志尊淳×浅香航大×小越勇輝×堀井新太「渋谷のど真ん中で1人ずつハグ」に親睦深めた焼肉会…沖縄での“とにかく可愛い”思い出も<モデルプレスインタビュー>
2018.06.09 09:00
views
「劇場版 ドルメンX」(6月15日公開)で主演をつとめる志尊淳(23)、共演の浅香航大(25)、小越勇輝(24)、堀井新太(25)が、モデルプレスのインタビューに応じた。同作は、高木ユーナ氏の同名コミックを原作に、地球侵略をもくろむイケメン宇宙人がトップアイドルを目指す姿を描いた“スポ根系アイドル青春コメディー”。ある惑星から地球にやってきたイケメン宇宙人、隊長を志尊・イチイを浅香・ニイを小越・サイを堀井が演じる。
劇中では「1日8時間練習」で磨き上げた志尊ら4人の歌やダンスも注目だが、夢を追いかける若者ならではの葛藤、嫉妬、絶望といったキラキラした側面だけではない裏側が描かれている点も見どころに。夢を叶えるため、本気でぶつかり合う彼らの台詞はメッセージ性が高く、ドラマ放送時にも話題を集めていた。
今回のインタビューは、4人が参加した「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」で実施。沖縄でのエピソードをはじめ、同世代らしい“わちゃわちゃトーク”、作品にちなんだ“熱いトーク”までたっぷりと語ってもらった。
志尊:僕はまだ何もしてないです。でも、3人は国際通りに行ってたよね?
浅香・小越・堀井:そうそう。
志尊:僕は置いていかれました。
一同:(笑)
志尊:誘われなかった…。
堀井:買い出し頼まれました、パシリです。
一同:(笑)
志尊:僕は先にメイクがあったんです(笑)。そこを歩いたんでしょ?(※取材場所のすぐ前が国際通り)
堀井:もうすぐそこの通り。
― 皆さん沖縄は初めてですか?
小越:僕は初めてです。
堀井:だからすごく可愛かったんですよ。3人でコンビニ行ったんですけど、沖縄のコンビニって地元のお土産が売ってあるじゃないですか?何を買うのかな?って思ったら、ね?
小越:沖縄コーナーみたいなのがあって、何があるのかな?って見たら、紅芋タルトとかシークワーサーの飴とか色々あって…
浅香:ちんすこうとか海ぶどうとか。
堀井:沖縄初だし、そういうものを買うのかな?って思ったら…
小越:アイスコーヒーを買いました。
一同:(笑)
堀井:普通にね(笑)。見たかっただけなんだよね。
小越:いかに沖縄感を味わうか。
― 写真を撮ったとか?
小越:撮ってないです(笑)。コンビニで写真撮って怒られたら嫌だなって。
堀井:可愛いかよ。
浅香:可愛いね。
志尊:もうね。
小越:僕じゃなくて、ニイが可愛いんですよ。
堀井:いや、可愛いよ。僕ら衣装脱いじゃってるのに、ちゃんと着てる。(※この日は役衣装で撮影。インタビュー時には志尊・浅香・堀井は帽子とジャケットを脱いでいた)
志尊:プロ意識から違うよね。
小越:いやいや…
― 舞台挨拶などでも皆さん小越さんを「可愛い可愛い」と。はじめから、この関係性ですか?
志尊:僕は同い年で15歳から知っているし、芸歴では先輩なので、「可愛い」なんて恐れ多くて言えないんですけど…。
堀井:言ってるよ(笑)。
志尊:まあ…可愛いですよ(笑)。
― (笑)。お2人は「ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン」(2011年)以来の再共演で。
志尊:最初は仲良くなるのに1年半くらいかかったんです。2人でご飯は行ったことないんですけど、誕生日会とかには来てくれて。
小越:頻繁に会っていたわけじゃないけど、グループで会っていましたね。
志尊:で、久々に会ったら何て可愛いんだ!?って。ほかの2人とは勇輝初めてだよね?
小越:初めましてです。
志尊:最初は航大くん、勇輝とちょっと距離あったよね?
浅香:人見知りしたね。
志尊:慣れてからの距離の詰め方が尋常じゃなかった(笑)。
一同:(笑)
― それは何かきっかけが?
浅香:玉ちゃん(玉城ティナ)も交えて、皆で食事に行ったときだと思います。そこから変わりました。
志尊:あれは行ってよかったよね。
― クランクイン後ですか?
