超特急(左から)カイ、リョウガ、タクヤ、ユーキ、ユースケ、タカシ(画像提供:SDR)

<超特急インタビュー>大舞台で叶った諦めかけていた夢…リョウガ伴奏の「霖雨」裏話が胸アツすぎる!今振り返る初センター曲の思い出も

2019.03.27 08:00

メインダンサー&バックボーカルグループ・超特急がモデルプレスのインタビューに応じた。3月27日に早くも昨年12月7日に行ったさいたまスーパーアリーナ公演を収めたBlu-ray『BULLET TRAIN Arena Tour 2018 GOLDEN EPOCH AT SAITAMA SUPER ARENA』をリリースする彼ら。同会場での単独ライブは今回が初で自身最多の動員数を記録、感動を誘った公演の裏にあったいくつもの思いとは?

東西3公演で5万人を動員したアリーナツアー『GOLDEN EPOCH』の初日となったこの公演は、超特急史上最大キャパシティでのワンマンであり、「2018年の目標はさいたまスーパーアリーナ」と公言していた彼らにとって、まさしく念願成就となったステージ。天井から突き出す巨大スロープより6人がステージへと降り立つ壮大なオープニングから、メンバーのユースケが作詞・作曲した「超特急です!!!!!!!!」で2万3千人と熱狂したダブルアンコールまでを、漏れなく完全収録している。最新テクノロジーを駆使した可動式LEDパネル、80発に及ぶ火薬の特効と、ステージを彩った豪華な演出も見どころの一つだ。

超特急Blu-ray『BULLET TRAIN Arena Tour 2018 GOLDEN EPOCH AT SAITAMA SUPER ARENA』通常盤(画像提供:SDR)
超特急Blu-ray『BULLET TRAIN Arena Tour 2018 GOLDEN EPOCH AT SAITAMA SUPER ARENA』通常盤(画像提供:SDR)
超特急Blu-ray『BULLET TRAIN Arena Tour 2018 GOLDEN EPOCH AT SAITAMA SUPER ARENA』Loppi・HMV限定盤(画像提供:SDR)
超特急Blu-ray『BULLET TRAIN Arena Tour 2018 GOLDEN EPOCH AT SAITAMA SUPER ARENA』Loppi・HMV限定盤(画像提供:SDR)

Blu-rayだからこそじっくり見て!超特急メンバーが見どころアピール

― 大きな会場での迫力のライブはもちろんのこと、Blu-rayでは演出やカメラワークもたっぷり楽しめますが「ここを見てほしい!」というマニアックな見どころを教えてください。

カイ:ここでこのメンバーはこんな表情をしてたのかー!とか色々新しい発見があると思うので、そこですかね。推し以外のメンバーの知らなかった魅力の再発見もできるし、推しているメンバーの魅力をより深く知ることもできるし。

リョウガ:あれだけの運動なのでかなりの汗をかくのですが、最初の曲はサラサラなのに2曲目辺りからだんだんと潤ってきて、まぁそれこそ水も滴るいい男になっていく姿を見て欲しいです(笑)

タクヤ:このライブで初披露だった「PUMP ME UP」。踊りや歌はもちろんですが、表情をより注目して見てほしいです。振り付け師のえんどぅさんと拘りました。

ユーキ:そうですね…「霖雨」のソロで踊っている僕はかなり気持ちが入っていたので是非見ていただきたいです!

ユースケ:ダブルアンコールの「超特急です!!!!!!!!」は、ここで初披露となる楽曲だったので、楽曲のイメージであるヒーロー感をすごい大切にしたい、むしろさいたまスーパーアリーナでしか出来ないことやりたいと思いました!

そこで思ったのはポップアップで一人一人ジャンプで登場し、ヒーローっぽいセリフを言って曲スタート!という案です!ここはメンバーが本気でヒーローになった時のセリフを言っているので是非見ていただきたいオススメポイントです!

タカシ:LEDセクション、「Time Wave」の時に、パネルの後ろで僕は着替えているのですが、その早着替えの時間を数えてみてください!

超特急、初のさいたまスーパーアリーナ単独ライブの様子(画像提供:SDR)
超特急、初のさいたまスーパーアリーナ単独ライブの様子(画像提供:SDR)

ワンマンでは最大キャパ…超特急6人に不安はあった?

― 単独公演では最多動員。不安などはありましたか?

カイ:本当に埋まるのかなーと考えましたが、不安な部分を8号車の皆さんに見せちゃうと伝わる楽しさが100%伝わりきらないと思うので不安なことを考えるのは放棄しました(笑)

リョウガ:SSAと言ったらアニソンの聖地なので、その聖域でライブをする者として失礼の無いパフォーマンスが出来るかどうかの不安はありましたね。だけど乗車してくださった皆さんのお陰もあってその年の目標でもあったらSSAでのライブを成功に収める事が出来ました。

タクヤ:埋まるかなって不安に思っていました。チケットがどれくらい売れているのか気になって不安でしたね。

ユーキ:本番始まる直前まで本当に8号車のみんながいるのか不安で不安で仕方がなかったです。でもステージに立った瞬間に前から奥まで8号車のペンライトを持つ姿が見えてすごく感動しました!

