三代目JSB・ELLYの新たな挑戦「今後はそのスタンスは終わり」―“ゲーマー”としての本音とは<モデルプレスインタビュー>
2019.04.07 18:00
views
三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのELLYが、モデルプレスのインタビューに応じた。2018年にはヒップホップアーティスト・CRAZYBOYとしてツアーを成功させ、ソロとしても活躍の場を広げるELLY。彼が今、新たに力を入れ取り組んでいるのがeスポーツ(エレクトロニック・スポーツ)だ。
eスポーツとは主にコンピューターゲーム、ビデオゲームを使ったスポーツ競技を指し、「2018ユーキャン新語・流行語大賞」トップテンにも選ばれるなど昨今、注目度と知名度が急上昇。ELLYは“ゲーム好き”が講じて、1月にはオーストラリア・メルボルンにて行われた『フォートナイト』(Epic Gamesが販売・配信するアクションビルディングゲーム)世界大会「The Summer Smash at the Australian Open」にゲストプレイヤーとして参加したほか、自身のゲームアカウント名である“リテイルローの村長”としてYouTubeでゲームの生配信を行うなど、新たな分野で次なる可能性を模索している。今回のインタビューでは、日本のeスポーツへの思い、そしてELLYがなぜ“ゲーマー”として活動をはじめたのか…そこにある“本音”を語ってくれた。
ELLY:ゲームで世界大会に行くっていうことも想像していなかったですし、まず「オーストラリアに音楽以外で行くんだ」ってことにワクワク感がありました。でも、実際に行ってみると、ライブと何も変わらないなって。子どもたちもたくさんいて、有名なゲーマーに声援を送って、その熱気はライブだなって思いました。その中で“ゲーマー”として参加したことは、少し緊張しましたけど楽しかったです。
― 普段のステージとは違う緊張感が?
ELLY:普段はダンスとか歌とかある程度ルーティーンが決まっている中でいつも通りやるってことが仕事ですし、それプラスαで何か面白いものが生まれた最高だねって思ってステージに立っているんですけど、ゲームの場合は最初から何が起こるか分からない状況で開始されるので、別の緊張感がありました。皆が観ているところでプレーをするので、そこに対しても緊張しました。
― 以前、海外と日本ではゲーマーに対するイメージの違いがあるということをお話されていましたが、その点について詳しくお伺いできますか?
ELLY:正直、日本にはゲーム好き=ヲタクっていうイメージを持つ人もいると思うんです。でも、海外は違って、ゲーマーという職業が確立されてスターになっている人もいるし、ゲームだけで稼いでランボルギーニに乗っている人もいる。大会に出なくてもYouTubeゲームで10億稼ぐとか。日本にもそういう人が全くいないわけではないんですけど、なぜかそのイメージはないんですよね。何でそのイメージがないんだろうって考えたんですけど、やっぱりインターネットの中でやっていることなので、直接観る機会もないし、憧れるという概念がそもそもなかったんだなと。それこそ、昔のYouTuberみたいな。YouTuberは今でこそ、HIKAKINさんとかが現れたから、「私たちもそうなりたい」って子どもが増えて、イメージが変わったと思うんです。
― 今では子どもたちの「なりたい職業」にYouTuberが挙がるといいますしね。
ELLY:ゲーマーもそう思われていいし、そう思われるべきだなと考えています。でも、そうなるにはファッション性やキャラクター性も大事だと思っていて、そのひとつと言えるかは分からないんですけど、Crazy Raccoonっていうプロゲーミングチームに僕のスタイリストを紹介したこともありました。「ヲタクっていうイメージを壊したい」って話を聞いたことをきっかけに紹介したんですけど、今ではゲーマーの世界大会にユニフォームを作って出場しています。そうやってゲーマーが表に出てくることで、ゲーマーのイメージが変わったり、人気が確立されたりするといいなと思います。日本にもゲーマーとして稼いでる人がたくさんいるし、あとは誰がきっかけになるかだけ。表に出ないだけで、今のYouTuberみたいにたくさんいるんですよ。
― ELLYさんがその道を切り拓いていくのは?