志尊:ダンス練習はしてたんですけど、まだ撮影には入ってなかったです。僕は皆知り合いだったので、航大くんと一緒に企画しました。玉ちゃんは特に紅一点だから、やり辛い部分もあるかな?と思って。そしたら、皆「行きます!」ってすぐに集まってくれました。
― 何を食べたんですか?
浅香:焼肉です。
堀井:うまかった~。
志尊:お酒も飲んで。
堀井:ね。
浅香:あれからは早かったね。
小越:航大くんは印象が変わりました。やっぱり最初は人見知り同士距離があったので、どうしよう?って思ってたんですけど、焼肉以降は明るくて面白い人なんだなって。
浅香:(小越の方を見つめながら聞いている)
小越:楽しい一面を見れてよかったなと思いました。人間だったって。
志尊:あと、クランクイン前のダンス練習っていうのが、長いときは1日8時間くらいあったので、その時間も大きかったと思います。苦労したとかじゃないんですけど、体力的にはきつい部分があったので、その時間を共有したからこそ話せることが確実にあったんじゃないかなと。
― 1日8時間…絆が深まりそうです。
堀井:1日の3分の1です。
浅香:おおー!
堀井:半端なくないですか?寝るのに8時間でしょ?ダンスに8時間だと残り8時間しかない!恐ろしい!
一同:(笑)
志尊:すみません。僕が代わりに喋りますので。補っていくスタイルを取らせていただきます。
― 仲が良い(笑)。
志尊:いやいや全然!
堀井:嘘つくなよ!昔から仲良いです。
志尊:僕は勇輝だけじゃなくて、皆15、16歳のときから知ってるんですよ。今回久々に会えて嬉しかったです。
堀井:俺とはしょっちゅう会ってるじゃん?
志尊:皆何も変わらなくて。(1回堀井を無視)
堀井:俺とはしょっちゅう会ってるじゃん?(2回目)
志尊:うん、会ってるね。
― 仲良し。
堀井:そうなんです。
志尊:いや。
堀井:そうだろ!「新ちゃん今日何してる?」って連絡してくるじゃん!?俺もよくするし…。
志尊:…うん。
堀井:でしょ?
志尊:プライベートで5本の指に入るくらい会ってる(笑)。
堀井:ね!
― そんなに!
志尊:普段会ってるから、逆に新ちゃんと仕事してるって不思議でした。何で新ちゃん現場にいるんだろう?って。
堀井:俺だって役者だよ?
一同:(笑)
志尊:あれ?なんで今日スタジオにいんの(笑)?
一同:(笑)
堀井:俺素人かよ(笑)!
志尊:(笑)。プライベートで会ってる時間が長いから照れくさかったです。
堀井:分かる。顔合わせとか、本読みしてる感じね。挨拶してると“うー”って。
志尊:“うー”ってなったね。
堀井:かゆい。
志尊:航大くんとは「タンブリング」(舞台、2012年)のときだから、5、6年ぶりかな?各々が違う道に進んでいってそれでまたお芝居を重ねられることが、すごく楽しみでした。
浅香:本当にそうでした。僕も楽しみでしたし、新太とも。
堀井:「(花ざかりの君たちへ)イケメン☆パラダイス)」(フジテレビ系ドラマ、2011年)以来でしたね。
志尊:何パラダイス?
堀井:イケメン。
一同:(笑)
堀井:何で笑うの?いや、イケメンだよ?
一同:(笑)
志尊:知ってるよ。
堀井:一応。
志尊:爽やか系イケメンでしょ?
堀井:そうだよ。そういう感じ。でもね当時は、まだドラマ2本目とかのときだったんです。
浅香:俺も連ドラ初だったな~。
堀井:そうなんだ。そのときより出番も増えて、任されることも大きくなってきて、今また一緒に作品をやれるっていうのは楽しいですよね。
― 同世代だとそういう楽しみもありますよね。
志尊:そうですね。
堀井:同世代が集まると、やっぱり違いますね。話しやすいですし、考えていることとか目標も似ているから。
― そういったアツいお話も現場ではされましたか?
堀井:撮影現場でも飲んだときにもしました。
志尊:最初の焼き肉以外にも、何回か皆で飲みに行ったんです。
浅香:皆本当にアツいですよ。
小越:そうですね。
浅香:僕がよく飲みに行くバーで飲んだことがあったんですけど、僕ら4にの席だけ異様な空気感になってました(笑)。現場の話もするし、仕事の話もするし、周りの人が近づきにくかったって後で言われました。
志尊:本当に仲が良いなって思います。撮影最後の日にご飯行ったんですけど、僕が次の日早かったので先に帰るって行ったら、渋谷のど真ん中で1人ずつハグしたんですよ。「本当に皆ありがとう!」みたいな(笑)。言葉にするのも照れくさいんだけど、それくらい本当に短期間で愛を注いだ作品になったんだなと思いました。勇輝とかあんまりアツいの好きじゃないのに…
小越:(笑)。そんなことないですよ?
