岡崎紗絵、映画初ヒロインで見えたもの 田中圭は「頼もしいお兄さんのよう」【「mellow」インタビュー】
2020.01.17 07:00
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田中圭が主演する今泉力哉監督の映画『mellow』(メロウ)(1月17日公開)でヒロインを務める女優でモデルの岡崎紗絵(24)。モデルプレスのインタビューに応じ、撮影現場の様子や田中との共演について語った。
『パンとバスと2度目のハツコイ』、『愛がなんだ』などで知られる恋愛映画の旗手・今泉監督が今回描くのは、街で一番オシャレな花屋と、廃業寸前のラーメン屋を舞台に巻き起こる“不器用な片想いたちの物語”を紡いだ恋愛群像エンターテイメント。
田中圭演じる「独身」「彼女なし」「花が恋人」というほど花好きな花屋の店主・夏目誠一に密かに想いを寄せ、廃業寸前のラーメン屋を営む女店主のヒロイン・木帆を演じるのが岡崎だ。2人のもどかしくて切ない、そして微笑ましい空気感をピュアな演技で引き立て、新たな魅力を開花させている。
岡崎:「愛がなんだ」が大好きで、友達と観に行ったんですけど、観終わった後に、誰に共感したか、誰目線で観たかとすごく盛り上がったんです。そういった映画って、すごく心に残るからこそみんなと共有したくなると思うんです。今回の『mellow』もきっとみなさんの心に何かが残る作品になっていると思います。
監督とは、このタイミングでやらせていただけたことがすごく嬉しかったです。日常をとても大切に、丁寧に描かれる方なので、「あー」とか「えー」という間もセリフのようにならずに、いかに日常らしく話せるかというのを大事に撮影していました。
― 憧れの監督と初タッグ、そしてヒロインを務めるということで、撮影前にプレッシャーを感じることなどはありましたか?
岡崎:ヒロインを任せていただけたことが素直に嬉しいなという気持ちと同時に、こうした雰囲気の作品が初めてということもあって、作品に入る前は少しプレッシャーも感じていました。でも現場に入ると、映画そのままのメロウな空気が流れていたので、“ヒロインだから”というような気負いを感じずに現場にいさせていただけました。そういうことを感じさせない空気感を出してくださったのは今泉さんの世界観だったり、田中さんの気さくさのおかげだったと思います。とても居心地のいい現場でした。
岡崎:テレビで見ていたそのままの方で「そのままだ~」という安心感もありました(笑)。現場を引っ張る感じがガシガシ伝わってくるのではなくて、知らず知らずにリードしてくださっている感じで、すごく居心地がよかったです。頼もしいお兄さんのようで、寄り添ってくださる雰囲気が夏目さんに似ているなと思いました。
― 作品ではそんな夏目に片思いする女性たちの姿が描かれていますが、夏目の魅力はどんなところにあると思いますか?
岡崎:第一は優しさですよね。ただ優しいだけではなくて、人に寄り添う力がものすごくある人だなと思います。夏目さんは自然と人に寄り添うことができる人。周りの人のちょっとした変化や異変にも気づけて「大丈夫?」という言葉を自然に言える人なんだと思います。自分をちゃんと見てくれているんだと感じられると嬉しいですよね。木帆も優しい子ですが、自分にはないものを持っている夏目さんに惹かれたんじゃないかなと思います。
岡崎:夏目さんは可愛いところだらけですよね(笑)。ある場面で泣いちゃったり、小学生のさほちゃん(白鳥玉季)にいじられたり、可愛さが滲み出てる人だと思います。登場人物みんな不器用な登場人物たちの中でも、木帆は一番不器用でこじらせているタイプ。なかなか自分の思いを伝えられないところも可愛い部分ではあるのかなと思います。
― 岡崎さんは好きな人に自分の思いをストレートに伝えられるタイプですか?
