イケメン5人組FlowBack(フロウバック)が鮮烈デビュー 0人ライブ&挫折と苦悩の日々を乗り越えて モデルプレスインタビュー
2016.09.07 19:30
5人組ダンス&ボーカルグループ・FlowBack(フロウバック)がいよいよメジャーデビューを果たす。それぞれが全く異なる個性を放つ彼らは2014年、応募者数125,094組が参戦した「LINEオーディション」でファイナリストまで駆け上がったことで注目の的に。苦難を乗り越えながら着実に支持を集めたインディーズ時代を経て、メジャーデビューシングル「Come A Long Way」を世に送り出す彼らには、メンバーとの偶然の出会い、挫折とこれまでにさまざまなドラマがあった。
MASAHARU、TATSUKI、MARK、REIJI、JUDAIからなるFlowBackは、あるオーディションで落選したMASAHARU、TATSUKIを中心にメンバーを集めて結成。古くから知る気の知れた友人同士ではない。音楽の道を目指す中で偶然出会った5人が意気投合し、メジャーデビューを掴むまでには数々の困難や挫折、絆が強まったエピソードがあった。
メジャーデビュー「Come A Long Way」はクールなサウンドが特徴のダンスナンバー。男女の恋愛を歌っているラブソングではあるが、タイトル「Come A Long Way」には「ここまで来た」「遠い道のりだった」と彼らがこれまで歩んできた道のりで感じた思いなどが込められている。
5人が全く異なった魅力を放っているFlowBack。そんな彼らは、抜群のセンスを発揮している“セルフ・プロデュース力”も強みの一つ。楽曲の制作はもちろん、衣装スタイリングまでをも自らで手がけている。
MASAHARU:僕は一部の曲なんですけど、作詞・作曲をしています。
TATSUKI:リーダーで振付・構成をしています。
MARK:僕は衣装スタイリングの担当です。
REIJI:グッズのデザインを任されています。
JUDAI:最年少でラップ担当です。
― それぞれのセンスをグループで発揮されているのですね!では、メンバーからメンバーの紹介をお願いします。
MARK:リーダーのTATSUKIは抜けているところもありますが、決めるところはしっかり決める。頼れるリーダーです。
MASAHARU:JUDAIは最年少ですが、ステージ上でのカリスマ性が本当にすごい!年下ですが、尊敬しています。
TATSUKI:REIJIは、僕たちFlowBackの太陽です。どんなときも、僕たちを笑顔にしてくれます。
JUDAI:スタイリングを担当しているMARKはすごくおしゃれでスタイリッシュ。一見かわいらしい感じですが、実は男らしい部分も。ギャップがいいです。
REIJI:MASAHARUは一見クールで不思議なオーラがありますが、実は1番お茶目なメンバーです。
MASAHARU:オーディションをきっかけに「意志が合致したメンバーでやろう」という話が持ち上がり、最初は僕とTATSUKIで組もうという話が出たんですが「どうせやるならバラバラなスタイルでやりたい」ということで、このメンバーが集まりました。
TATSUKI:僕とMASAHARUがオーディションの会場で出会い、そこから「チームでやりたいね」という話になりました。同じオーディション会場にいたインパクトの強い濃い顔(REIJI)と、カリスマ性を感じたJUDAIに声をかけて誘ったら、REIJIのつながりで、MARKが加わりました。
― 初めて会ったときの印象をお聞かせください。
MASAHARU:REIJIくんの印象は強かったですね。写真で彼のことは見ていたのですが、初めてみんなで顔合わせをしたとき、思ったよりも小柄で(笑)。顔写真を見る限りではガタイの良い男かと思っていました(笑)。そのとき、少し遅れてきたのですが、低姿勢で「すみません」とずっと謝っていたこともよく覚えています。一番ギャップがあったメンバーです。
JUDAI:年上というのもありますが、TATSUKIくんは初めて出会ったとき、尖っていて怖かったです(笑)。もちろんカッコイイと思いましたが、キリッとしていて…。
MARK:打ち解けてからは、見た目通り優しいです(笑)!
― 同じ夢を持ちながらも、知らない人たちとグループを組むことに対して、不安はあったのでしょうか?