堀井:何なら最後、1番アツかったよ。
志尊:クランクインアップした日なので、すごく印象に残ってます。
― 渋谷だとファンの方に見られていた可能性も…?
堀井:その最高な瞬間をね。
浅香:撮られればよかったなー。
― そこまでアツい仲になったのは、今回の役柄も関係がありそうですね。
志尊:それはあると思います。アイドルを目指すのも俳優も目指すのも通ずるところがあるなと思ったので、そこは大事にして演じていましたし、僕らがそのとき感じていたことをぶつけていきたいなっていう思いはありました。
堀井:見栄とか嫉妬とかプライドとか、全部の職業に当てはまる気がするんです。この作品を見たら、そういうところを感じられるし、自分のここを直さなきゃとか、ここは真似したいとか何かしら思う場面がそれぞれにあると思います。
志尊:ドラマのオンエアを観て、個々が自分の問題に命がけで向き合って、不器用ながらも真っ直ぐに向かっていく姿勢って、素敵だなと思いました。自分はそんなに向き合えなかったので。
― それは過去の経験上ということですか?
志尊:そうですね。あんなに真っ直ぐ正直に言えないです。頑張っている姿は素敵です。
― 頑張っている姿は人の心を打ちますよね。
堀井:本当にそう思います。普通は仲間にあんなこと言えないだろうし…本心では皆思っていても、面と向かって言う機会はないですよね。
― 特に印象に残っている台詞やシーンはありますか?
浅香:新太の曲作りについて語るシーンが好きです。サイが曲作りを任されるんですけど、なかなか完成しなくて、周りから「早く聞かせて」って言われたときに、それを拒むんですけど、「(曲作りが)好きだから辞められないし、好きだから人前に出すのが怖い」っていう。
堀井:「そんなの誰も見てねえんだよ」みたいなことを言われるんですけど、あのストレートさがいいですよね。
志尊:気づいているんだけど、人に直接言われるとプライドがね。
堀井:そういう見栄とかプライドとか、本当はいらないんだよね。未だにある。かっこ悪いところは見せられないなとか、思ってしまうんです。
― そういうメッセージ性の強さがこの作品の魅力ですよね。
堀井:伝わってほしいです。
浅香:この世代が集まって演じたからこそ、共感できたし、伝わるんだろうなと思いました。
堀井:野球部だったんですけど、始めたのが小学校6年生のときで、ほかの人より遅かったんです。なので、中学校になっても試合に出られなくて、そのときに同級生から「お前のユニフォームだけ汚れてねえな」って面と向かって言われたことがあって。めちゃくちゃ腹が立ったんですけど、その言葉で火がついて、とにかく努力して2年生のときにレギュラーを勝ち取ったんです。そのときに、結局自分が努力して頑張らないと夢は叶わないと思いました。
志尊:この間ある先輩俳優さんと共演したとき、現場で「俺は命がけでやってんだよ!」って本気の顔でおっしゃってるのを見たんですけど、それが自分と向き合うきっかけになりました。僕はあまり夢とか目標がないタイプなんですけど、それをお聞きしたときに、その言葉って相当な覚悟があるから言えることだし、自分を追い込んでるってことでもあるし、本気が伝わってきて、命がけって何だろう?って。自分は命がけでできてるかな?とか、自分ってまだまだかもしれないって考えて、自分ができる限りのことをやることが夢とか目標に近づける秘訣なのかもしれないと思えました。
小越:僕はピュアさだと思います。ゴールが全然見えなくても、目の前に来た壁に真摯にぶつかっていきたいなと思いますし、そのためには初心を忘れないことが大事だなと思ってやっています。忘れないようにとは思っても、どこかで薄れていってしまうこともあるので、ときどき見つめ直すことも必要かなと。
浅香:僕も努力です。「努力は報われる」って言葉がすごく好きで昔からずっと言ってるんですけど、これは自分に問う言葉だと思っています。好きなことに対して本気で努力できるって幸せだと思いますし、素敵なことだと思います。
― では、最後になりますが、モデルプレス読者にこの映画の見どころをぜひお願いします!
