COMA-CHI、12年ぶりにMCバトルに出場した理由 “レジェンド”は今後どう動く?<CINDERELLA MCBATTLE インタビュー>
2017.06.14 00:00
views
11日、東京・SHIBUYA HARLEMにて、フィメール(女性)のみのMCバトル「CINDERELLA MCBATTLE(シンデレラMCバトル)」の第2回大会が開催された。モデルプレスでは、会場に潜入し、大会を終えたばかりの出演者・COMA-CHIにインタビューを実施した。
「CINDERELLA MCBATTLE」とは?
日本初のフィメールラッパーを決める第1回大会が1月に開催。グランプリにあっこゴリラ、準グランプリにMC MIRI、ベスト4にa.k.a音Solar・FUZIKOが輝き、大きな反響を呼んだことから第2回大会を迎えた。COMA-CHIは前大会で審査員を務めていたが、今大会には一ラッパーとして12年ぶりにMCバトルに参戦。まゆちゃむ戦では接戦の末に敗れてしまったが、その圧倒的な存在感で大会を盛り上げた。
参加の経緯は?
― お疲れ様です。今回約12年ぶりのバトルのようですが、参戦の経緯を教えて下さい。COMA-CHI:私がバトルに出てた当時は、女性のラッパーって大会に1人とかだったんですけど、前回の審査員を務めた大会は、本当にバラエティに富んだフィメールラッパーが集まっていて、「わっ!こんな素敵な時代が来たんだ」って感動してました。その時は(第2回大会に)自分が出るってことは考えていなかったんですけど、その後「どうしても出てほしい」っていうお話を頂きました。私は、もう12年くらいMCバトルの大会って出ていなくて、あんまりバトル自体もあまり見ていなかったので、男の人が出る普通のMCバトルはお断りしているんです。でも、私が今まで女性MCとして引っ張ってきて、今また新たな成熟期を迎えようとしているっていうタイミングをすごい感じたので「これは自分がやってきた道の筋を通すためにも、1回参加したい」と思って出ました。出れたことに意義があって、凄くよかったです。
― 新しい顔、若い顔ぶれも多く、まさに“新たな時代”を感じられる大会でしたね。
COMA-CHI:エネルギーが凄くはつらつとして、フレッシュで頼もしく感じました。
― 第3回もあるようですが、今現在出場する意志はありますか?
COMA-CHI:もういいかな(笑)。とりあえず1回自分が参加してみないと分からないこともあると思ったし、参加せず斜め上から目線で見てたって何も意見できないから、とにかく1回参加してみるっていうことに意義があったと思っています。大会を終えて、凄くよかったと思っているし、若い子たちと本気のラップをぶつけ合えたっていうことが、凄く嬉しかったし収穫になりました。
― 勝敗以上に何か得るものがあったと…。
COMA-CHI:ありましたね。自分の中では12年ぶりに大会に出るっていうこともあるので、勝つ・負けるっていうことに焦点を置くよりも、自分のバトルとしてのラップをしっかり呼び覚まして、みんなを盛り上げるということが1番の目標だったので…。自分なりには凄く充実感は感じてます。
今後は?
