俳優デビューの裏に綾野剛・坂口健太郎・星野源の言葉 「コウノドリ」の“新顔”宮沢氷魚が語る現場エピソード「本当に救われた」 モデルプレスインタビュー
2017.10.27 17:00
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「MEN'S NON-NO」モデルとして活躍し、現在放送中のTBS系ドラマ「コウノドリ」(毎週金曜よる10時)で俳優デビューを果たした宮沢氷魚(みやざわ・ひお/23)。モデルプレスでは宮沢にインタビューを実施し、撮影前、撮影中の心境や、現場の様子、共演者とのエピソードなどを聞いた。
今作は、講談社「モーニング」で現在も人気連載中の鈴ノ木ユウ氏が描く同名のヒューマン医療漫画が原作。2015年10月期にTBSでドラマ化され、産科医療の現場をリアルに描いて好評を博し、今作は続編となる新シリーズ。
出演者は、前作に引き続き産婦人科医と天才ピアニストの2つの顔を持つミステリアスな主人公・鴻鳥サクラ役の綾野剛ほか、松岡茉優、吉田羊、坂口健太郎、星野源、大森南朋ら豪華顔ぶれ。新レギュラーとして抜擢された宮沢は、物語の舞台である「ペルソナ総合医療センター」の研修医・赤西吾郎を演じる。
「赤西産婦人科」の息子で、事あるごとに同じ“ジュニア”である四宮(星野)から愛ある鞭を受ける吾郎。親と同じ産婦人科医になることに抵抗もあり、どの科を選択するのか決めかねている。
宮沢:自分も前作を一視聴者として見ていて大好きなドラマだったので、自分が出ると決まった時には「え、嘘でしょ」と思いました。自分が大好きな作品に出れることも、豪華なキャストの方たちと共演できることも、しばらくその現実を受け入れるのに時間がかかりました。同時に、続編ということで作品自体が期待されるからこそ、僕が大事な役割になるだろうなと覚悟もしました。嬉しい気持ちと緊張や不安、今まで感じたことのないなんかワクワク感、大丈夫かなとか、色んな感情が同時に芽生えました。
― そんな複雑な思いの中、撮影に入るまではどのように過ごしていましたか?
宮沢:もう1回前作を1話から2回ずつくらい見て、原作も読みました。でも、それでは分からないこともたくさんあったので、スタッフさんと一緒に病院の見学に行きました。
― 実際に自分の目で見ると感じることも違いましたか?
宮沢:そこで見たものは、想像していたものとは全然違いました。産科の現状であったり、NICU(新生児特定集中治療室)の実態だったり、遥かに自分がイメージしていた現実とは異なってました。でも、それを撮影前に自分の目で見れたのはすごく大きかったです。
― 自分の中で何かが変わった?
宮沢:僕自身もでしたが、世の中に産科の現状を知らない人が多いと思うので、それをどう伝えようかなという気持ちが自分に芽生えました。それが1番の心の準備にもなったし、イメージもいろいろ湧きました。
宮沢:いや、すごく緊張して、現場に向かう電車の中でお腹が超痛くなりました。「やばい、これ現場にたどり着けるのかな」って思うぐらい(笑)。メイク中も無言で、顔もこわばっていて、自分でも「大丈夫かな?」と思ったんですけど、本番になったら緊張しすぎたせいかちょっとハイになって、すごく楽しかったです。
― “緊張の向こう側”に達した、と。
宮沢:最初の撮影が終わった時、自分でもビックリしました。まさか初日から楽しめるとは思っていなかったので。でも、それはスタッフさんが温かく見守ってくれたのと、最初の撮影がスタジオではなくロケだったというのもあったと思います。たくさんの人が見ているスタジオでやるのとは違って開放的な場所で出来たので、今思えば本当に最高のインの仕方だったと思います。
― 最初の撮影が楽しめたということは、それ以降スタジオに入っても緊張しなかったですか?