小越:SNSが発達したこともあって、人と真っ直ぐぶつかることが少なくなってしまったかもしれないけど、人に何かを伝えたり、意見をぶつけ合ったりして刺激を受けると成長できると思うんです。この映画は単純に笑える面白い映画でもあるけど、そういうメッセージ性が込められているので、そこも今持っている心で感じていただきたいです。
志尊:人によって刺さる部分とか観点っていうのは変わってくると思うんですけど、どのキャラクターにも共通しているのは、完成していないけれど夢に向かって全力で突き進んでいるってことだと思っていて、それが初心を思い出させてくれるはずです。頑張っている姿は輝いて見えますし、素敵だなと思ってもらえると思います。この作品が、夢や目標に向かっている人の何か足がかりになればいいなと思い、一生懸命やらせていただきましたので、楽しんでいただきたいです。
堀井:一生懸命頑張ることの大切さが描かれている作品なので、観ていただいた方は何か得るものがあるんじゃないかなと思います。誰のSNSでもいいですし、映画の公式SNSもありますので、ぜひ感想を送っていただければ。そういう反応があると、僕らは嬉しいです。
浅香:絶対に楽しめます。このメンバー、スタッフさんでできたことが心から楽しかったので、それがスクリーンにも映っているはずです。自分の気持ちを真っ直ぐに伝えられること、素直に生きること、何か感じ取っていただければと思います。
志尊:本当に小難しいことは何も考えず、観ていただいて楽しんでいただける自信がある。それくらい僕らの思いが込められた作品になっていますので、よろしくお願いします!
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
出演:志尊淳/浅香航大 小越勇輝 玉城ティナ/桐山漣 堀井新太/白洲迅 青木さやか ほんこん MAG!C☆PRINCE 横山由依(AKB48)/徳井義実(チュートリアル)
原作:高木ユーナ「ドルメンX」(小学館「ビッグコミックス」刊)
監督:小室直子
音楽プロデューサー:くっきー(野性爆弾)
主題歌:ドルメンX「参上!!ドルメンX」
劇中歌:ドルメンX「ナミダまで心臓(ハート)」
<あらすじ>
ある惑星から地球にやってきたイケメン宇宙人、隊長(志尊淳)・イチイ(浅香航大)・ ニイ(小越勇輝)・サイ(堀井新太)と、アイドルヲタク女子の ヨイ(玉城ティナ)。彼らの使命は、緑と水が豊富な惑星・地球を 「汚さず、戦争もせず、地球人に気づかれることなく侵略」すること。
「トップアイドルになれば、地球侵略できんじゃね?」と軽い気持ちからアイドルを目指すことにした隊長たちは、手始めに「ジャノ ン・スーパーボーイ・コンテスト」を受けてみるも、ナメてかかったら、さあ大変!
キラキラしているように見えて、嫉妬や絶望など闇の感情が渦巻くアイドル業界。果たして、ドルメンXのメンバーは、厳しいアイドルの世界でトップの座を掴むことが出来るのか?
今回のインタビューは、4人が参加した「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」で実施。沖縄でのエピソードをはじめ、同世代らしい“わちゃわちゃトーク”、作品にちなんだ“熱いトーク”までたっぷりと語ってもらった。
志尊淳ら、“とにかく可愛い”小越勇輝の「プロ意識」に脱帽?
― 「ドルメンX」で「沖縄国際映画祭」に参加です。沖縄には先程到着されたということですが、いかがですか?志尊:僕はまだ何もしてないです。でも、3人は国際通りに行ってたよね?
浅香・小越・堀井:そうそう。
志尊:僕は置いていかれました。
一同:(笑)
志尊:誘われなかった…。
堀井:買い出し頼まれました、パシリです。
一同:(笑)
志尊:僕は先にメイクがあったんです(笑)。そこを歩いたんでしょ?(※取材場所のすぐ前が国際通り)
堀井:もうすぐそこの通り。
― 皆さん沖縄は初めてですか?
小越:僕は初めてです。
堀井:だからすごく可愛かったんですよ。3人でコンビニ行ったんですけど、沖縄のコンビニって地元のお土産が売ってあるじゃないですか?何を買うのかな?って思ったら、ね?
小越:沖縄コーナーみたいなのがあって、何があるのかな?って見たら、紅芋タルトとかシークワーサーの飴とか色々あって…
浅香:ちんすこうとか海ぶどうとか。
堀井:沖縄初だし、そういうものを買うのかな?って思ったら…
小越:アイスコーヒーを買いました。
一同:(笑)
堀井:普通にね(笑)。見たかっただけなんだよね。
小越:いかに沖縄感を味わうか。
― 写真を撮ったとか?