ELLY:僕は無理ですね。僕は「ゲーマーってイケてるよ」「ゲーマーって稼げるよ」ってことを伝える係。
― 広告塔のような。
ELLY:広告塔!それですね!あとはゲームの面白さを伝えたり、彼らと一緒にプレーしたり、普通に遊んだり。顔を見る機会がないだけでかっこいい人もいるし、そういうところから世間的な注目が上がってもいいと思うんです。
ELLY:すでに考えてます。表で見せるのはダンスと音楽なので、それ以外で見せられる場所ってあまりなくて、前からもっと色々届けたいなと思っていたんです。Instagramだと時間が限られるけど、YouTubeの場合は2時間回したらそのまま届けられる。自分の1日のうちの2時間を皆に見せた、くらいの感覚なんです。今後としては、ゲームに限らず、ダラダラTVを観てる15分を流すだけでもいい。ライフスタイルを隠す必要はないと思うし、今後はそのスタンスは終わりだと思っています。
― そう思うようになったきっかけは何だったのでしょう?
ELLY:世界的にはそれが普通だからです。世界のセレブやアーティストは、「自分の乗ってる車はこれだよ」「家はこうだよ」って映るじゃないですか?日本はあまり出したがらないし、タブーのようなところがあるかもしれない。でも、今の子はリアルを知ってるから、私生活を見せてもいいと思う。僕のキャラクター的にもそうだし、アーティストはステージと音楽が自分が魅力を出せる一番の場所だから、それ以外は怖くない。だから、生配信でワーってなってもそのまま載せました。
― “リアル”を届けたいと。
ELLY:人間らしいのが一番強いと僕は思いますし、そういう意味でキム・カーダシアンはすごいなと思います。私生活も家も、喧嘩しているところまで全部見せる。でも、モデルとして出てくるときは綺麗に魅せる。全部さらけ出せるってすごいです。僕はYouTubeの生配信を自宅でやったんですけど、「ELLYの部屋ってこういう感じなんだ」って思ってもらいたかったんです。これからも色々出していきたいです。
― ELLYさんの新たな一面が見られそうですね。
ELLY:次は、料理をしているところの生配信をやろうと思ってます。朝起きて、卵焼いて…とか(笑)。ただただ30分流すだけ。ライブ感を大事にしていきたいです。ときには編集をすることがあるかもしれないですけど、できるだけそのままボンって流したいなと思ってます。
― では、最後に、ゲームが好きな子どもたち、“ゲーマー”に憧れる子どもたちに夢を叶える秘訣を教えてください。
ELLY:好きなことってどこまでも突き詰めようとするとだろうし、その途中で挫けても、それは自分の成長のためだと思ってやり続けて頑張って欲しいです。続けて頑張っていれば、成功に近づくことができる。今は環境も整ってるから、ダンスにしてもゲームにしても、僕らより絶対すごい存在になれると思います。
― ありがとうございました。
ELLYがゲーマーとして活動をはじめた裏側には、eスポーツの知名度拡大と、自身のリアルを届けたいという2つの思いがあった。「ライフスタイルを隠す必要はない」と語っていたELLYが、リアルを発信し、好きなことに真っ直ぐ取り組む姿に、背中を押される人たちが現れるかもしれない。(modelpress編集部)
2019年は、三代目 J SOUL BROTHERSとして、3月13日にニューシングル「Yes we are」をリリース。4月13日には全国ドームツアー「三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2019 “RAISE THE FLAG”」をスタートさせ、全15公演で70万人の動員を予定している。
ELLY、世界大会出場の感想は?
― ゲストプレイヤーとして参加した「The Summer Smash at the Australian Open」で、実際に世界のeスポーツに触れた感想を教えてください。ELLY:ゲームで世界大会に行くっていうことも想像していなかったですし、まず「オーストラリアに音楽以外で行くんだ」ってことにワクワク感がありました。でも、実際に行ってみると、ライブと何も変わらないなって。子どもたちもたくさんいて、有名なゲーマーに声援を送って、その熱気はライブだなって思いました。その中で“ゲーマー”として参加したことは、少し緊張しましたけど楽しかったです。
― 普段のステージとは違う緊張感が?