― バトルは今後落ち着くようですが、女性ラッパーが増えてきている今、フィメールラッパーを引っ張ってきた立場としてこれからどのようか活動をしていくのでしょうか?COMA-CHI:個人としては、Hip-Hopがもちろんベースではあるんですけど様々なジャンルを組み合わせて、本当に音楽として表現していきたいです。また、歌も同じくらい真剣に歌っているので、そういった音楽性を自分なりには今後高めていきたいと思っています。
あと、そういう音楽性を高めながらも、私を生み出してくれたHip-Hopシーンへの感謝だったり、リスペクトも凄くあるので、自分を育ててくれた土壌としてのHip-Hopに何か恩返しが出来るような動きが出来たらいいな、とは思ってます。
― 最後にファンの方にメッセージをお願いします。
COMA-CHI:私がバトルに出てた時なんて凄く昔だから私のことなんてもう忘れられてるかな、なんて思っていたけど(笑)、いざ出場したらみんなからの愛をいっぱい感じたし、盛り上がってくれていい顔がいっぱい見れたから本当に嬉しかったです。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
第2「CINDERELLA MCBATTLE」全結果
○CESIA VS ×a.k.a音Solar○広崎式部 aka ASuKa VS ×千
○加藤真弓 VS ×MC frog
○ladystar VS ×KIYO
【ベスト16】
○ワッショイサンバ VS ×KIDA
○CESIA VS ×しあ
○COMA-CHI VS ×広崎式部 aka ASuKa
○まゆちゃむ VS ×セルラ伊藤
○MC Mystie VS ×土竜asNason
○椿 VS ×加藤真弓
○ぱっつん VS ×ladystar
○CHARLES VS ×Tomgirl
【ベスト8】
○ワッショイサンバ VS ×CESIA
○まゆちゃむ VS ×COMA-CHI
○椿 VS ×MC Mystie
○CHARLES VS ×ぱっつん
【ベスト4】
○まゆちゃむ VS ×ワッショイサンバ
○椿 VS ×CHARLES
【ファイナル】
○椿 VS ×まゆちゃむ
【Not Sponsored 記事】
関連記事
-
女優×ラッパー加藤真弓、会場圧倒の裏に秘めた“表現”への信念「邪道っていうか…」<CINDERELLA MCBATTLE インタビュー>モデルプレス
-
「HIPHOPが人生を変えてくれた」MC frogが過去・未来を語る<CINDERELLA MCBATTLE インタビュー>モデルプレス
-
相手を傷つけないラップバトルの原点…MC Mystieの「死にかけた」経験と“友の遺言”<CINDERELLA MCBATTLE インタビュー>モデルプレス
-
JKアイドルが何故ラップバトルに参戦?MC KIYO(宮本清花)に飛躍の予感<CINDERELLA MCBATTLE インタビュー>モデルプレス
-
芸人からラッパーになった理由語る“最低な試合”から激変したまゆちゃむ<CINDERELLA MCBATTLE インタビュー>モデルプレス
-
2代目“女性No.1MC”椿が辿り着いた境地 敗戦から変わったこと・ラップをやってきてよかったこと…<CINDERELLA MCBATTLE インタビュー>モデルプレス
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
「御上先生」の兄役で話題・新原泰佑、日曜劇場への覚悟・役への責任感「理解してあげなくちゃいけない」【モデルプレスインタビュー】モデルプレス
-
百田夏菜子が振り返る人生最大の選択 駆け抜けた20代の変化「本気で悩んでよかった」【インタビュー】モデルプレス
-
【百田夏菜子インタビュー】ファンを想うからこそ難しかった挑戦「作ってよかったなと実感しています」モデルプレス
-
【PR】「No No Girls」発・HANA(ハナ)「誰が1番変わった?」に4票集まったメンバーとは テレビ初生出演前の話し合いも【インタビュー連載Vol.8】株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ
-
【PR】「No No Girls」発・HANA(ハナ)YURI、亡き父つづった歌詞で「私は絶対強くなれる」“唯一花道使わない”ステージ演出の裏にちゃんみなの言葉【インタビュー連載Vol.7】株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ
-
【PR】「No No Girls」発・HANA(ハナ)NAOKO、最終審査直前に体調悪化で焦り「KOHARUがいれば大丈夫」不安が消えた理由語る【インタビュー連載Vol.6】株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ
-
【PR】「No No Girls」発・HANA(ハナ)JISOO、憧れの事務所辞め「心の調子が悪くて辛い時期がありました」乗り越えたきっかけは渡米【インタビュー連載Vol.5】株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ
-
超特急・小笠原海、グループ結成初期に感じていたターニングポイント メンバー個人活動への本音【舞台「聖剣伝説3」インタビューVol.3】モデルプレス
-
超特急・小笠原海、最年長から見たEBiDANの今「整えるのが我々の仕事」【舞台「聖剣伝説3」インタビューVol.2】モデルプレス