小越:撮ってないです(笑)。コンビニで写真撮って怒られたら嫌だなって。
堀井:可愛いかよ。
浅香:可愛いね。
志尊:もうね。
小越:僕じゃなくて、ニイが可愛いんですよ。
堀井:いや、可愛いよ。僕ら衣装脱いじゃってるのに、ちゃんと着てる。(※この日は役衣装で撮影。インタビュー時には志尊・浅香・堀井は帽子とジャケットを脱いでいた)
志尊:プロ意識から違うよね。
小越:いやいや…
― 舞台挨拶などでも皆さん小越さんを「可愛い可愛い」と。はじめから、この関係性ですか?
志尊:僕は同い年で15歳から知っているし、芸歴では先輩なので、「可愛い」なんて恐れ多くて言えないんですけど…。
堀井:言ってるよ(笑)。
志尊:まあ…可愛いですよ(笑)。
― (笑)。お2人は「ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン」(2011年)以来の再共演で。
志尊:最初は仲良くなるのに1年半くらいかかったんです。2人でご飯は行ったことないんですけど、誕生日会とかには来てくれて。
小越:頻繁に会っていたわけじゃないけど、グループで会っていましたね。
志尊:で、久々に会ったら何て可愛いんだ!?って。ほかの2人とは勇輝初めてだよね?
小越:初めましてです。
志尊:最初は航大くん、勇輝とちょっと距離あったよね?
浅香:人見知りしたね。
志尊:慣れてからの距離の詰め方が尋常じゃなかった(笑)。
一同:(笑)
― それは何かきっかけが?
浅香:玉ちゃん(玉城ティナ)も交えて、皆で食事に行ったときだと思います。そこから変わりました。
志尊:あれは行ってよかったよね。
― クランクイン後ですか?
志尊:ダンス練習はしてたんですけど、まだ撮影には入ってなかったです。僕は皆知り合いだったので、航大くんと一緒に企画しました。玉ちゃんは特に紅一点だから、やり辛い部分もあるかな?と思って。そしたら、皆「行きます!」ってすぐに集まってくれました。
― 何を食べたんですか?
浅香:焼肉です。
堀井:うまかった~。
志尊:お酒も飲んで。
堀井:ね。
浅香:あれからは早かったね。
志尊淳×浅香航大主催“焼肉会”で親睦深める
― その“焼肉会”の前後で印象が変わった人などはいましたか?小越:航大くんは印象が変わりました。やっぱり最初は人見知り同士距離があったので、どうしよう?って思ってたんですけど、焼肉以降は明るくて面白い人なんだなって。
浅香:(小越の方を見つめながら聞いている)
小越:楽しい一面を見れてよかったなと思いました。人間だったって。
志尊:あと、クランクイン前のダンス練習っていうのが、長いときは1日8時間くらいあったので、その時間も大きかったと思います。苦労したとかじゃないんですけど、体力的にはきつい部分があったので、その時間を共有したからこそ話せることが確実にあったんじゃないかなと。
― 1日8時間…絆が深まりそうです。
堀井:1日の3分の1です。
浅香:おおー!
堀井:半端なくないですか?寝るのに8時間でしょ?ダンスに8時間だと残り8時間しかない!恐ろしい!
一同:(笑)
志尊:すみません。僕が代わりに喋りますので。補っていくスタイルを取らせていただきます。
― 仲が良い(笑)。
志尊:いやいや全然!
堀井:嘘つくなよ!昔から仲良いです。
志尊:僕は勇輝だけじゃなくて、皆15、16歳のときから知ってるんですよ。今回久々に会えて嬉しかったです。
堀井:俺とはしょっちゅう会ってるじゃん?
志尊:皆何も変わらなくて。(1回堀井を無視)
堀井:俺とはしょっちゅう会ってるじゃん?(2回目)
志尊:うん、会ってるね。
― 仲良し。
堀井:そうなんです。
志尊:いや。
堀井:そうだろ!「新ちゃん今日何してる?」って連絡してくるじゃん!?俺もよくするし…。
志尊:…うん。
堀井:でしょ?
志尊:プライベートで5本の指に入るくらい会ってる(笑)。
堀井:ね!
― そんなに!
志尊:普段会ってるから、逆に新ちゃんと仕事してるって不思議でした。何で新ちゃん現場にいるんだろう?って。
堀井:俺だって役者だよ?
一同:(笑)
志尊:あれ?なんで今日スタジオにいんの(笑)?
一同:(笑)
堀井:俺素人かよ(笑)!
