もどんな生活もどんなシーンも喜んでやります。それ以上に作品に関われていることが幸せです。
Q13.スタイルキープ(体作り/健康維持)のためにやっていること
筋トレ、毎日2リットル以上の水を飲むこと。
Q14.最近ハマっていることは?
油絵、人の写真を撮ること。
Q15.最近した初体験
中華のコース料理を初めて食べました。
Q16.今、一番会いたい人
尊敬しているバナナマンさん、TOKIOの松岡昌宏さん。
Q17.今、最も情熱を注いでいること
役者。自分の見たもの感じたものや、考えや伝えたい想いを、文字や絵、映像、音楽などで表現し伝えること。
Q18.今、悩んでいること
なかなか熟睡できない。
Q19.最近泣いたこと
小説を読んでいたら内容があまりにも儚く優しさに溢れていて、電車で静かに泣きました。
Q20.今の夢(今後チャレンジしたいこと)
とにかく1つでも多くの作品に携わり、様々な役に触れて表現の幅を大きく広げていきたいです。
Q21.夢を叶える秘訣
夢をたくさん発信し発言して言霊を飛ばしまくる。そうしたらいつか、その言霊が人を集めて自分に返ってくると思っています。
(modelpress編集部)
田中偉登(たなか・たけと)プロフィール
生年月日:2000年1月24日出身地:大阪府
身長:175cm
血液型:O型
特技:ボルダリング・キックボクシング
趣味:絵を描く(スプレーアート)・写真・料理
【Not Sponsored 記事】
関連記事
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
【PR】ハシヤスメ・アツコ、グループ時代からの習慣でQOL向上 美白だけじゃない“トラネキサム酸”の作用とは第一三共ヘルスケア株式会社
-
日向坂46濱岸ひより、休業期間“毎日のように一緒にいてくれた”存在「なかったらきっと復帰していなかった 」【「もしも」インタビュー後編】モデルプレス
-
畑芽育“4人の弟たち”と絆生まれた24年夏 白熱シーン秘話も【インタビュー後編】モデルプレス
-
「うち弟」5人が実際に“きょうだい”だったら? 畑芽育・作間龍斗・那須雄登・織山尚大・内田煌音の意外な一面明らかに【インタビュー前編】モデルプレス
-
日向坂46濱岸ひより、ボディメイクの理想像は渡邉理佐 1st写真集までの準備に迫る【「もしも」インタビュー前編】モデルプレス
-
Travis Japan松田元太、入所前の夢を“有言実行” 現在掲げる大きな目標とは「この世界にこれからも存在し続けられるように」【「ライオン・キング:ムファサ」インタビュー】モデルプレス
-
Travis Japan松田元太、声優初挑戦で夢のディズニー作品 “兄弟の絆”演じて思うこと「存在の大きさという部分にすごく共感」【「ライオン・キング:ムファサ」インタビュー】モデルプレス
-
Mrs. GREEN APPLE、大森元貴の突発性難聴発症当時もツアー続けた理由 決断の裏に3人の絆「なおさら頑張るしかないでしょう」【モデルプレスインタビュー】モデルプレス
-
齋藤飛鳥、乃木坂46卒業後の“アイドル役”で見えた景色「ステージに立つことはもうないと思っていました」<【推しの子】インタビュー後編>モデルプレス