岡崎紗絵“必死だった2年前”から進化「すごく泣きました」作品に重ねて感じたこと 中川大志との現場エピソードも<モデルプレスインタビュー>
2017.04.11 08:45
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モデルで女優の岡崎紗絵が、モデルプレスのインタビューに応じた。中川大志、平祐奈のW主演で青春ストーリーを描く映画「ReLIFE リライフ」(4月15日公開)では、主人公のクラスメイトでムードメーカー的存在の小野屋杏(おのや・あん)役に挑戦。共演者との撮影エピソードから、新たに芽生えたという女優への思いまで、たっぷり話を聞いた。
目次
「すごく泣きました」「重みがある」
― 出来上がった作品をご覧になっていかがでしたか?岡崎:青春の模範みたいにキラキラしていて、きっとみんなが憧れる学生生活だなって素直に感じました。現場もみんなでキャッキャしてるくらい楽しかったので、それが作品にもあらわれていると思います。だから余計に、27歳の海崎くんが伝えるメッセージにすごく重みがあって、後半自分で観ながらすごく泣きました。海崎くんと自分を重ねて、私自身が今しかできないことってなんだろうなって改めて考えさせられましたし、観てる方も同じように感じ取ってもらえるんじゃないかなと思います。
― 岡崎さんが演じた杏は、クラスのムードメーカーでちょっぴりミステリアスな部分もある役どころ。撮影前は「自分とは似ていない」ともおっしゃっていましたね。
岡崎:盛り上げ役という点ではそこまで似ていないなと思っていました。でも、ワイワイしながらも周りのことをよく見ていて、この子はあの子のことをこう思っているんだろうなって察知できる部分は、結構私にもあるなって感じました。
― 察知するのが得意?
人間観察が私も好きなんです。あ、この子はあの子のこと多分気になってるのかなとか、あの子は苦手なのかなとか。誰がどこに好きの矢印を向けてるのかも結構気づきやすいです。
― 自分に向けられている矢印に気づくことも?
岡崎:向いてたら気づくかもしれないですけど、残念ながら、めったにないんですよね~(笑)。学生の頃はあったかな?いや、わからないです(笑)。
― (笑)。作品の中では仲間を見守る杏の表情が印象的でした。
岡崎:仲間をちゃんと見ていて背中を押してあげられるような優しさが杏にはあるんだと思います。ムードメーカーではあるんですが、大人な一面もしっかり持っているところを表現できたらなと意識しました。
― そんな杏に近づけるために役作りの面で心がけたことはありますか?
まず元気な子なので、声を高く、ジェスチャーも大きくして、とにかくテンション高く、弾けていました。イメージしたのは男子にも女子にもモテる女の子です。
― テンションを高くキープするのは大変ではなかったですか?
現場がすごく明るくて、キャストの皆さんも賑やかだったので、自然と自分もテンション高くいられました。特に元気なのは(平)祐奈ちゃん。もう眩しいくらいに可愛くって、祐奈ちゃんに会う度にこっちも楽しくなってくるんです。
中川大志が“監督”に?撮影現場エピソード
― 現場も映画の中のようにいいチームワークができていたんですね。主演の中川さん、祐奈ちゃんに本当に引っ張ってもらいました。初日に私はすごく緊張していたんですけど、中川さんが一緒に現場に行きましょうって声をかけてくれて、仲間に入れてくれたような感じがありました。その瞬間からちゃんとクラスメイトになれたというか。みんなを巻き込んで楽しませてくれたので、それが演技にも出せたんじゃないかと思います。
― 主演のお二人がムードメーカー的存在?
そうですね。みんな賑やかでした。いきなりコントが始まったりもして…(笑)。
― コントですか(笑)?
中川さんがスタートさせて、そこに千葉(雄大)さんや祐奈ちゃんが乗っかっていくんです。で、大体事故になるので(笑)、私はそれに巻き込まれないようにビデオ係をかってでてました(笑)。撮影中は本当に毎日何かが起きて濃かったですね。中川さんが監督になったこともありました。
― 監督になったというと?
実は古澤監督がなぜか出演しているシーンがあって(笑)、そのシーンの撮影では中川さんが「よーい、スタート!」って監督になってたんです。演技するより緊張したって言ってました(笑)。
― 監督も楽しまれてますね(笑)。
1ヶ月ちょっとの撮影だったんですけど、キャストの皆さんもスタッフさんも本当に学生生活を一緒に送ってきたくらい仲が深まりました。仙台でのロケが泊まり込みで、合宿みたいな感じもあって、青春でした。
岡崎紗絵の10年前と10年後
― 映画の中では、海崎が仲間たちに影響されながら、改めて自分の人生を振り返っていく、そして成長していく姿が描かれていますが、岡崎さんにとって影響を受けたと感じる人はいますか?私は学生の頃、すごく転勤が多くて、出来上がったクラスの空気の中に自分から入っていかなきゃいけない環境だったんです。だから誰かに影響されるというより、自分で空気を作り出すほうが多かったかもしれないです。ただ、昔からすごく出会いに恵まれているなとも思っていて。
デビューのきっかけになった「Seventeen」に受かったことは私の一つの転機で、そこで出会った編集さんなどスタッフの方の存在はすごく大きかった。ポージングだけじゃなくてモデルとは、という部分を一から教えていただきました。いろんな出会いの連続で今の自分がいるなって思っています。
― では岡崎さんが10年前にリライフすることになったら、やり直したいこと、挑戦したいことはありますか?