志尊:(笑)。プライベートで会ってる時間が長いから照れくさかったです。
堀井:分かる。顔合わせとか、本読みしてる感じね。挨拶してると“うー”って。
志尊:“うー”ってなったね。
堀井:かゆい。
4人のアツい絆「渋谷のど真ん中で1人ずつハグ」 堀井新太「最高な瞬間」
― そういう照れくささもありつつ。浅香さんとは?志尊:航大くんとは「タンブリング」(舞台、2012年)のときだから、5、6年ぶりかな?各々が違う道に進んでいってそれでまたお芝居を重ねられることが、すごく楽しみでした。
浅香:本当にそうでした。僕も楽しみでしたし、新太とも。
堀井:「(花ざかりの君たちへ)イケメン☆パラダイス)」(フジテレビ系ドラマ、2011年)以来でしたね。
志尊:何パラダイス?
堀井:イケメン。
一同:(笑)
堀井:何で笑うの?いや、イケメンだよ?
一同:(笑)
志尊:知ってるよ。
堀井:一応。
志尊:爽やか系イケメンでしょ?
堀井:そうだよ。そういう感じ。でもね当時は、まだドラマ2本目とかのときだったんです。
浅香:俺も連ドラ初だったな~。
堀井:そうなんだ。そのときより出番も増えて、任されることも大きくなってきて、今また一緒に作品をやれるっていうのは楽しいですよね。
― 同世代だとそういう楽しみもありますよね。
志尊:そうですね。
堀井:同世代が集まると、やっぱり違いますね。話しやすいですし、考えていることとか目標も似ているから。
― そういったアツいお話も現場ではされましたか?
堀井:撮影現場でも飲んだときにもしました。
志尊:最初の焼き肉以外にも、何回か皆で飲みに行ったんです。
浅香:皆本当にアツいですよ。
小越:そうですね。
浅香:僕がよく飲みに行くバーで飲んだことがあったんですけど、僕ら4にの席だけ異様な空気感になってました(笑)。現場の話もするし、仕事の話もするし、周りの人が近づきにくかったって後で言われました。
志尊:本当に仲が良いなって思います。撮影最後の日にご飯行ったんですけど、僕が次の日早かったので先に帰るって行ったら、渋谷のど真ん中で1人ずつハグしたんですよ。「本当に皆ありがとう!」みたいな(笑)。言葉にするのも照れくさいんだけど、それくらい本当に短期間で愛を注いだ作品になったんだなと思いました。勇輝とかあんまりアツいの好きじゃないのに…
小越:(笑)。そんなことないですよ?
堀井:何なら最後、1番アツかったよ。
志尊:クランクインアップした日なので、すごく印象に残ってます。
― 渋谷だとファンの方に見られていた可能性も…?
堀井:その最高な瞬間をね。
浅香:撮られればよかったなー。
― そこまでアツい仲になったのは、今回の役柄も関係がありそうですね。
志尊:それはあると思います。アイドルを目指すのも俳優も目指すのも通ずるところがあるなと思ったので、そこは大事にして演じていましたし、僕らがそのとき感じていたことをぶつけていきたいなっていう思いはありました。
堀井:見栄とか嫉妬とかプライドとか、全部の職業に当てはまる気がするんです。この作品を見たら、そういうところを感じられるし、自分のここを直さなきゃとか、ここは真似したいとか何かしら思う場面がそれぞれにあると思います。
志尊:ドラマのオンエアを観て、個々が自分の問題に命がけで向き合って、不器用ながらも真っ直ぐに向かっていく姿勢って、素敵だなと思いました。自分はそんなに向き合えなかったので。
― それは過去の経験上ということですか?
志尊:そうですね。あんなに真っ直ぐ正直に言えないです。頑張っている姿は素敵です。
― 頑張っている姿は人の心を打ちますよね。
堀井:本当にそう思います。普通は仲間にあんなこと言えないだろうし…本心では皆思っていても、面と向かって言う機会はないですよね。
― 特に印象に残っている台詞やシーンはありますか?
浅香:新太の曲作りについて語るシーンが好きです。サイが曲作りを任されるんですけど、なかなか完成しなくて、周りから「早く聞かせて」って言われたときに、それを拒むんですけど、「(曲作りが)好きだから辞められないし、好きだから人前に出すのが怖い」っていう。
堀井:「そんなの誰も見てねえんだよ」みたいなことを言われるんですけど、あのストレートさがいいですよね。
志尊:気づいているんだけど、人に直接言われるとプライドがね。
堀井:そういう見栄とかプライドとか、本当はいらないんだよね。未だにある。かっこ悪いところは見せられないなとか、思ってしまうんです。
― そういうメッセージ性の強さがこの作品の魅力ですよね。
堀井:伝わってほしいです。
浅香:この世代が集まって演じたからこそ、共感できたし、伝わるんだろうなと思いました。
“夢を叶える秘訣”は?