ユースケ:やっぱり最初は不安で、この会場埋まるのか?って思っていました。でもこの会場に立つと決まった以上やるしかない!という気持ちに変わっていったので、不安はやる気になりました!

タカシ:正直不安だらけでした。さいたまスーパーアリーナという素晴らしい場所でライブをさせていただけるので、勿論失敗はできないし自分の中での自己ベストを更新できるように常に考えていました。

超特急、初のさいたまスーパーアリーナ単独ライブの様子(画像提供:SDR)
超特急、初のさいたまスーパーアリーナ単独ライブの様子(画像提供:SDR)
超特急、初のさいたまスーパーアリーナ単独ライブの様子(画像提供:SDR)
超特急、初のさいたまスーパーアリーナ単独ライブの様子(画像提供:SDR)

初センター曲の思い出

― メドレーではダンサーそれぞれの初センターの曲を披露。初めてセンターを務めた曲の思い出話などを教えてください。

カイ:「POLICEMEN」のMV撮影の場所が極寒でみんな凍えながら撮影していましたね。雪にも降られたし。あと当時はイヤモニがなかったので、イントロの入りが難しくてリハーサル終わりに毎回みんなで「5回連続で揃うまで帰れない」っていうチャレンジをやっていました。

カイ(画像提供:SDR)
カイ(画像提供:SDR)
リョウガ:僕の初めてのセンター曲は「Bloody Night」で、ガンダムに見守られながら僕がセンターだという発表を受けた記憶が今も濃く残っています。初めての披露で頭が真っ白になりイントロ部分の3秒くらい棒立ちになった苦い思い出があります。

リョウガ(画像提供:SDR)
リョウガ(画像提供:SDR)
タクヤ:当時は数ヶ月ぐらい後に加入した身なのに、2枚目の「Shake body」でいきなりセンター曲をもらっちゃっていいのかなと不思議に思っていました。サビのビューティーでアピールする箇所は、恥ずかしながらも毎回変えないとって、たくさんパターン作っていました。そのシングル以来、ブログの最後に「Beauty.」って書いていて、今じゃこっ恥ずかしい思い出です。

タクヤ(画像提供:SDR)
タクヤ(画像提供:SDR)
ユーキ:「TRAIN」は新大久保の路上で披露したり、フリーライブでいろんなところを回っていた時のことを思い出して、今と昔を交差しながらパフォーマンスしていました。当時は電車も「TRAIN」の衣装を着て移動していました(笑)

ユーキ(画像提供:SDR)
ユーキ(画像提供:SDR)
ユースケ:僕は、「ikki!!!!!i!」ですね!超特急になってから2年半くらいでやっとのセンターですから、色々な想いが爆発しましたね!センターはダンスも表情も全て見られるポジションなので、凄く意識した時期でもあったな。扇子ダンスもこの曲では初めてでしたし!ツアーでは本番で何度か扇子を落としちゃったこともあったり、あの時はミスが多かったけど、殺陣なども経験させてもらい凄く楽しかったです!そういえばユーキのズボン履いてない事件も「ikki!!!!!i!」の時期ですからね!(笑)もうあんなことはさいたまでは許されません!(笑)

ユースケ(画像提供:SDR)
ユースケ(画像提供:SDR)
― タカシさんはご自身のターニングポイントになった曲、とくに成長したなと思う曲はありますか?

タカシ:「Fashion」です。基本ファルセットベースの楽曲は超特急において珍しかったですし、なによりもこういう繊細な曲はダンスしながら歌うとなると、声がとてもブレやすいんです。走りながら裏声を出してみるとわかります(笑)でもダンスも抜きたくない自分のプライドもあったので、色々試して、違うな、これかな、やっぱ違うな、ってやった記憶があります。成長したというより、僕にとってのターニングポイントになりました。

タカシ(画像提供:SDR)
タカシ(画像提供:SDR)

「霖雨」で叶ったリョウガの母の願い ユーキがくれたきっかけ

― 「霖雨」ではリョウガさんがピアノ演奏を担当。感動のワンシーンとなりましたが、練習の裏話などがありましたら教えてください。

リョウガ:ライブの2ヶ月くらい前にユーキにピアノをやってもらおうと思っていると言われまして、その時は半分冗談に感じていたのでへらへらしていたのですが、その1ヶ月後に楽譜が渡され、その時に初めてSSAでピアノを弾くという自覚を持ったのでかなり不安になりました。