REIJI:不安だらけでしたね。「これからどうなっていくんだろう」と思いました。
MARK:僕もREIJIと同じ気持ちでした。ダンス&ボーカルグループということでしたが、ダンス未経験だったので、ダンスへの不安が大きかったですね。
JUDAI:MASAHARUくんから「グループ組みたいんだけど、どう?」と連絡をもらったときは、実感が沸きませんでした。ダンス&ボーカルというのもいまいちよくわからず、最初は遊び半分というか軽い気持ちで始めたというのが正直なところです。
― MASAHARUさんとTATSUKIさんが中心になりメンバーを集めたと思いますが、3人を迎え入れるとき、どんな思いがありましたか?
TATSUKI:MARKを入れるかについて、一度MARKをのぞく4人で話し合いの場を持つことになったんです。MARKとREIJIに共通の友人がいたことで、REIJIがMARKに声をかけたのですが、すでに「FlowBack」のグループラインにREIJIがMARKを招待していて(笑)。「なんで入れてるんだよ!」となりました(笑)。
MARK:僕もグループに入っている中で「なんで勝手に入れてるの?」という会話が繰り広げられていました(苦笑)。
REIJI:初めてのライブは、お客さんが0人でした。「この先どうなっていくんだ」と思いましたね。
TATSUKI:FlowBackを結成したとき、曲もない、練習場所もない状態からのスタートでした。それぞれの気持ちが向かう先も別々で…。結成前に所属していたダンスチームに心が揺らぐこともあって、全然まとまっていませんでした。
― どのように一つになっていったのでしょうか?
MARK:最初は見ている方向がそれぞれ違い、LINEを返さないメンバーもいて、グループとしての結束が全くなくて…。そんなとき、MASAHARUくんがみんなをカラオケに呼び出して、初めて強く「俺は真剣にやってる。やるならみんなで真剣にやろう」と喝を入れてくれたんです。MASAHARUくんは見守ってくれることが多く、あまり自分の思いを口にするタイプではないのですが、MASAHARUくんの言葉をきっかけに、みんなが「今のままじゃダメだ」と思うようになりました。そこからパフォーマンスも変わっていきました。
REIJI:LINEを返さなかった人は僕なんですけど(笑)、別のチームも組んでいて、中途半端な状態でした。MASAHARUくんの喝を受けて「このグループで本気でやろう」と思えました。
MASAHARU:あの日をきっかけに、みんなが変わったと思います。それまでみんな本気じゃなかったみたいですが、僕はやるからには本気でやりたいという気持ちがあったんです。遊びでやっている時間なんてありませんでした。僕の気持ちに応えてくれて、メンバーの心境が変わり、絆が強まりましたね。
JUDAI:お客さん0人からのスタートでしたが、ライブの回数を重ねていくにつれて、僕たちのことを知ってくれる方が増えていきました。経験を積み重ねて、歩み続けた結果、ここまでこられました。
― 今、みなさんにとってFlowBackはどのような存在ですか?
REIJI:生きがいですね。
TATSUKI:僕は家族みたいな存在です。毎日一緒にいますし、仲の良さもステージに表れていて、FlowBackらしいライブができています。家族のように大切な存在です。
MARK:FlowBackは僕にとっての全て。FlowBackがなかったら、今の自分はいません。
JUDAI:一言で例えるなら睡眠ですね。寝ないと生きていけないので(笑)。それくらい大切な存在です。
MASAHARU:変化をくれる場所。FlowBackを結成して、自分自身が大きく変わりました。活動を通して、成長できたなと思うことも多いです。
TATSUKI:結成当初の目標がメジャーデビューでした。デビューまで3年間活動してきましたが、いざ目の前にしてみたら、その先への通過点のように思います。ここから先のまた新しい夢に向けて、強い意志が固まりました。
JUDAI:この3年間、0人のライブやLINEオーディションでファイナリストに選ばれても最後で落選してしまうなど、たくさん辛い経験をしてきたと思います。メジャーデビューを新たなスタートとして、気持ちを新たにがんばりたいと思います。
MASAHARU:今やっとスタート地点に立てたという思いです。FlowBackらしさをいろんな方に知ってもらえるチャンスですし、これからも個性を伸ばしていき「個性がバラバラですごく良いグループだな」と思ってもらえるようにがんばります。
― デビューシングル「Come A Long Way」はどのような楽曲になっていますか?