宮沢:それでも、やっぱり最初の数回は緊張がとれなかったですが、本当に綾野(剛)さんに優しくしていただき助かりました。初めてお会いした時、自分はメイクをしていて、後ろから「おはよう」っていう声が聞こえたんです。そうしたら急に後ろから肩揉まれて「初めまして綾野剛です」「頑張ろうね!」ってすごく元気よく挨拶をしていただいて、本当にそれで救われました。
― キャストには「MEN'S NON-NO」の先輩でもある坂口健太郎さんもいらっしゃいますね。
宮沢:坂口くんは前作の「コウノドリ」が連ドラ初出演だったので、多分僕の気持ちを1番分かってくれて、初日からすごく話しかけてくれました。僕がガチガチに緊張しながら前室で立っていた時、急に入ってきて「どうした?」「緊張すんなよ」って肩を揉んでくれて。本当にみなさんのサポートがあるからこそ現場を楽しく感じる自分がいるなと思います。
― 作品通り、チームの中に新人が入ってきたみたいなアットホームさですね。
宮沢:はい。最初は出来上がってるチームに加わることが怖くもありましたけど、皆さんすごくウェルカムな状態で迎えてくれて感謝しています。
― 俳優デビューにあたって、キャストの方からアドバイスを頂いたりしましたか?
宮沢:何気ないことも心の支えになっていますが、1番は綾野さんが「ここでの間違いは間違いじゃないから」って言ってくれことですかね。その言葉で一気に肩の荷が下りました。リハーサルの時も綾野さんがアドリブ入れてみんなを笑かしてくれるんです。そういうことでも、リラックスして楽しくやろうっていう雰囲気を作ってくださるので本当にありがたいです。
宮沢:みんな仲が良くて、前室ではしょうもない話から真面目な話までいろんな話をしてます。僕が「オールスター感謝祭」のミニマラソンに出場したときには、綾野さんが元陸上部だったので、靴を買う時に「これがいいよ」とか一緒に探してくれたり、アドバイスをくれたり、本番前も面倒をみてくれました。本当に明るい現場で、綾野さんを筆頭にスタッフさんもみんな入れて巨大な家族みたいな感じです。
― 役柄的には星野源さん演じる四宮と二世同士バチバチしてますが、実際お2人はどんな関係性でしょうか?
宮沢:いつもシーンが終わるたびに「なんかごめんね」って(笑)。楽屋でも「氷魚を叱らないといけないのはすっごく心が痛むんだよ」って言ってくれました。「ごめんね、ごめんね」って言われるので僕もすごく申し訳なくなっちゃって(笑)。
― オン・オフの切り替えがしっかりあるんですね。
宮沢:分娩のシーンなど深刻な場面は本当にいい緊張感が流れていて、ちょっとでも笑えるシーンだったらみんなで笑って、毎回雰囲気が違うからこそ楽しいので、毎回現場に行くのが楽しみです。
宮沢:1話は自宅で母と弟と3人で見ていたんですけど、2人がずっとヒヤヒヤしていて(笑)。「いつ出てくるの?いつ出てくるの?」みたいな。でも終わったときに「すごい良かったよ」って言ってくれました。友だちもみんなヒヤヒヤしていたみたいですけど、LINEで「良かったよ」って言ってくれました。Twitterのコメントにもありましたが「研修医感がすっごい出てた」「初々しさが出てた」みたいな言葉が1番嬉しいですね。
― 耳が聞こえない妊婦さんの出産シーンで、ボードを使って一生懸命メッセージを伝えようと初々しく奮闘する姿は、まさに“研修医”でした。
宮沢:僕自身の演技に対する初めての感じと、研修医の緊張感や物を知らない感じがちょうどマッチして、一生懸命やることで研修医感が出てました。
※後編に続く
身長:184cm
趣味:野球、釣り
特技・資格:陸上、クロスカントリー、サッカー、普通自動車免許
アメリカ合衆国カリフォルニア州生まれ。幼少期から野球など様々なスポーツに勤しみ、スポーツ万能。2015年に「MEN'S NON-NO」専属モデルデビュー。「JR東日本 JR SKISKI」(2016~2017)でヒロインの相手役を務め、注目を集める。2017年3月、カリフォルニア大学サンタクルーズ校(University of California,Santa Cruz,UCSC)から編入した国際基督教大学を卒業。同年10月にはTBS系ドラマ「コウノドリ」で俳優デビューを果たした。
