SixTONES田中樹「ブラック校則」インタビュー「グループ全体を見ている意識がすごく強い」信念語る
2019.10.26 06:00
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11月1日公開の映画「ブラック校則」に出演するSixTONESの田中樹(たなか・じゅり/24)が、このほど都内で行われたモデルプレスなどのインタビューに応じた。
佐藤勝利主演、恋と友情の青春ストーリー「ブラック校則」
同作は「男女は1m以上離れる」「下着は白のみ着用可」「ペットボトルの持ち込み禁止」「学校で歌謡曲を歌ってはならない」「授業中のトイレは男子1分、女子3分以内」など、ブラックな校則に“黙ってなんかいられない!”と立ち上がる高校生たちの姿を描く、恋と友情の青春ストーリー。ブラック校則に青春を歪められた女子生徒を救うために立ち上がった、佐藤勝利演じる創楽(そら)と、高橋海人(※「高」は正式には「はしごだか」)演じる中弥(ちゅうや)のコンビ。2人が、やがてブラック校則に縛られていた学校の生徒達の心を解放するべく、奇想天外、ユニークな方法で戦う様を描く作品となっている。
さらに、劇場公開に先駆けて10月14日から日本テレビにて連続ドラマ、Huluでもオリジナルドラマが放送中。全てが完全新作のストーリーが絡み合い、横断的に展開する。
田中は、創楽と中弥の通う高校の不良グループのボスであり、柔道部のキャプテン、そして生徒会副会長の「ミチロウ」を演じる。ミチロウは、「生徒会副会長かつ不良のボス」という安住の地を失いたくないため、校則を使いほかの生徒達を締め付ける。
田中樹、役作りで苦労したことは?
― 役作りをするにあたって、気をつけたことはありましたか?田中:リアルな学園生活を表現するために、“学校にいる性格が悪い奴”を意識していました。ミチロウは、見た目も態度も悪いし、柔道部なので力技でも制圧するような、学校にいる嫌な奴の全てを合わせたような役なので、ミチロウを見ている時はイラッとして欲しいですね(笑)。
でも、ミチロウもそれなりに校則に対して厳しさを感じているんです。学校生活が窮屈だからこそ、その中で自分がどれだけ優位に学校生活を送っていくかとか、自分を守るためにそういう行動をしているんだと思います。一見すごく強く見えがちな役柄なんですけど、本当は弱いがゆえに、そうやって周りを固めざるを得なかったのかなと感じますね。
― 演じる上で大変だったことはありますか?
田中:個人的にすっごい苦労したのが、柔道のシーンです。リハーサルも含めて、(佐藤)勝利を20回くらい投げました!ミチロウはキャプテンなので上手くできないといけないのですが、僕は柔道に関して素人なので、かなり身を削りましたね。かなり大変だったシーンなので、「あ、頑張っているな」と見て欲しいです。
田中樹、佐藤勝利&高橋海人との共演は「やりやすかった」
― 昔から交流のある佐藤さんと高橋さんとの共演はいかがでしたか?田中:僕は、限られた後輩としか交流がないのですが、その中でも(佐藤)勝利と(高橋)海人は交流がある後輩なので、やりやすかったです。ドラマの現場に行くのは久しぶりだったので緊張していたんですけど、あの2人がいたのですぐに馴染めました。
― 演技の現場で発見した佐藤さんと高橋さんの新たな一面はありましたか?
田中:勝利は、僕には“後輩”な感じで接してくるんですけど、同世代の共演者の子たちには結構フレンドリーに接していて、現場を明るく盛り上げていたので、こういう一面もあるんだなぁと思いました。主演ならではの責任感もあると思いますが、現場を作り上げているなと思って見ていましたね。海人は、本当にどこに行っても変わらない!愛嬌があるので、どんな人にも好かれるんだろうなぁと思います。
田中樹、SixTONESへの思い「グループ全体を見ている意識がすごく強い」
― 映画で描かれている内容について、田中さんはどんなことを思いましたか?田中:映画で描かれているのは、みなさんが経験してきた青春や、今まさに青春真っ最中の人が経験している、リアルな日常生活なんですよね。その日常生活が当たり前になっている中で、当たり前じゃないことに気づけるかとか、普段自分たちが何も思わずに生活をしているところから、一歩深いところを追求していると思います。
自分たちの当たり前になっている日常から深いところに入ることは、なかなかできない人の方が多いと思うので、そこに一歩入り込んで、状況を打破するという爽快感がありますね。リアルではありえなそうで、ありえるという絶妙な感じが、すごく面白いのかなと思います。
― 田中さんにとって、ミチロウのように譲れないものや守りたいものはありますか?
