大原櫻子「カノ嘘」から始まった5年間 大学も仕事も投げ出さなかった理由とは<モデルプレスインタビュー>

【大原櫻子/モデルプレス=3月13日】大原櫻子(おおはらさくらこ・23)がデビュー5周年を記念したベストアルバム「CAM ON!~5th Anniversary Best~」を発売した。映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」のヒロイン役を射止めて走り出したシンデレラストーリー。順風満帆、いつも笑顔で明るくて元気、彼女のパブリックイメージはきっとそうなのだろうが、その裏ではそれ相応の苦労も経験もしてきている。ただ続けられた理由はとてもシンプル、「笑顔になってくれる人がいるから」だ。「自分が大変という理由で辞めるのは、応援してくれる方々を裏切ることになるので、絶対にしたくない、できない!」――――モデルプレスは“大原櫻子の5年間”について本人に迫った。
モデルプレスのインタビューに応じた、大原櫻子(C)モデルプレス
モデルプレスのインタビューに応じた、大原櫻子(C)モデルプレス

大原櫻子、デビュー5周年ベストアルバム発売

大原櫻子(C)モデルプレス
大原櫻子(C)モデルプレス
― デビュー5周年、おめでとうございます!

大原:ありがとうございます。5年っていい区切りとはいえ、まだ新人なんですよね。これからまた新しいスタートだなっていう感じ。まだやりきった感は全くないです。でもこのベストアルバムには、これまでの5年間がギュッと詰められているので、ぜひ聴いてほしいです。

― 今回は23歳ということで、23曲をセレクトしたとか。

大原:はい!今回は自分のこういう面を見せたいというよりは、ファンの方がどの曲を入れたら喜んでくれるかなっていうのを想像しながら23曲を選びました。

大原櫻子(C)モデルプレス
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― 真っ先に入れようと思った曲はどれですか?

大原:「踊ろう」です。

― 意外です。でも全体的にライブで盛り上がる曲が多いなと思いました。

大原:そうなんです。私も意外だったんですけど、ライブでやってほしい曲を募集したとき、「踊ろう」が上位にきていて。「のり巻きおにぎり」と「いとしのギーモ」はライブの定番!どちらも入れちゃいました(笑)。みんなが笑顔になって楽しめる曲というのは選考基準になっています。

大原櫻子が大学も仕事も投げ出さなかった理由

大原櫻子(C)モデルプレス
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― この5年間、楽しいときもあれば、一方で辛いときもあったと思います。特に大変だった時期はいつですか?

大原:やっぱり学業と両立していたときですね。特にラジオで「オールナイトニッポン0」をやってドラマでは「水球ヤンキース」をやっている中、学校にも行かないといけない時期は大変でした。体力も限界で、自分が今どこにいるかも分からないような感じで。

― どのように乗り越えたんですか?

大原:友だちにはもう大学無理かもって相談は何回かしていました。でもその友だちが「辞めるのは簡単だよ」って言ってくれたので踏みとどまって。私、大学に入学するまでに1回、AO入試で落ちているんです。それを知っているからこそ「あんなに大変な思いをしたのにいいの?」って。

大原櫻子(C)モデルプレス
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― 大学ではなく、仕事を辞めてしまいたい、と思ったことはないですか?

大原:それはないです。自分が大変という理由で辞めるのは、応援してくれる方々を裏切ることになるので、絶対にしたくない、できない!辛くて泣いちゃったことはありましたけど、お仕事を辞めるというのは考えたことないですね。

― 落ち込んだとき、これまでどのように気持ちを上げてきましたか?

大原:悩んでいない人っていないと思うんです。みんな悩むことはあるんだから、って思うと少し前向きになれました。でも一昨年の11月頃は、ピークで心が疲れていて。なんて言えばいいんだろう…毎日刺激はあるのに、ずっと同じ景色を見ている感覚になってしまったというか。なのでその殻を破りたくて、一人でニューヨークに行きました。

大原櫻子、弾丸ニューヨーク旅行で得たもの

大原櫻子(C)モデルプレス
大原櫻子(C)モデルプレス
― シングルでいうと「さよなら」あたりですね。

大原:そうです。当時は初の主演舞台があって、音楽業もあって、ずっと休みがなくて。インプットしないとおかしくなりそうだったので、思い切ってニューヨークに行きました。でも行って本当に良かったです。ありきたりなんですけど、自分の小ささに改めて気付かされました。

― それはやっぱりブロードウェイのミュージカルを観て?