ELLY:普段はダンスとか歌とかある程度ルーティーンが決まっている中でいつも通りやるってことが仕事ですし、それプラスαで何か面白いものが生まれた最高だねって思ってステージに立っているんですけど、ゲームの場合は最初から何が起こるか分からない状況で開始されるので、別の緊張感がありました。皆が観ているところでプレーをするので、そこに対しても緊張しました。
― 以前、海外と日本ではゲーマーに対するイメージの違いがあるということをお話されていましたが、その点について詳しくお伺いできますか?
ELLY:正直、日本にはゲーム好き=ヲタクっていうイメージを持つ人もいると思うんです。でも、海外は違って、ゲーマーという職業が確立されてスターになっている人もいるし、ゲームだけで稼いでランボルギーニに乗っている人もいる。大会に出なくてもYouTubeゲームで10億稼ぐとか。日本にもそういう人が全くいないわけではないんですけど、なぜかそのイメージはないんですよね。何でそのイメージがないんだろうって考えたんですけど、やっぱりインターネットの中でやっていることなので、直接観る機会もないし、憧れるという概念がそもそもなかったんだなと。それこそ、昔のYouTuberみたいな。YouTuberは今でこそ、HIKAKINさんとかが現れたから、「私たちもそうなりたい」って子どもが増えて、イメージが変わったと思うんです。
― 今では子どもたちの「なりたい職業」にYouTuberが挙がるといいますしね。
ELLY:ゲーマーもそう思われていいし、そう思われるべきだなと考えています。でも、そうなるにはファッション性やキャラクター性も大事だと思っていて、そのひとつと言えるかは分からないんですけど、Crazy Raccoonっていうプロゲーミングチームに僕のスタイリストを紹介したこともありました。「ヲタクっていうイメージを壊したい」って話を聞いたことをきっかけに紹介したんですけど、今ではゲーマーの世界大会にユニフォームを作って出場しています。そうやってゲーマーが表に出てくることで、ゲーマーのイメージが変わったり、人気が確立されたりするといいなと思います。日本にもゲーマーとして稼いでる人がたくさんいるし、あとは誰がきっかけになるかだけ。表に出ないだけで、今のYouTuberみたいにたくさんいるんですよ。
― ELLYさんがその道を切り拓いていくのは?
ELLY:僕は無理ですね。僕は「ゲーマーってイケてるよ」「ゲーマーって稼げるよ」ってことを伝える係。
― 広告塔のような。
ELLY:広告塔!それですね!あとはゲームの面白さを伝えたり、彼らと一緒にプレーしたり、普通に遊んだり。顔を見る機会がないだけでかっこいい人もいるし、そういうところから世間的な注目が上がってもいいと思うんです。
初のYouTube生配信、その裏側でELLYが抱く思いとは「今後はそのスタンスは終わり」
― 先日“リテイルローの村長”としてYouTubeの生配信も行われたかと思いますが、今後の計画は?ELLY:すでに考えてます。表で見せるのはダンスと音楽なので、それ以外で見せられる場所ってあまりなくて、前からもっと色々届けたいなと思っていたんです。Instagramだと時間が限られるけど、YouTubeの場合は2時間回したらそのまま届けられる。自分の1日のうちの2時間を皆に見せた、くらいの感覚なんです。今後としては、ゲームに限らず、ダラダラTVを観てる15分を流すだけでもいい。ライフスタイルを隠す必要はないと思うし、今後はそのスタンスは終わりだと思っています。
― そう思うようになったきっかけは何だったのでしょう?