岡崎:好きな気持ちをなかったことにはしたくないので、きっと伝えるタイプだと思います。相手の方から言ってもらうのが一番いいんですけど(笑)、モヤモヤした感じでは終わらせないと思います。
岡崎:2019年は色々と経験させていただく機会が多い1年でした。どの現場でも、特に主演をされる方の現場での居方や佇まいはすごく勉強になりました。お話をしたり、一緒のシーンを演じる中で、現場を包むような空気感を身近に感じられるのはとても勉強になるし刺激をいただきます。そうした現場の中にいさせてもらって、たくさん吸収できる年だったなと思うので、2020年は私もそんな空気を出せる人になりです。今泉さんや田中さんのように。現場に馴染んでいて温かい空気を出せる人になるのが目標です。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
出演:田中圭 岡崎紗絵 志田彩良 松木エレナ 白鳥玉季 SUMIRE 山下健二郎(友情出演)(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE) ともさかりえ/小市慢太郎
監督・脚本:今泉力哉
主題歌:並木瑠璃『花になる』
女優としては2015年7月に映画『脳漿炸裂ガール』で本格的に演技デビュー。ドラマ「仰げば尊し」(16年/TBS系)、「僕たちがやりました」(17年/フジテレビ系)、「ブラックペアン」(18年/TBS系)、「トレース~科捜研の男~」(19年/フジテレビ系)、「パーフェクトワールド」(19年/カンテレ・フジテレビ系)、映画『ReLIFE リライフ』『不能犯』『午前0時、キスしに来てよ』など話題作に多数出演。現在はフジテレビ系木曜劇場「アライブ がん専門医のカルテ」に出演中。
田中圭演じる「独身」「彼女なし」「花が恋人」というほど花好きな花屋の店主・夏目誠一に密かに想いを寄せ、廃業寸前のラーメン屋を営む女店主のヒロイン・木帆を演じるのが岡崎だ。2人のもどかしくて切ない、そして微笑ましい空気感をピュアな演技で引き立て、新たな魅力を開花させている。
岡崎紗絵、憧れの今泉作品でヒロイン「心に残る作品に」
― 今泉監督の『愛がなんだ』がお好きだとうかがいました。監督との現場はいかがでしたか?岡崎:「愛がなんだ」が大好きで、友達と観に行ったんですけど、観終わった後に、誰に共感したか、誰目線で観たかとすごく盛り上がったんです。そういった映画って、すごく心に残るからこそみんなと共有したくなると思うんです。今回の『mellow』もきっとみなさんの心に何かが残る作品になっていると思います。
監督とは、このタイミングでやらせていただけたことがすごく嬉しかったです。日常をとても大切に、丁寧に描かれる方なので、「あー」とか「えー」という間もセリフのようにならずに、いかに日常らしく話せるかというのを大事に撮影していました。
― 憧れの監督と初タッグ、そしてヒロインを務めるということで、撮影前にプレッシャーを感じることなどはありましたか?
岡崎:ヒロインを任せていただけたことが素直に嬉しいなという気持ちと同時に、こうした雰囲気の作品が初めてということもあって、作品に入る前は少しプレッシャーも感じていました。でも現場に入ると、映画そのままのメロウな空気が流れていたので、“ヒロインだから”というような気負いを感じずに現場にいさせていただけました。そういうことを感じさせない空気感を出してくださったのは今泉さんの世界観だったり、田中さんの気さくさのおかげだったと思います。とても居心地のいい現場でした。
田中圭は「頼もしいお兄さんのよう」初共演で覚えた安心感
― 田中さんとは初共演となりましたが、共演前と後とで印象に変化はありましたか?岡崎:テレビで見ていたそのままの方で「そのままだ~」という安心感もありました(笑)。現場を引っ張る感じがガシガシ伝わってくるのではなくて、知らず知らずにリードしてくださっている感じで、すごく居心地がよかったです。頼もしいお兄さんのようで、寄り添ってくださる雰囲気が夏目さんに似ているなと思いました。
― 作品ではそんな夏目に片思いする女性たちの姿が描かれていますが、夏目の魅力はどんなところにあると思いますか?