もう一度学生になれるなら、部活を経験してこなかったのでスポーツに打ち込んで青春したいですね。汗を流しながらザ・青春っていうのを味わってみたいです!
― 逆に10年後はどうなっていたいですか?
10年後は31歳かぁ。大人の女性になれてるかな~(笑)。スマートな女性になっていて欲しいです(笑)。それから、女優として演技の幅を広げて、難しい役にもチャレンジできていればいいなと思います。最近は演技をしていて楽しいなと思う瞬間が増えてきているし、やりがいも感じられるようになってきたんです。これからもっと深く考えていけるようになれば、今よりさらに楽しいところにいけるんじゃないかなって思ってます。
― 2年前のお芝居を始めたばかりの頃は「目の前のことに必死」ともおっしゃっていましたよね。
そうですね。始めたばかりの頃は何がなんだかわからなくて、今思うと、言われたことをただ「はい」って応えるのに精一杯だった気がします。何がわからないのかもわからないくらい、ただただ必死で。でも最近は、ちょっと引いて自分のことや周りを見ることができるようになったかなって思います。けど始めてまだやっと2年たったばかりなのでまだまだです…。生意気言ってすいません。
― 少し余裕も持てるようになってきた?
役作りでも、セリフの言い方だけじゃなくて、この子はどうしてこういう考えをするんだろう、何でこのセリフを言うんだろうって、深く掘り下げていけるようになりました。今までは掘り下げるってこともよくわかってなかったので。その分、やらなきゃいけないこと、課題は増えましたし、不安になったり緊張したりもするんですけど、それも楽しいなって思えます。
夢を叶える秘訣
― では最後に、いま岡崎さんが考える、“夢を叶える秘訣”を教えてください。“頑張ることを諦めるな”っていうのがこの映画で一つのメッセージになっているんですけど、本当にそうだなって今回改めて思いました。それから、自分がこれをやると決めたことに対して、どれだけ全力で走っていけるか。そこで躊躇してしまったら時間はどんどん過ぎてしまうし、あの時こうしてれば…って後悔も生まれてしまうと思います。なので後悔しないように、振り切ってその道を突き進んでいくことが大事だなって思います。
(modelpress編集部)
映画『ReLIFE リライフ』(2017年4月15日公開)
原作:夜宵草 著「ReLIFE」監督:古澤 健
脚本:阿相クミコ
出演:中川大志 平祐奈 高杉真宙 池田エライザ 岡崎紗絵/千葉雄大 市川実日子
<ストーリー>
人生、やり直しませんか?
主人公、海崎新太(中川大志)27歳。現在、ニート。大学院を卒業後、入社した会社はたったの三ヶ月で自主退職。その後、再就職できないまま、コンビニでアルバイトを続ける日々。大学時代の友人に誘われた飲み会では、スーツを着てサラリーマンのフリ…。そんな彼の前に突然現れた謎の男。「人生、やり直しませんか?」“リライフ研究所”の所員と名乗る謎の男・夜明了(千葉雄大)から提案されたのは、薬で見た目だけ若返り、1年間、高校生活を送るという実験の被験者。なかば自暴自棄で、薬を飲んでしまう海崎。まさかの27歳男子の青春学園生活が幕を開ける―
そして始まる二度目の学園生活。そこで出会うのは、成績はトップだが極度のコミュニケーション音痴の女子高生・日代千鶴(平祐奈)、頭と顔はいいが他はいろいろと残念な大神和臣(高杉真宙)、負けん気の強い毒舌女子・狩生玲奈(池田エライザ)など個性豊かな面々。やがて打ち解けてゆく海崎。気づけば彼らはかけがえのない仲間となってゆく。一方、一生懸命な日代に恋心を抱くようになるが…相手は10歳も年下の女子高生。実験が終われば記憶も消える…切ないラブストーリーの結末は?そして、リライフを終えた海崎が新たに選択する未来とは?
岡崎紗絵(おかざき・さえ)プロフィール
1995年11月2日生まれ。愛知県生出身。2012年8月に開催された雑誌「Seventeen」の専属モデルオーディション「ミスセブンティーン2012」に選ばれ、同誌専属モデルになる。同誌のモデルを卒業後、2015年7月、映画『脳漿炸裂ガール』に出演し、女優デビューを果たす。2016年、「Ray」5月号から同誌専属モデルとなる。主な出演作に、「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」(2015/関西テレビ) 、「仰げば尊し」(2016年/TBS)、「嫌われる勇気」(2017年/フジテレビ)など。映画「ReLIFE リライフ」(4月15日公開)、ドラマ「人は見た目が100パーセント」(フジテレビ系、毎週木曜よる10時、4月13日スタート)への出演を控える。
【Not Sponsored 記事】
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