モデルプレスのインタビューに応じたCrazyBoy(C)モデルプレス

CrazyBoy(ELLY)「PINK DIAMOND Part2」インタビュー<前編>三代目JSBが“絶対やらない曲”を作る―ソロ活動への思い…メンバーの反応は?

2019.09.25 15:00

CrazyBoy名義でソロ活動する三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE(以下:三代目JSB)のELLYが、モデルプレスのインタビューに応じた。

CrazyBoy「PINK DIAMOND Part2」インタビュー前編

CrazyBoy「PINK DIAMOND Part2」(9月21日配信)(提供画像)
CrazyBoy「PINK DIAMOND Part2」(9月21日配信)(提供画像)
2017年よりラッパーとしてソロ活動をスタートさせ(※当時はCRAZYBOY表記)、仮装都市をモチーフとした「NEOTOKYO」プロジェクトなど最新かつストレートなヒップホップに挑戦してきたCrazyBoy。

2018年には初のソロツアー「CRAZYBOY presents NEOTOKYO THE PRIVATE PARTY 2018~」を開催し、2019年6月、「LDH MUSIC」への移籍を発表。そして、9月21日に、移籍後第1弾として配信されたデジタルシングル「PINK DIAMOND」(8月23日リリース)の続編ともいえる第2弾配信シングル「PINK DIAMOND Part2」がリリースされた。

今回のインタビューは、前後編の2本立てでお届け。ソロ活動への思いと変化、メンバーの反応などを語った<前編>。

“三代目が絶対やらない曲を作る” CrazyBoyソロ活動への思い

― NEOTOKYOを舞台にした「PINK DIAMOND」(=Part1)に続き、「PINK DIAMOND Part2」がリリースされました。全く印象の異なる2曲になっていますが、まずは楽曲について教えて下さい。

CrazyBoy:Part1とPart2は続けて出そうと決めていたので、Music Video(以下:MV)も同時に撮っていました。Part1とPart2で1つの作品になっています。Part2は女性に向けて作った曲で、Part1のMVの最後に「To be continued」と出てきて、Part2に繋がっていくんですが、すごく素敵な海で撮影させていただいて。“君を誰にも渡したくない”“守りたい”っていう王道のコンセプトでありながら、このトラックっていう僕らしさが出せた1曲になりました。

僕を応援してくださっているファンの皆さんは、「Tropical Paradise」(2017年リリースのミニアルバム「NEOTOKYO EP」収録曲)のような曲調が好きな方が多いので、それをどこかで再現したいなと思っていたものが、ここでできたなとも思っています。自分の中でもすごく大好きな楽曲に仕上がりましたし、「誰にも渡さない」「どんな場所にいても 迎えに行くよ」とか、日本語英語のような歌い方も気に入っています。

― 移籍後初の楽曲が「PINK DIAMOND」となりましたが、どのような反響がありましたか?

CrazyBoy:「NEOTOKYO節きたー!」っていう。Part1のあのトラックでラップして踊るっていうのが僕らしいみたいで、「待ってました」っていう声が多かったです。MVもアニメとの融合というか、好きな世界観を表現できました。

CrazyBoy(C)モデルプレス
CrazyBoy(C)モデルプレス
― 2018年は三代目JSBのメンバー全員がソロ活動に注力した1年になったかと思いますが、改めて振り返ってみてそこで得たことは?

CrazyBoy:CrazyBoyとしては常にワールドミュージックを意識して活動していたんですけど、移籍前は日本のスタイルも意識しながら自分のらしさを表現していたんです。でも、今ってどういう曲を作ってもネットで世界の人たちに届いていくから、全部取っ払って好きなものをやろうと思うようになりました。

「LOCO(feat. THE BACKCOURT)」(2018年リリースのミニアルバム「NEOTOKYO IV EP」収録曲)くらいからその意識に変わっていって、世界のアーティストからコラボの話が来るようになって。それはソロをやっていて一番大きなことかもしれないです。

― 先日解禁されたジェシカさんとのコラボレーション(※)も。

※元「少女時代」のメンバーでソロアーティストとして活動しているジェシカの新曲「Call Me Before You Sleep」(10月9日リリース)にCrazyBoyが参加していることを発表。

CrazyBoy:それも向こうからコラボの話をいただきました。三代目として番組に出演したときに会ったことはあったんですけど、一緒に曲をやるっていう概念がなかったので今回奇跡的なタイミングで実現できて、こうやって形になってよかったです。両方のファンの方が楽しめる楽曲になっていると思います。こうやって色々形になっていくと、ソロ活動もグループ活動も充実しているなと感じます。

― それぞれの活動が、どちらにも活きているということでしょうか。

CrazyBoy:そうですね、三代目が絶対やらない曲をソロでは作ろうと意識しているし、“三代目にもこういう曲を作るやつがいる”ってことがプラスのニュアンスで世に出ていけばいいなと思っています。俳優とかバラエティとか、それぞれが色々なところで活動することで、三代目の活動だけじゃ伝わらない層の人たちにも発信できているので、良いバランスだなと。

― “三代目が絶対やらない曲を作る”というのは、ソロプロジェクトが始動した当初から念頭にあったものですか?