ピアノにちゃんと触れるのが10年以上ぶりなので楽譜を読むことすら苦戦したのに本格的になった焦りを感じ、プライベートの時間をほぼ全てピアノに費やしました。

そもそも僕がピアノを始めたきっかけは、母が僕に学校の音楽祭や卒業式などで伴奏を弾いてほしいという願いがあったらしく、その諦め掛けていた夢がユーキをきっかけに超特急のライブで叶い、ライブに来ていた母は涙を流していたというのを一緒に来ていた父、祖母から聞きました。

― タカシさんはリョウガさんの演奏での歌唱はいかがでしたか?合わせるのは難しかったなど大変だったこともあれば教えてください。

タカシ:(リョウガの伴奏で)歌えるというのはとても嬉しかったですね、それと同時になにか感慨深いものもありました。逆に僕よりリョウガの方が大変だったんじゃないかと思います…。

リョウガがピアノ伴奏を務めた「霖雨」(画像提供:SDR)
リョウガがピアノ伴奏を務めた「霖雨」(画像提供:SDR)

衣装担当タクヤ&総合演出ユーキが語るこだわりポイント

― この公演ではユーキさんが総合演出、タクヤさんが衣装デザインと、メンバーが制作に関わっていますが、こだわったポイントを教えてください。

タクヤ:「とにかくシンプルに」「K-POPのようなセクシーさを」「バラード曲の世界観にはまるように」大きくこの3つを考えて、制作しました。あとはメンバーによってパターンを変えたり、踊りやすいように生地を1から選んだり思い描いていたビジョンが明確にあったので割と作りやすかったです。あと「霖雨」でリョウガとタカシだけジャケットを着させたんですけど、胸元にそれぞれをイメージしたブローチをつけてもらって、観てる人にも分かるか定かではないほどですが、さりげなくポイントです(笑)

ユーキ:僕の中での裏テーマというか鍵となるのが「霖雨」だと思っていたので、リョウガにピアノ演奏をお願いしたり、大阪(既存)とは異なるパフォーマンス構成にしたり、8号車のみんなに今までとはまた違った驚きや感動を与えたかったので、「霖雨」が印象的になるように曲のバランスだったりを考えるのにとてもこだわっていました。あとはツアーのタイトル通り、壮大な感じの中にエモさというか超特急の意味。人間らしさを感じてもらえたら嬉しいです。

超特急、初のさいたまスーパーアリーナ単独ライブの様子(画像提供:SDR)
超特急、初のさいたまスーパーアリーナ単独ライブの様子(画像提供:SDR)
超特急、初のさいたまスーパーアリーナ単独ライブの様子(画像提供:SDR)
超特急、初のさいたまスーパーアリーナ単独ライブの様子(画像提供:SDR)

“黄金時代”の超特急の姿

― 「GOLDEN EPOCH(黄金時代)」と謳った公演でしたが、この先思い描く黄金時代の超特急の姿を教えてください。

カイ:1人1人がさまざまな分野で活躍し、6人集まったときにより輝くことができるのが理想の形だと思います。

ユースケ:どんなステージでも8号車を乗せて輝いている姿を見せていきたいです。8号車の笑顔をいつまでも守れる姿でいたいです!

超特急、初のさいたまスーパーアリーナ単独ライブの様子(画像提供:SDR)
超特急、初のさいたまスーパーアリーナ単独ライブの様子(画像提供:SDR)
超特急、初のさいたまスーパーアリーナ単独ライブの様子(画像提供:SDR)
超特急、初のさいたまスーパーアリーナ単独ライブの様子(画像提供:SDR)
― ありがとうございました。

ダンサブルで一緒に盛り上がれる楽曲、コミカルで心を掴んで離さない楽曲、クールで6人のかっこよさを際立てる楽曲、胸を打つバラード…。超特急のライブにはそのどれもが詰まっている。さまざまなテイストの楽曲でいろんな姿を見せてくれる超特急だが、今回のインタビューでもメンバーが話題にあげ、いっそう力を入れていたのが「霖雨」だ。リョウガによるピアノ演奏によるこの日限りの演出となったが、そこにはいくつもの思い、エピソードがあった。感動を誘った「霖雨」はもちろん、さいたまスーパーアリーナでの超特急の勇姿をライブBlu-rayで確かめてほしい。(modelpress編集部)

超特急、初のさいたまスーパーアリーナ単独ライブの様子(画像提供:SDR)
超特急、初のさいたまスーパーアリーナ単独ライブの様子(画像提供:SDR)

超特急 プロフィール

メインダンサーのカイ(2号車)、リョウガ(3号車)、 タクヤ(4号車)、ユーキ(5号車)、ユースケ(6号車)とバックボーカルのタカシ(7号車)からなる6人組。2011年12月25日に結成。2012年6月にデビューシングル「TRAIN」を発表。その後も立て続けにシングルやアルバムをリリース。エンタテイメント性の高いパフォーマンスと、8号車と呼ばれるファンとの一体感ある参加型ライブが話題を呼び、ライブチケットは毎回秒速完売。
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