<森且行インタビュー>オートレーサー転身で仲間に誓った思い、21年ぶり“再共演”のその後、夢を叶える秘訣を語る
2018.04.24 07:00
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オートレーサーの森且行(44)が、モデルプレスのインタビューに応じた。1996年、すでに圧倒的な人気を誇っていたアイドルグループから離れ、オートレーサーとして新たな夢へと大きく舵を切った。人生のターニングポイントは「そこしかない」と断言する森に、当時の胸の内やオートレーサーとしての歩み、そして昨年21年ぶりに果たした仲間との再共演について語ってもらった。
森且行の“ターニングポイント”オートレーサーへの転身当時を振り返る
アイドルからオートレーサーとなった今を「楽しい」「後悔はない」と話す。レーシングウェア姿でバイクを押し、走って取材現場に現れた森の清々しい表情がその言葉の真意を物語っているように思った。今回、新しく生まれ変わったサントリー「南アルプススパークリング」の“#スイッチしよう”をテーマにしたWEBムービーに出演している森に、人生の“スイッチ”をテーマに話を聞いた。
「人生のターニングポイントはやっぱりオートレーサーになったとき、そこしかないです。アイドルからこの道に進んで、周りからは大変だろうとか苦労しているんじゃないかと思われがちなのですが、好きなことをやっている時って大変でもないし、苦労も感じないんです。強いて言えば、オートレースの世界は全て自分に懸かっている。誰にも頼れないというのは大変な面かもしれません。全てが自分の責任で、結果も出せなければお金ももらえないですし、シビアな世界です」。
アイドルとして活動する一方で、オートレーサー試験を受けていた森。試験に合格し、夢への切符を手にすると、進む道は一つしかなかった。その選択をとったのは、信念と覚悟、仲間への真摯な思いがあったからこそ。
「小さいころからの夢でもあったので、どうしてもオートレーサーになりたかった。だから決断に迷いはなかったです。試験を受けられるとわかったときから『絶対になってやるぞ』と、そこにしか向かってなかったです。もちろん仕事も楽しくやらせてもらっていたんですが、嘘はつけないなと。ただ、つらかったのは、どうやってみんなに説明しようかということ。みんなに迷惑をかけてしまうなということだけは常に考えていました。結局は思いきり迷惑をかけてオートレーサーになってしまったので、申し訳ない気持ちでいっぱいでした」。
森且行「メンバーたちの姿を見ると僕も諦めちゃいけないと思う」仲間に誓った思い
それでも夢を応援してくれた仲間への感謝を度々口にしていた森。仲間との時間は、いまの森をつくるルーツであり、大きな原動力になっている。「芸能界にいなかったらオートレーサーになれていないと思います。あの時は辛いこともあったけど、そこで全部を習ったというか全てを学んで経験できた。僕の場合、心が折れることってないんですけど、精神的な部分もそこで鍛えられたと思っています。レースに負けたとしても、次の日にはまたレースがある。だから落ち込んでいてもしょうがないと思っています。いまのモチベーションは、まだ日本一を取れていないというのが1番ではあるんですが、昔のメンバーたちが頑張っている姿を見ると、絶対僕も諦めちゃいけないなと思うんです。それがあるからこそ頑張ることができているんです」。森且行、21年ぶりの仲間との共演…本音トークの裏側とその後の“変化”
昨年11月には、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾と、インターネットテレビ局AbemaTVの特番「72時間ホンネテレビ」にて、21年ぶりの再共演を果たした。浜松オートレース場を巡りながら思い出話に花を咲かせる彼らの姿は当時に戻ったかのよう。涙と笑顔の再会は、日本中を感動に包んだ。「僕も感動しちゃいました(笑)。本当に嬉しくて、嬉しくて。いい仲間を持ったなと改めて思いました。実はそのちょうど1年前、2016年の年末にみんなで一緒にご飯を食べたので、そこまで長いスパンが空いていたわけではないんです。でも、何でしょうね、3人がオートレース場に来てくれたということにすごく感動しました。僕の仕事を見てくれる日が来るなんて夢にも思っていなかったので。Twitterでも『森くん』がトレンドワード世界一になって、本当に3人の力はすごいなとビックリしました。日本一を通り越して世界一ですからね(笑)。オートレースが低迷している今、彼らのおかげでオートレースを知らない人たちに興味を持ってもらうきっかけにもなったので、本当に感謝しかないです」。
3人との本音トークでは、転身について「何度か後悔したことがあった」と話す場面もあった。その真意とは――。「後悔とは少し違うかな。後悔というより、負けが続いた時に『道を間違えたかな?』と思った時期は確かにありました。ただそれはみんなが輝いて見えたとか、戻りたいとかではなく、自分のレースの中での話。一瞬は向いてないのかと思ったこともあったのですが、やっぱり楽しいんですよね、レースが。だから最後はまた夢に向かって前に進めるんです」。
そして3人との再会は、夢を目指す森の心に大きくエンジンをかけた。「彼らが大きく見えすぎて、もっともっと努力をしていかないとダメだと思いました。自分は小さすぎるなと。もっと好きなことに対して、レースに対して突き詰めていかなきゃというのは思い知らされましたね。彼らの新しいスタートの瞬間を見られたことはとても嬉しかったですし、ものすごく大きな刺激になりました」。
今の夢は「日本一、SGを取ること」。「日本一になることだけしか考えてないです。それから、船橋オートレース場が2016年に廃止されてしまって、万が一、もう1場でも潰れてしまうと、全部が無くなる可能性があるんです。オートレーサーとしてレースを頑張ることはもちろん、少しでもオートレースのことを知ってもらうための活動もしています。いい環境でオートレースをする、そして日本一になることが僕の夢です」。
森且行の“夢を叶える秘訣”
夢を追いかけ続ける森且行。最後に“夢を叶える秘訣”を聞いた。「一度きりの人生なので、とにかくやりたいと思ったことを一生懸命頑張れるのだったらチャレンジすること、それだけですね。僕の場合はグループを辞める時に迷惑をかけちゃっているので、そこだけはすごく引っかかっているんですが。だけど、好きなことを見つけて夢を持つということがすごく大切だと思うんです。夢を持っていれば毎日がすごく楽しくなるし、迷いなくそこに向かって進んでいける。
そして夢を見つけたら絶対に諦めないこと。僕は20年走っていてもまだ日本一になれていないんですが、もし無理だろうと言ってしまったら、もし諦めてしまったら、どんどん下がっていくだけだと思うんです。だから絶対に諦めず、後ろを振り向かないで前だけ見て進んでいこうと常に心にとめています」。
(modelpress編集部)
■森且行(もり・かつゆき)プロフィール
1974年2月19日生まれ、東京都出身。B型。1991年に芸能界デビューし、その後96年にオートレーサー転身のためグループを離れ、97年にレーサーデビュー。G1レース制覇などを果たし、オートレース界を代表する選手の一人として活躍中。
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