出演者は、前作に引き続き産婦人科医と天才ピアニストの2つの顔を持つミステリアスな主人公・鴻鳥サクラ役の綾野剛ほか、松岡茉優、吉田羊、坂口健太郎、星野源、大森南朋ら豪華顔ぶれ。新レギュラーとして抜擢された宮沢は、物語の舞台である「ペルソナ総合医療センター」の研修医・赤西吾郎を演じる。
「赤西産婦人科」の息子で、事あるごとに同じ“ジュニア”である四宮(星野)から愛ある鞭を受ける吾郎。親と同じ産婦人科医になることに抵抗もあり、どの科を選択するのか決めかねている。
「コウノドリ」撮影前の貴重な体験
― 俳優デビューが「コウノドリ」ということもあり、出演が発表されてから大きな注目を集めていますね。宮沢:自分も前作を一視聴者として見ていて大好きなドラマだったので、自分が出ると決まった時には「え、嘘でしょ」と思いました。自分が大好きな作品に出れることも、豪華なキャストの方たちと共演できることも、しばらくその現実を受け入れるのに時間がかかりました。同時に、続編ということで作品自体が期待されるからこそ、僕が大事な役割になるだろうなと覚悟もしました。嬉しい気持ちと緊張や不安、今まで感じたことのないなんかワクワク感、大丈夫かなとか、色んな感情が同時に芽生えました。
― そんな複雑な思いの中、撮影に入るまではどのように過ごしていましたか?
宮沢:もう1回前作を1話から2回ずつくらい見て、原作も読みました。でも、それでは分からないこともたくさんあったので、スタッフさんと一緒に病院の見学に行きました。
― 実際に自分の目で見ると感じることも違いましたか?
宮沢:そこで見たものは、想像していたものとは全然違いました。産科の現状であったり、NICU(新生児特定集中治療室)の実態だったり、遥かに自分がイメージしていた現実とは異なってました。でも、それを撮影前に自分の目で見れたのはすごく大きかったです。
― 自分の中で何かが変わった?
宮沢:僕自身もでしたが、世の中に産科の現状を知らない人が多いと思うので、それをどう伝えようかなという気持ちが自分に芽生えました。それが1番の心の準備にもなったし、イメージもいろいろ湧きました。
「本当に救われた」綾野剛の言動
― そんな貴重な体験を経て挑んだ最初の撮影。ドラマデビューはすんなり行きましたか?宮沢:いや、すごく緊張して、現場に向かう電車の中でお腹が超痛くなりました。「やばい、これ現場にたどり着けるのかな」って思うぐらい(笑)。メイク中も無言で、顔もこわばっていて、自分でも「大丈夫かな?」と思ったんですけど、本番になったら緊張しすぎたせいかちょっとハイになって、すごく楽しかったです。
― “緊張の向こう側”に達した、と。
宮沢:最初の撮影が終わった時、自分でもビックリしました。まさか初日から楽しめるとは思っていなかったので。でも、それはスタッフさんが温かく見守ってくれたのと、最初の撮影がスタジオではなくロケだったというのもあったと思います。たくさんの人が見ているスタジオでやるのとは違って開放的な場所で出来たので、今思えば本当に最高のインの仕方だったと思います。
― 最初の撮影が楽しめたということは、それ以降スタジオに入っても緊張しなかったですか?
宮沢:それでも、やっぱり最初の数回は緊張がとれなかったですが、本当に綾野(剛)さんに優しくしていただき助かりました。初めてお会いした時、自分はメイクをしていて、後ろから「おはよう」っていう声が聞こえたんです。そうしたら急に後ろから肩揉まれて「初めまして綾野剛です」「頑張ろうね!」ってすごく元気よく挨拶をしていただいて、本当にそれで救われました。
― キャストには「MEN'S NON-NO」の先輩でもある坂口健太郎さんもいらっしゃいますね。
宮沢:坂口くんは前作の「コウノドリ」が連ドラ初出演だったので、多分僕の気持ちを1番分かってくれて、初日からすごく話しかけてくれました。僕がガチガチに緊張しながら前室で立っていた時、急に入ってきて「どうした?」「緊張すんなよ」って肩を揉んでくれて。本当にみなさんのサポートがあるからこそ現場を楽しく感じる自分がいるなと思います。
― 作品通り、チームの中に新人が入ってきたみたいなアットホームさですね。
宮沢:はい。最初は出来上がってるチームに加わることが怖くもありましたけど、皆さんすごくウェルカムな状態で迎えてくれて感謝しています。
― 俳優デビューにあたって、キャストの方からアドバイスを頂いたりしましたか?