ELLY:世界的にはそれが普通だからです。世界のセレブやアーティストは、「自分の乗ってる車はこれだよ」「家はこうだよ」って映るじゃないですか?日本はあまり出したがらないし、タブーのようなところがあるかもしれない。でも、今の子はリアルを知ってるから、私生活を見せてもいいと思う。僕のキャラクター的にもそうだし、アーティストはステージと音楽が自分が魅力を出せる一番の場所だから、それ以外は怖くない。だから、生配信でワーってなってもそのまま載せました。
― “リアル”を届けたいと。
ELLY:人間らしいのが一番強いと僕は思いますし、そういう意味でキム・カーダシアンはすごいなと思います。私生活も家も、喧嘩しているところまで全部見せる。でも、モデルとして出てくるときは綺麗に魅せる。全部さらけ出せるってすごいです。僕はYouTubeの生配信を自宅でやったんですけど、「ELLYの部屋ってこういう感じなんだ」って思ってもらいたかったんです。これからも色々出していきたいです。
― ELLYさんの新たな一面が見られそうですね。
ELLY:次は、料理をしているところの生配信をやろうと思ってます。朝起きて、卵焼いて…とか(笑)。ただただ30分流すだけ。ライブ感を大事にしていきたいです。ときには編集をすることがあるかもしれないですけど、できるだけそのままボンって流したいなと思ってます。
― では、最後に、ゲームが好きな子どもたち、“ゲーマー”に憧れる子どもたちに夢を叶える秘訣を教えてください。
ELLY:好きなことってどこまでも突き詰めようとするとだろうし、その途中で挫けても、それは自分の成長のためだと思ってやり続けて頑張って欲しいです。続けて頑張っていれば、成功に近づくことができる。今は環境も整ってるから、ダンスにしてもゲームにしても、僕らより絶対すごい存在になれると思います。
― ありがとうございました。
ELLYがゲーマーとして活動をはじめた裏側には、eスポーツの知名度拡大と、自身のリアルを届けたいという2つの思いがあった。「ライフスタイルを隠す必要はない」と語っていたELLYが、リアルを発信し、好きなことに真っ直ぐ取り組む姿に、背中を押される人たちが現れるかもしれない。(modelpress編集部)
三代目JSB #ELLY さんがモデルプレス読者にメッセージ✨“ゲーマー” #リテイルローの村長 として新たな挑戦!インタビューでは夢を追う若者へのメッセージも語ってくれました💫
— モデルプレス (@modelpress) 2019年4月7日
🔻インタビューはこちらからhttps://t.co/I569Dx63m2#三代目JSB #CrazyBoy @elly24soul pic.twitter.com/oNETtEZtgf
ELLYプロフィール
三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのパフォーマーとして活躍するほか、2010年よりヒップホップアーティストとしての別名義:CRAZYBOYとしても活動を開始。ゲームアカウント名“リテイルローの村長”として、新たな一面も見せている。2019年は、三代目 J SOUL BROTHERSとして、3月13日にニューシングル「Yes we are」をリリース。4月13日には全国ドームツアー「三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2019 “RAISE THE FLAG”」をスタートさせ、全15公演で70万人の動員を予定している。
【Not Sponsored 記事】
関連記事
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
日向坂46佐々木久美、渡邉美穂の卒業後心境に変化 “初代キャプテン”としての思いも語る【1st写真集「めくる日々」インタビュー】モデルプレス
-
日向坂46佐々木久美“週3ピラティス”で体作り 継続の秘訣とは?理想像はaespaニンニン【1st写真集「めくる日々」インタビュー】モデルプレス
-
“堺雅人の娘役でCM初出演”14歳の藤本唯千夏って?憧れは今田美桜&出口夏希 デビューのきっかけとは【注目の人物】モデルプレス
-
谷原七音「ジュノンボーイ」出場後の変化&芽生えた思いとは ランウェイデビューまでの体作りも明かす【モデルプレスインタビュー】モデルプレス
-
松坂桃李「御上先生」続編に言及 “全幅の信頼”岡田将生と撮影裏で相談していたこととは【インタビューVol.3】モデルプレス
-
堀田真由「見透かされているよう」接見室シーンでのこだわりとは 孤独な戦いの中で嬉しかった松坂桃李からの言葉【「御上先生」インタビュー後編】モデルプレス
-
藤田ニコル「ViVi」モデル加入時から27歳での卒業を意識 新たなスタートで「もう甘えられない」【インタビュー】モデルプレス
-
松坂桃李がプロ魂絶賛した「御上先生」 生徒キャスト 尊敬語る「自分も見習わなきゃ」【インタビューVol.2】モデルプレス
-
松坂桃李「御上先生」通じ変化した子供への接し方 父親として学んだこと「自分の人生においても持ち続けなきゃいけない」【インタビューVol.1】モデルプレス