岡崎:第一は優しさですよね。ただ優しいだけではなくて、人に寄り添う力がものすごくある人だなと思います。夏目さんは自然と人に寄り添うことができる人。周りの人のちょっとした変化や異変にも気づけて「大丈夫?」という言葉を自然に言える人なんだと思います。自分をちゃんと見てくれているんだと感じられると嬉しいですよね。木帆も優しい子ですが、自分にはないものを持っている夏目さんに惹かれたんじゃないかなと思います。
“登場人物、全員可愛い”岡崎紗絵が感じた可愛いポイント
― 今泉監督は「登場人物、全員かわいい映画です」とおっしゃっていましたが、岡崎さんが感じた夏目と木帆のかわいい部分はありましたか?岡崎:夏目さんは可愛いところだらけですよね(笑)。ある場面で泣いちゃったり、小学生のさほちゃん(白鳥玉季)にいじられたり、可愛さが滲み出てる人だと思います。登場人物みんな不器用な登場人物たちの中でも、木帆は一番不器用でこじらせているタイプ。なかなか自分の思いを伝えられないところも可愛い部分ではあるのかなと思います。
― 岡崎さんは好きな人に自分の思いをストレートに伝えられるタイプですか?
岡崎:好きな気持ちをなかったことにはしたくないので、きっと伝えるタイプだと思います。相手の方から言ってもらうのが一番いいんですけど(笑)、モヤモヤした感じでは終わらせないと思います。
抜擢続く期待の女優・岡崎紗絵が目指す先
― 2019年は出演作が続いた1年だったかと思います。2020年は女優としてどんな年にしていきたいですか?岡崎:2019年は色々と経験させていただく機会が多い1年でした。どの現場でも、特に主演をされる方の現場での居方や佇まいはすごく勉強になりました。お話をしたり、一緒のシーンを演じる中で、現場を包むような空気感を身近に感じられるのはとても勉強になるし刺激をいただきます。そうした現場の中にいさせてもらって、たくさん吸収できる年だったなと思うので、2020年は私もそんな空気を出せる人になりです。今泉さんや田中さんのように。現場に馴染んでいて温かい空気を出せる人になるのが目標です。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
岡崎紗絵さんからモデルプレス読者へメッセージ✨
— モデルプレス (@modelpress) 2020年1月17日
映画「#mellow」の撮影秘話を語ったインタビューもチェック🌹@mellow_movie
▼写真・インタビューはこちら(アプリ限定写真あり)https://t.co/nNyaEGKBLN pic.twitter.com/q5ZD14iGZj
映画『mellow』
公開日:1月17日(金)出演:田中圭 岡崎紗絵 志田彩良 松木エレナ 白鳥玉季 SUMIRE 山下健二郎(友情出演)(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE) ともさかりえ/小市慢太郎
監督・脚本:今泉力哉
主題歌:並木瑠璃『花になる』
岡崎紗絵(おかざき・さえ)プロフィール
1995年11月2日生まれ、愛知県出身。2012年に「Seventeen」の専属モデルオーディション「ミスセブンティーン2012」に選ばれデビュー。同誌のモデルを卒業後、2016年5月号より「Ray」専属モデルとして活躍中。女優としては2015年7月に映画『脳漿炸裂ガール』で本格的に演技デビュー。ドラマ「仰げば尊し」(16年/TBS系)、「僕たちがやりました」(17年/フジテレビ系)、「ブラックペアン」(18年/TBS系)、「トレース~科捜研の男~」(19年/フジテレビ系)、「パーフェクトワールド」(19年/カンテレ・フジテレビ系)、映画『ReLIFE リライフ』『不能犯』『午前0時、キスしに来てよ』など話題作に多数出演。現在はフジテレビ系木曜劇場「アライブ がん専門医のカルテ」に出演中。
【Not Sponsored 記事】
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