日向坂46加藤史帆&佐々木久美、長濱ねるの言葉…“けやき坂46”を諦めなかった理由<「3年目のデビュー」インタビュー>
2020.04.04 07:00
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日向坂46の初ドキュメンタリー映画「3年目のデビュー」(2020年公開)。加藤史帆(かとう・しほ/22)と佐々木久美(ささき・くみ/24)がモデルプレスのインタビューに応じ、けやき坂46時代に感じていた葛藤や卒業メンバーへの思いを語った。<インタビュー前編>
輝きと苦悩が交錯する日向坂46の記録
2015年に長濱ねる(現在は卒業)の欅坂46への追加加入を機に発足が発表され、「けやき坂46(ひらがなけやき)」として結成されたグループ。2019年2月に「日向坂46」へと改名し、1stシングル「キュン」が発売初週で47万枚を売り上げるなど華々しいデビューを飾った。先輩グループ・欅坂46の存在感に圧倒されながら、自分たちのアイデンティティを模索し続けたけやき坂46としての3年間。改名という大きな変化をきっかけに、最大風速で2度目のスタートを切った日向坂46。
映画では、そんな日向坂46のデビュー1年目に完全密着。日々拡大するグループの人気の裏側に隠れたメンバー1人ひとりの苦悩。自分たちだけの名前を手に入れてからもなお、常に危機感を持ち、日向坂46としての魅力を探し求める姿を描く。
撮影スタジオに入ってきた加藤と佐々木は、大きな声でしっかりと丁寧に自己紹介をし、常に謙虚な姿勢。撮影中には、2人でくっついたり、おんぶをしたりと次々に仲睦まじいキュートなポージングを見せ、メリハリのある仕事ぶりに感嘆するばかりだった。
この日、1日中絶え間なく取材を受けていた2人だが、楽屋に携帯電話を置いてきてしまったようで、「携帯のない生活を考えています」と真剣。今のところどんな遊びをしていたかを聞くと、「“クサイことを言う”遊びをしています」となんとも不思議な遊びを説明してくれ、ほんわかとした雰囲気のままインタビューがスタートした。
加藤史帆&佐々木久美の原動力は?卒業メンバーへの思いも
― 今回のドキュメンタリー映画では、けやき坂46の時代からの活動を追っていますが、様々な葛藤があった中、それでも頑張り続けることができた理由はありますか?加藤:自分がアイドルになる前から乃木坂46さん、欅坂46さんで、元気や「明日も頑張ろう」という活力を貰っていたので、私も誰かに元気を与えられたら良いなと思って頑張っています。「加藤史帆さんがいるからお仕事を頑張れる」と言ってくださる方がどんどん増えてきて、そういう方からの声は活力です!
佐々木:私も応援してくださる方の声が、頑張る理由です。あとは、やっぱりメンバーと一緒にいるのが楽しいので、みんながいるから頑張れます。辛いときも、「私1人じゃない、仲間がいる」と思えるし、どんなにしんどくても、楽屋に行ってみんなと話しているとすごく元気が湧いてくるので、メンバーの存在は大きいです。
― 日向坂46さんは「団結力」というイメージが強くて、メンバーを大切に思う気持ちが伝わってきます。その分、長濱ねるさん、柿崎芽実さん、井口眞緒さんの卒業も大きいですよね。
加藤:やっぱりみんなで団結して頑張っているからこそ、1人ひとりの存在がめちゃくちゃ大きくて、ながる(長濱ねる)、(柿崎)芽実、(井口)眞緒がいなくなった時は、めちゃくちゃショックで大ダメージでした。でも“永遠”はないので、それも試練なのかな…。みんなで力を合わせて乗り越えたら、もっと絆が深まって強いグループになれると思っています。
佐々木:卒業メンバーの存在は大きすぎて喪失感がすごくありますが、それぞれの人生を応援したい気持ちも強いです。3人が卒業することで失ったものもあるけど、みんなで活動してきた思い出は消えないので、その気持ちを糧に頑張っています。
長濱ねるの言葉が力に「ねるちゃんが1番私たちのことを信じてくれていた」
― 中でも長濱さんは、けやき坂46を作ったきっかけの人でもありますもんね。印象に残っている長濱さんからの言葉はありますか?佐々木:ねるちゃんの欅坂46専任が発表された時の言葉です。ねるちゃんは「ごめんね」とかではなく、「一生の別れじゃないんだし!」と笑顔で前向きに話してくれて、すごく勇気づけられたなと思います。あの時のねるちゃんの笑顔は、今でも脳裏に焼きついていますね。