大原:はい、3泊5日の弾丸の旅だったんですけど、ミュージカルを3つも観ました。本当にすごくて震えちゃって、どれだけ練習したらこの人たちに追いつけるんだろう、とか思っていたら、自分の悩みの小ささに気付かされて。悩む余裕があるんだったらもっと自分の実力を磨かないとって思いました。

大原櫻子(C)モデルプレス
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― それを経てからの舞台になりますが、昨年の「メタルマクベス」で見せた大原さんの演技と歌は、役どころもあるでしょうが、凄みが増していました。共演者に迫る声のトーン、勢い、動きなど。

大原:「メタルマクベス」は最近の仕事では、一番大きな壁だったと思います。46公演っていうのも本当に大変で…「メタルマクベス」が終わってからも、声がかすれていたんですけど、半年経って、ようやくかすれなくなってきました。たぶんそれだけ喉を酷使していたんだと思います。

大原櫻子の原点「カノ嘘」を改めて振り返る

大原櫻子(C)モデルプレス
大原櫻子(C)モデルプレス
― 先月「カノ嘘」で劇中バンド「MUSH&Co.」を組んだ吉沢亮さん、森永悠希さんと“同窓会”をしたことをインスタグラムで明かしていましたね。

大原:はい、集まりました!面白いもので、今の方がみんな心を開いているんですよね(笑)。おりょう(吉沢)は本当に歌が上手くて、もーりー(森永)はお茶立てがとってもお上手です。でも当時はプロデューサーさんから敬語をなくせって言われるくらい距離があって。今では考えられないです。


― そうなんですね(笑)。「カノ嘘」は紛れもなく大原さんの原点だと思うのですが、改めて振り返ってみて、どんな思い出がありますか?

大原:当時はとにかくがむしゃらでしたね。でもがむしゃらすぎて覚えていないというよりは、事細かにいろんなことを覚えています。撮影に行く前、どんな朝ご飯を食べて、どんな太陽が見えて、リビングでなにをしていたとか。撮影は毎日緊張の連続、小枝理子ちゃんになるということでダイエットもしないといけなかったので、息抜きする暇はなかったですね。撮影が終わったら夜ジムに行っての繰り返し。いろんな疲れから体にブツブツもできちゃって。でも本当に楽しくて、毎日充実していました。

大原櫻子(C)モデルプレス
大原櫻子(C)モデルプレス
― 佐藤健さんとのやり取りで印象に残っていることはありますか?

大原:健さんにご迷惑をかけないためにはどうしたらいいのか、ということをずっと考えていました。私の入っていた部活がすごく厳しくて、先輩って壁があるものというか、自分から話しかけてはいけないものって植え付けられていたのでなおさら(苦笑い)。最初は健さんと話していても「はい、はい…」みたいな感じでした(笑)。でも本当にフランクな方で、芸能界の厳しさはそこじゃないからって言ってくださったのは、当時の自分にとってすごく大きかったのを覚えています。

大原櫻子、5年間で気づいた“夢を叶える秘訣”

大原櫻子(C)モデルプレス
大原櫻子(C)モデルプレス
― この5年間、モデルプレスのインタビューで何度もお聞きしたんですけど、改めてこの5年間を総括して、今、大原さんが思う“夢を叶える秘訣”をお聞きしたいです。

大原:何事も経験すること、何事も練習することですね。私の場合、自分のスキルを高めることは常に意識しています。その積み重ねで、できることの幅も広がって、新しい出会いもあったので。あとは固執しなくなったときに道が開けている気がします。