田中:本当にまじでないです(笑)。個人の仕事をさせていただく上でも、“SixTONESのために”とグループ全体を見ている意識がすごく強いんです。僕が何もしないことがSixTONESのためになるならば何もしないし、何かした方が良いならします。それがある意味こだわりですかね。
ほかのグループを見て「すげー!」と思うことはあっても、影響されたり、「僕らも何かしなくちゃ」とは思わないです。
― かっこいいです。それも信念ですね。
田中:そうですね。自分たちは自分たちで頑張っています!
田中樹、今後の目標を語る
― 現在田中さんは24歳で、高校2年生の役を演じていますが…。田中:すごいですよね。「あ、まだ(制服を着る役も)いけんのかな?」と思いました(笑)。もう仕事でしか制服を着る機会がなくなってしまったので、あとどのくらいできるかわからないですが、できる限り制服は着ていきたいです!
― 今後演じてみたい役柄はありますか?
田中:普段の自分と全く違う役ができたら面白いなと思います。でも、もしかしたら僕がラブストーリーに出たらめっちゃヒットするかもしれないし、暗い役を演じてみたらハマるのかもしれないので、「これをやりたい!」とか、あまり決め込まないようにしようと思っています。
まだお芝居の経験も全くないので、自分が演じた役がハマって、周りの方に「それ良いじゃん」と言ってもらって自分が自信を持てたら、そこを追求していきたいです。
― 今後さらに俳優としての活動を広げていきたいですか?
田中:いろいろなお仕事をしたいなと思っている中で、お芝居は1つの大きなジャンルとして自分の中にあります。
― 目標にしているジャニーズの先輩などはいますか?
田中:うーん…。先輩方の良いとこ取りをしたいです!「この人みたいになりたい」と思っていると、その人の二番煎じになってしまうので…。でも、演技面というか、人間性で言うと、TOKIOさんのような男性はかっこいいと思います。
― ありがとうございました。
田中1人に対して、数人のインタビュアーが集まって行われたインタビュー。田中は、質問を投げかけられる度に、そのインタビュアーがいる方向にカラダの向きを変えて、しっかりと目を合わせながら会話をしていた姿が印象的だった。“譲れないものや守りたいもの”は「ない」と即答していたが、真っ先にグループへの思いを語ってくれた様子から、“SixTONES”の存在は、改めて言葉にしなくても当たり前のように“大切な人たち”という意識として、彼の中に強く根付いているのかもしれない。そんな田中が真摯に向き合った“ミチロウ”の生き様を見届けて欲しい。(modelpress編集部)
映画「ブラック校則」
公開日:11月1日(金)脚本:此元和津也
監督:菅原伸太郎
配給:松竹
<STORY>
光津高校のある朝の登校風景―。登校する生徒達は皆、同じような髪型、同じ制服、同じカバン、同じ靴で、個性のかけらもない。彼らは髪型、服装、行動に至るまで厳しすぎる規律を重んじる“ブラック校則”のもとで学生生活を送っていた。そんな無個性集団の中で一際存在が空気のような高校2年生の小野田創楽(おのだそら/佐藤勝利)は、さえない青春を生きていた。一方、同じクラスの親友・月岡中弥(つきおかちゅうや/高橋海人)は、教室の空気を読まず、いつも予測不能な行動で周囲を驚かせる、創楽とは正反対の男子。
そんな2人には気になる女子生徒がいた。彼女の名前は希央(モトーラ世理奈)。学校に馴染めず、髪を黒く染めることに反発し不登校気味。生まれ持った美しい栗色の髪の彼女に恋心を抱く創楽…。そして創楽と中弥は決意する。「ブラック校則をぶっ壊す!」。
1人では何もできなかった2人が、恋するあの子のため、そして500人の生徒の青春を取り戻すために、ブラック校則と大人たちに立ち向かう!恋と友情の行方は?果たしてブラック校則は?2人の決意はやがて学校全体をも巻き込む事態に発展していく―。
【Not Sponsored 記事】
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