― 当時みなさんは「これからどうしたら良いんだろう」などとマイナスな気持ちが大きかったと思いますが、長濱さんの言葉で変わったんですね。
佐々木:そうですね。ねるちゃんが1番私たちのことを信じてくれていたので、そのねるちゃんが作ってくれたグループを守らなきゃという気持ちに変わりました。
加藤:私も、ながる(※長濱の愛称)から欅坂46さん専任になることを聞いた時のことをすごく覚えています。正直、そのことを聞いた時は絶望感しかなかったのですが、ながるの言葉で「頑張ろう」と思えました。多分ながるは、私たちのために前向きになってくれていたんだと思うんですけど、その言葉に後押しされました。
「永遠の白線」1期生“12人”のポーズはメンバー考案
― 日向坂46さん主演のドラマ「DASADA」(日本テレビ系)とコラボした「日向坂46×DASADA LIVE&FASHION SHOW」では、けやき坂46時代の曲も披露したほか、「永遠の白線」では、卒業・休業中メンバーを表す振り付けが入っていましたね。加藤:振り付けでお世話になっているTAKAHIRO先生のダンスチーム・INFINITYの方が考案してくださって、ポーズはメンバーみんなで考えました。
佐々木:ポーズを決める時間奏の音が、ちょうど最初の1期生メンバーの数でもある12個なんです。みんなで「○○はこのポーズじゃない?」と考えたのですが、覚えるのが大変でした(苦笑い)。
加藤:そう、覚えられない。卒業メンバーがもっと増えて、1期生が3人くらいになったら…!
佐々木:3人でめっちゃポーズを決め続けなきゃいけない…。それは避けたいですね(笑)。
日向坂46が目指す未来は…
― 映画の中でも、けやき坂46時代は「出口の見えない道を全速力で走っている」気持ちだったと語っていますが、日向坂46としてデビューし、東京ドーム公演も決定している今、光は見えましたか?加藤:めっちゃ見えています!けやき坂46の時は、当時から応援してくださっている方には申し訳ないのですが、「誰も見てくれていないんじゃないか」という気持ちもありました。やりたいことや夢も思いつかなかったけど、今は応援してくださる方もすごく増えて、東京ドームという大きな目標もできました!「あれやりたいな」「これやりたいな」と次々に思いつくので、いっぱい目標があって毎日幸せです。
佐々木:そうだね。以前は真っ暗で道も見えない状態だったんですけど、今はちゃんと1本の道が照らされている感覚です。みんなで目指すべき方向に、足並みを揃えて走っていけているなという実感があります!
― 2人とも未来が明るいですね!
加藤・佐々木:明るいです!
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
日向坂46加藤史帆さん&佐々木久美さんがモデルプレス読者にメッセージ☀💖
— モデルプレス (@modelpress) 2020年4月4日
けやき坂46時代の葛藤とこれから目指す未来…今、光は見えている?#3年目のデビュー #きくとし #ししの日 @hinataselfdoc
前編:https://t.co/5B1QeWNMvS
中編:https://t.co/78RviyvAIw
後編:https://t.co/ipGabzVFyf pic.twitter.com/geE7SewzVD
加藤史帆(かとう・しほ)プロフィール
生年月日:1998年2月2日/星座:みずがめ座/身長:160cm/出身地:東京都/血液型:A型/女性ファッション誌「CanCam」専属モデル。ラジオ番組「レコメン!」(文化放送/月~木曜・午後10時00分~深夜2時00分)の火曜日パーソナリティとして出演中。佐々木久美(ささき・くみ)プロフィール
生年月日:1996年1月22日/出身:千葉県/身長:167.5cm/星座:みずがめ座/血液型:O型/日向坂46のキャプテン。女性ファッション誌「Ray」専属モデル。熱狂的な巨人ファンで知られており、2019年には念願叶って、高本彩花とともに巨人戦で試合前始球式を行った。
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