宮沢:何気ないことも心の支えになっていますが、1番は綾野さんが「ここでの間違いは間違いじゃないから」って言ってくれことですかね。その言葉で一気に肩の荷が下りました。リハーサルの時も綾野さんがアドリブ入れてみんなを笑かしてくれるんです。そういうことでも、リラックスして楽しくやろうっていう雰囲気を作ってくださるので本当にありがたいです。
星野源に謝られる
― 撮影にかぎらず、バラエティ番組にほかのキャストと出演している様子や、ドラマのSNSに上がる写真などでも、「コウノドリ」チームの仲の良さは伝わってきます。宮沢:みんな仲が良くて、前室ではしょうもない話から真面目な話までいろんな話をしてます。僕が「オールスター感謝祭」のミニマラソンに出場したときには、綾野さんが元陸上部だったので、靴を買う時に「これがいいよ」とか一緒に探してくれたり、アドバイスをくれたり、本番前も面倒をみてくれました。本当に明るい現場で、綾野さんを筆頭にスタッフさんもみんな入れて巨大な家族みたいな感じです。
― 役柄的には星野源さん演じる四宮と二世同士バチバチしてますが、実際お2人はどんな関係性でしょうか?
宮沢:いつもシーンが終わるたびに「なんかごめんね」って(笑)。楽屋でも「氷魚を叱らないといけないのはすっごく心が痛むんだよ」って言ってくれました。「ごめんね、ごめんね」って言われるので僕もすごく申し訳なくなっちゃって(笑)。
― オン・オフの切り替えがしっかりあるんですね。
宮沢:分娩のシーンなど深刻な場面は本当にいい緊張感が流れていて、ちょっとでも笑えるシーンだったらみんなで笑って、毎回雰囲気が違うからこそ楽しいので、毎回現場に行くのが楽しみです。
話題の“研修医感”
― 放送後、ネット上ではかなり話題になっていましたので、ご家族、友人など宮沢さんの下にもたくさん反響が寄せられたのでは?宮沢:1話は自宅で母と弟と3人で見ていたんですけど、2人がずっとヒヤヒヤしていて(笑)。「いつ出てくるの?いつ出てくるの?」みたいな。でも終わったときに「すごい良かったよ」って言ってくれました。友だちもみんなヒヤヒヤしていたみたいですけど、LINEで「良かったよ」って言ってくれました。Twitterのコメントにもありましたが「研修医感がすっごい出てた」「初々しさが出てた」みたいな言葉が1番嬉しいですね。
― 耳が聞こえない妊婦さんの出産シーンで、ボードを使って一生懸命メッセージを伝えようと初々しく奮闘する姿は、まさに“研修医”でした。
宮沢:僕自身の演技に対する初めての感じと、研修医の緊張感や物を知らない感じがちょうどマッチして、一生懸命やることで研修医感が出てました。
※後編に続く
宮沢氷魚(みやざわ・ひお)プロフィール
生年月日:1994年4月24日身長:184cm
趣味:野球、釣り
特技・資格:陸上、クロスカントリー、サッカー、普通自動車免許
アメリカ合衆国カリフォルニア州生まれ。幼少期から野球など様々なスポーツに勤しみ、スポーツ万能。2015年に「MEN'S NON-NO」専属モデルデビュー。「JR東日本 JR SKISKI」(2016~2017)でヒロインの相手役を務め、注目を集める。2017年3月、カリフォルニア大学サンタクルーズ校(University of California,Santa Cruz,UCSC)から編入した国際基督教大学を卒業。同年10月にはTBS系ドラマ「コウノドリ」で俳優デビューを果たした。
【Not Sponsored 記事】
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