私の場合、『カノ嘘』が受からなかったら、大学受験もあるし、もうオーディションを受けるのは止めようと思っていて。そうしたらそれまで追い詰められてがむしゃらにやっていた分、ふっと力が抜けて自分らしさを出せたんですよね。

とはいえ、私もまだ夢を叶えられていない一人。ニューヨークに行って、やっぱりいつかブロードウェイの舞台に立ちたい、海外で歌を歌いたいと改めて思いました。アメリカをはじめ世界の人たちにも受け入れられる表現者になりたいです。それに向けてこれからも頑張っていけたらと思います。

― ありがとうございました。

大原櫻子(C)モデルプレス
大原櫻子(C)モデルプレス
(modelpress編集部)

大原櫻子(おおはら・さくらこ)プロフィール

1996年、東京都生まれ。日本大学藝術学部映画学科卒業。2013年、映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」全国ヒロインオーディションで5000人の中から抜てきされ、スクリーン&CD同時デビューを果たす。2014年、女優として「日本映画批評家大賞 “新人賞”」、歌手として「第56回輝く!日本レコード大賞“新人賞”」を受賞。以降、歌手活動と並行して、数々のテレビドラマや舞台へ出演。2019年2月、戸田恵梨香とのダブル主演映画「あの日のオルガン」(平松恵美子監督)が公開中。

大原櫻子(C)モデルプレス
大原櫻子(C)モデルプレス
今回もやっぱりモデルプレスのロゴを食べる“さくちゃん”(C)モデルプレス
今回もやっぱりモデルプレスのロゴを食べる“さくちゃん”(C)モデルプレス

デビュー5周年記念ベストアルバム「CAM ON!~5th Anniversary Best~」収録曲(2枚組)

大原櫻子ベストアルバム「CAM ON!~5th Anniversary Best~」通常「くるくる」盤(提供写真)
大原櫻子ベストアルバム「CAM ON!~5th Anniversary Best~」通常「くるくる」盤(提供写真)
大原櫻子ベストアルバム「CAM ON!~5th Anniversary Best~」初回限定「ねじねじ」盤(提供写真)
大原櫻子ベストアルバム「CAM ON!~5th Anniversary Best~」初回限定「ねじねじ」盤(提供写真)
大原櫻子ベストアルバム「CAM ON!~5th Anniversary Best~」初回限定「うねうね」盤(提供写真)
大原櫻子ベストアルバム「CAM ON!~5th Anniversary Best~」初回限定「うねうね」盤(提供写真)
<Disc-1>
1.サンキュー。/1stシングル
2.青い季節/3rdアルバム「Enjoy」収録曲
3.のり巻きおにぎり/1stアルバム「HAPPY」収録曲
4.マイ フェイバリット ジュエル ※7thシングル
5.キミを忘れないよ/4thシングル
6.サイン/2ndアルバム「V」収録曲
7.明日も/映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」挿入歌
8.真夏の太陽/3rdシングル
9.Happy Days/1stアルバム「HAPPY」収録曲
10.大好き/5thシングル
11.ひらり/6thシングル
12.さよなら/8thシングル
13.Joy & Joy/3rdアルバム「Enjoy」収録曲
14.踊ろう/2ndアルバム「V」収録曲

<Disc-2>
1.Jet Set Music!/3rdアルバム「Enjoy」収録曲
2.READY GO!/1stアルバム「HAPPY」収録曲
3.いとしのギーモ/3rdアルバム「Enjoy」収録曲
4.瞳/2ndシングル
5.頑張ったっていいんじゃない/映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」スピンオフシングル
6.Over The Rainbow/1stアルバム「HAPPY」収録曲
7.遠くまで/9thシングル「泣きたいくらい」c/w曲
8.泣きたいくらい/9thシングル
9.ちっぽけな愛のうた/映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」挿入歌
10.明日も(Reprise version)
11.卒業(Reprise version)
12.ちっぽけな愛のうた(Reprise version)

大原櫻子(提供写真)
大原櫻子(提供写真)

大原櫻子(C)モデルプレス
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