― 映画では、4人が演じるイケメン宇宙人がトップアイドルを目指す姿が描かれていますが、皆さんがこれまでの人生やキャリアを振り返って実感する“夢を叶える秘訣”を教えてください。堀井:野球部だったんですけど、始めたのが小学校6年生のときで、ほかの人より遅かったんです。なので、中学校になっても試合に出られなくて、そのときに同級生から「お前のユニフォームだけ汚れてねえな」って面と向かって言われたことがあって。めちゃくちゃ腹が立ったんですけど、その言葉で火がついて、とにかく努力して2年生のときにレギュラーを勝ち取ったんです。そのときに、結局自分が努力して頑張らないと夢は叶わないと思いました。
志尊:この間ある先輩俳優さんと共演したとき、現場で「俺は命がけでやってんだよ!」って本気の顔でおっしゃってるのを見たんですけど、それが自分と向き合うきっかけになりました。僕はあまり夢とか目標がないタイプなんですけど、それをお聞きしたときに、その言葉って相当な覚悟があるから言えることだし、自分を追い込んでるってことでもあるし、本気が伝わってきて、命がけって何だろう?って。自分は命がけでできてるかな?とか、自分ってまだまだかもしれないって考えて、自分ができる限りのことをやることが夢とか目標に近づける秘訣なのかもしれないと思えました。
小越:僕はピュアさだと思います。ゴールが全然見えなくても、目の前に来た壁に真摯にぶつかっていきたいなと思いますし、そのためには初心を忘れないことが大事だなと思ってやっています。忘れないようにとは思っても、どこかで薄れていってしまうこともあるので、ときどき見つめ直すことも必要かなと。
浅香:僕も努力です。「努力は報われる」って言葉がすごく好きで昔からずっと言ってるんですけど、これは自分に問う言葉だと思っています。好きなことに対して本気で努力できるって幸せだと思いますし、素敵なことだと思います。
― では、最後になりますが、モデルプレス読者にこの映画の見どころをぜひお願いします!
小越:SNSが発達したこともあって、人と真っ直ぐぶつかることが少なくなってしまったかもしれないけど、人に何かを伝えたり、意見をぶつけ合ったりして刺激を受けると成長できると思うんです。この映画は単純に笑える面白い映画でもあるけど、そういうメッセージ性が込められているので、そこも今持っている心で感じていただきたいです。
志尊:人によって刺さる部分とか観点っていうのは変わってくると思うんですけど、どのキャラクターにも共通しているのは、完成していないけれど夢に向かって全力で突き進んでいるってことだと思っていて、それが初心を思い出させてくれるはずです。頑張っている姿は輝いて見えますし、素敵だなと思ってもらえると思います。この作品が、夢や目標に向かっている人の何か足がかりになればいいなと思い、一生懸命やらせていただきましたので、楽しんでいただきたいです。
堀井:一生懸命頑張ることの大切さが描かれている作品なので、観ていただいた方は何か得るものがあるんじゃないかなと思います。誰のSNSでもいいですし、映画の公式SNSもありますので、ぜひ感想を送っていただければ。そういう反応があると、僕らは嬉しいです。
浅香:絶対に楽しめます。このメンバー、スタッフさんでできたことが心から楽しかったので、それがスクリーンにも映っているはずです。自分の気持ちを真っ直ぐに伝えられること、素直に生きること、何か感じ取っていただければと思います。
志尊:本当に小難しいことは何も考えず、観ていただいて楽しんでいただける自信がある。それくらい僕らの思いが込められた作品になっていますので、よろしくお願いします!
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
「劇場版 ドルメンX」
公開:2018年6月15日出演:志尊淳/浅香航大 小越勇輝 玉城ティナ/桐山漣 堀井新太/白洲迅 青木さやか ほんこん MAG!C☆PRINCE 横山由依(AKB48)/徳井義実(チュートリアル)
原作:高木ユーナ「ドルメンX」(小学館「ビッグコミックス」刊)
監督:小室直子
音楽プロデューサー:くっきー(野性爆弾)
主題歌:ドルメンX「参上!!ドルメンX」
劇中歌:ドルメンX「ナミダまで心臓(ハート)」
<あらすじ>
ある惑星から地球にやってきたイケメン宇宙人、隊長(志尊淳)・イチイ(浅香航大)・ ニイ(小越勇輝)・サイ(堀井新太)と、アイドルヲタク女子の ヨイ(玉城ティナ)。彼らの使命は、緑と水が豊富な惑星・地球を 「汚さず、戦争もせず、地球人に気づかれることなく侵略」すること。
「トップアイドルになれば、地球侵略できんじゃね?」と軽い気持ちからアイドルを目指すことにした隊長たちは、手始めに「ジャノ ン・スーパーボーイ・コンテスト」を受けてみるも、ナメてかかったら、さあ大変!