CrazyBoy:あったと思います。日本では全員三代目の活動が軸になるので、それ以外の活動でどう発信していくか、どう見せていくかっていうのは、それぞれ好きなものを見つけて上手くやれているなと感じますね。

CrazyBoyソロ活動にメンバーは「いつもびっくりしている」

CrazyBoy(C)モデルプレス
CrazyBoy(C)モデルプレス
― ソロ活動について、メンバーの反応はいかがですか?

CrazyBoy:いつもびっくりしています。普通、オファーって事務所単位でされることが多いと思うんですけど、僕の場合は直接DMがきて、それがどんどん実現しているので。これまでは事務所を通して、事務所が話してっていう順番だったのが今は違う。僕が作っている曲は日本のメジャーソングではないかもしれないけど、それを面白いと思った人たちが世界中から声をかけてくれる。それはすごく嬉しいことだし、すごい人たちからも連絡がきて、昔の自分では想像できなかったこととか、“こんなことってあるんだ!”ってことが起きているので、より頑張りたいなという気持ちになります。昨日もちょうど、1曲コラボの曲を仕上げてきました。

― 昔というのは、いつ頃の自分と比較して?

CrazyBoy:三代目結成当初から考えても。ジェシカさんもそうですけど、皆キャラクターが強い人たちだと思うので、自分を持って作品を作っていればこういうこともあるのかなと思います。

CrazyBoy(C)モデルプレス
CrazyBoy(C)モデルプレス
― 好きなものを突き詰めた結果が今に繋がっているんですね。

CrazyBoy:最初は三代目っぽいとか、日本っぽいとか気にしてたんですよ。こういう感じかな?とか、ファンはこういう方が好きだろうからとか。でも、最近は自分が好きだからって曲を作って、それがダメならダメで次へって作業が楽しいんです。昨日まで1週間スタジオに入って毎日2、3曲作っていたんですけど、めっちゃくちゃいい曲ができたので、早く皆さんにも届けたいです。

― それは次のリリースが決まっていて、そこに向けた制作ということですか?

CrazyBoy:何かありきというよりは、先に制作してできた曲を当てていくっていう流れです。その制作の仕方って世界では当たり前になっていて、日本でもスタジオを借りてバーって作ってってスタイルが浸透してきてますけど、三代目は提供してもらった曲の中から選ぶっていうスタイルなんですよね。それはありがたいことですけど、グループとしてもソロでやっているみたいなスタイルで制作を進めていけるようになったらいいなと思います。

CrazyBoy(C)モデルプレス
CrazyBoy(C)モデルプレス
― 音楽というジャンルだけではなく、eスポーツもそうですし、常に世界を意識したチャレンジを続けている印象ですが、そのチャレンジ精神を保つ秘訣は?

CrazyBoy:単純に好きなんです。それが一番だと思います。あと、環境もあると思いますけど、洋楽は元々聴いていたし、田舎の出身なので世界への憧れみたいなものもあります。ネットが普及したことで、今はCDもデジタルになって、世界の音楽が同じところにあるんだって感じられる世の中になった。その変化とともに、世界に届けられる音楽を作りたいって意識になって、世界に向けて発信するならどういうメロディーがいいかな?とか考えてチャレンジしたことが、今少し花開き始めたところなのかなと。

― これまでの活動の中で、その精神がなくなる瞬間というのはなかったですか?

CrazyBoy:いつも“これいいな”“あれがいいな”って色々考えているタイプなので、ないと思いますね。

― アンテナは常に張って。

CrazyBoy:ダンスもファッションもそうですけど、周りに世界を見ている人が多いので、その人たちから影響を受けることもあるし、そういう意味ではこの環境いれてよかったなと思います。今は世界に向けてっていうことを意識して音楽を作っていますけど、もし日本に向けて何かやるなら演歌とラップを融合させるとか、常に面白いことをやりたいって気持ちも強いです。

CrazyBoy(C)モデルプレス
CrazyBoy(C)モデルプレス
― 2020年の「LDH PERFECT YEAR」に向け、ソロ活動にもますますファンの方の期待が高まっていると思います。

CrazyBoy:2020年も面白いことになってますよ。三代目としてはもちろん、僕のソロプロジェクトも「PINK DIAMOND」に続く楽しいエンタテインメントが展開されるので、待っていてください。

※後編では、三代目JSBが今直面する壁、これからの展望、メンバーとの関係性などを語る。(modelpress編集部)

CrazyBoy(ELLY)プロフィール

CrazyBoy(C)モデルプレス
CrazyBoy(C)モデルプレス
三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのパフォーマーとして活躍するほか、ヒップホップアーティスト・CrazyBoyとしても活動中。また、ゲームアカウント名“リテイルローの村長”として、新たな一面も見せている。

2019年は三代目 J SOUL BROTHERSとして、全国ドームツアー「三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2019 “RAISE THE FLAG”」を開催。全15公演で70万人の動員を予定している。

CrazyBoyとしては、「LDH MUSIC」への移籍を発表し、配信シングル「PINK DIAMOND」(8月23日)、「PINK DIAMOND Part2」(9月21日)をリリースした。

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