キラキラしているように見えて、嫉妬や絶望など闇の感情が渦巻くアイドル業界。果たして、ドルメンXのメンバーは、厳しいアイドルの世界でトップの座を掴むことが出来るのか?
志尊淳(しそん・じゅん)プロフィール
1995年3月5日生まれ。東京都出身。2011年俳優デビュー。近年の出演作は、ドラマ「きみはペット」(フジテレビ系)、「トドメの接吻」(日本テレビ系)、「女子的生活」(NHK)、舞台「春のめざめ」、映画「サバイバルファミリー」、「帝一の國」、「覆面系ノイズ」など。 現在放送中のNHK連続テレビ小説「半分、青い。」での“ボクテ”役も話題を集めており、秋には主演映画「走れ!T校バスケット部」の公開も控えている。浅香航大(あさか・こうだい)プロフィール
1992年8月24日生まれ。神奈川県出身。2011年7月「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」(フジテレビ系)で連続ドラマ初出演。近年の出演作は、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」(2017年)、映画「南瓜とマヨネーズ」(2017年)、NHKドラマ10「デイジー・ラック」など。現在は「宮本から君へ」(テレビ東京系、毎週金曜深夜0時52分~)に出演中。NHK 土曜ドラマ「バカボンのパパよりバカなパパ」(全5回)が6月30日(土)より放送開始。小越勇輝(おごえ・ゆうき)プロフィール
1994年4月8日生まれ。東京都出身。2010年から2014年ミュージカル「テニスの王子様2ndシーズン」にて主役の越前リョーマ役を務めた。ほか、舞台「東京喰種 トーキョーグール」(2015年)、「弱虫ペダル~総北新世代、始動~」(2016年)、「ドラえもん のび太とアニマル惑星」(2017年)、ミュージカル「刀剣乱舞」シリーズに出演するなど活躍。2018年放送のドラマ「I''s (アイズ)」(BSスカパー)では、越苗純役を演じる。堀井新太(ほりい・あらた)プロフィール
1992年6月26日生まれ。東京都出身。2010年デビュー。近年の出演作は、大河ドラマ「花燃ゆ」(2015年)、ドラマ「下町ロケット」(2015年、TBS系)、舞台「家族の基礎〜大道寺家の人々〜」(2016年、作・演出:作・演出:倉持 裕)、主演舞台「少女ミウ」(2017年、作・演出:岩松了)、「3人のパパ」(2017年、TBS系)、「ブラックリベンジ」(2017年、日本テレビ系)、映画「青空エール」(2016年)、「生きる街」(2018年)など。現在放送中のNHK大河ドラマ「西郷どん」に村田新八役で出演。
【Not Sponsored 記事】
関連記事
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
【TWICEサナ インタビュー】夢を叶えるためには「勢い」が大事 中学時代のデビュー前から繋がる考えモデルプレス
-
BUDDiiS小川史記、“暗黒時代”支えとなった友の存在 後悔なしの20代振り返る【インタビュー後編】モデルプレス
-
「今日好き」こおめいカップルインタビュー、交際後は毎日寝落ち電話 意外だったスキンシップ事情「もっとしようかなと」モデルプレス
-
“奇跡の29歳”BUDDiiS小川史記、代名詞が思わぬ広がり 1st写真集で新たな自分も発見【インタビュー前編】モデルプレス
-
“怪演”話題の片岡凜、ブレイク中の心境語る デビューから2年――女優の夢叶えるために起こした行動「突っ走ることが大切」【「海に眠るダイヤモンド」インタビューVol.3】モデルプレス
-
「海に眠るダイヤモンド」いづみの正体・今後の展開は?千景役・片岡凜が気になる伏線ポイント明かす【インタビューVol.2】モデルプレス
-
片岡凜、日曜劇場初出演は「すごく光栄」“ドラマデビュー作ぶり”新井順子Pとの再会で贈られたアドバイスとは【「海に眠るダイヤモンド」インタビューVol.1】モデルプレス
-
アナウンサーになるには?テレ東・田中瞳アナの回答と「夢を叶える秘訣」モデルプレス
-
テレ東・田中瞳アナの転機になった、さまぁ~ずの“ある言動”モデルプレス