JUDAI:恋愛ソングですが、自分たちのこれまでの歩みを裏テーマにしています。「やっていくぞ!」という気持ちになれます。
TATSUKI:タイトルの「Come A Long Way」は直訳すると「ここまで来た」とか「遠い道のりだった」という意味ですが、メジャーデビューに向けて今までやってきたことや、これからの夢や目標が全て込められていて、僕たち自身も歌っていて熱くなります。これまでが詰まった1曲です。
MARK:イントロの部分を初めて聴いたとき、自分たちの今までの3年間が走馬灯のように思い浮かびました。切なさやグッとくるものがありますね。
REIJI:この曲に3年間の思いをぶつけました。パフォーマンスも、構成や5人でしか出来ない動きがあるので、そこに注目してほしいです。
MASAHARU:振りも、音も、歌詞も、とにかくかっこいいです。本当に自信を持って届けられる1曲に仕上がったと思います。
MARK:一人ひとり雰囲気が全然違うところが何よりの強みだと思います。ダンスの雰囲気や歌も、それぞれに個性があります。やはり個性が異なる5人がいることがFlowBackの1番の強みかと思います。
REIJI:4人ボーカルで1人ラップという構成も珍しいと思います。歌声も一人ひとり違いますし、その点も僕たちらしさの一つです。
― メジャーデビューという新たなスタートを切るみなさんですが、グループが目指す場所や目標をお聞かせください。
MASAHARU:看板や音楽で、街中をFlowBackでいっぱいにしたいです。
MARK:僕はたくさんの方にFlowBackを知っていただき「FlowBackみたいになりたい」と思われるグループになりたいです。みんなの憧れの存在になれたらいいですね。
TATSUKI:MARKがいったように、誰かの夢になれたら嬉しいです。そして、自分たちで振付や作曲、グッズ制作をしていることも1つの強みなので、これからもその姿勢は崩さず、自分たちでいいものを作っていきたいです。自分たちが胸を張って「どうだ!」といえるものを生み出していきたいですね。
REIJI:僕たちの曲やパフォーマンスで、誰かの背中を押せるような存在になりたいです。何かを始めようとしている人や、何かにつまずいてしまっている人に、太陽のように元気を与えられる存在でいたいです。
JUDAI:僕はドームツアーがしたいです。ドームツアーができるアーティストは限られた人たちかと思いますが、感動を与え、心に残るようなアーティストになりたいですね。
MARK:僕は、絶対にあきらめないことだと思います。どれだけ心が折れても「こうなってやる」と、いい景色を想像する。僕は妄想が好きなので、いつもいいことばっかりを想像していました。FlowBackとして活動している今も、あきらめずに一つひとつをクリアしています。何よりもあきらめない気持ちが大事かなと思います。
REIJI:デビューまでの3年間を歩んできて思ったことは、常に感謝の気持ちと謙虚さを忘れないことです。ゼロからのスタートでしたが、支えてくれる人たちの存在がとても大きかったと思います。この2つを忘れないことが大切です。
TATSUKI:僕はチャレンジだと思います。僕自身、FlowBackになるまで、ダンスはしていましたが、マイクを持ってステージに立つどころか歌ったことがありませんでした。カラオケにすら行ったことがなくて…。そんな僕がFlowBackのメンバーになり、ステージに立って、自分のCDを聴くと、あの時にチャレンジしてよかったなと心から思います。何事も新しいことに挑戦していくことは、本当に大事なこと。これからもFlowBackはいろんなことに挑戦し、いろんな変化を求めて活動していきます。
JUDAI:素直さと、謙虚さと、諦めない心が必要です。FlowBackに出会えたオーディションは、母親が勝手に送ったことが始まりでしたが「行っておいで」と言われたとき、「わかった」と会場に向かえた素直さがなかったら、このメンバーに出会えていませんでした。そしてメンバーには、いつも支えられています。僕は友達が多いほうではありませんが、メンバーは仲間でもあり、友達。そんなメンバーをこれからも大切にしていきたいと思います。そして、いろんな人の意見を聞いて、自分なりに答えを出すことも大切だと思います。
MASAHARU:信じる気持ちも必要ですが、僕は定期的に自分を疑う時間は作ったほうがいいと思っています。自分を客観視して「これでいいのか」と疑ってみる。客観視する力を伸ばして、自分の成長に活かしていきたいですね。
― ありがとうございました。
見ず知らずの5人が出会って、苦難をともにしてきたFlowBackは、まさに一蓮托生。好みや性格、得意とするものが全く異なるが、互いが互いのことを尊重し合えたからこそ、彼らの今がある。
9月3日にさいたまスーパーアリーナで開催された「第23回 東京ガールズコレクション 2016 AUTUMN/WINTER」(以下TGC)では、オープニングアクトに出演。出演を控えた心境を尋ねてみたところ、不安を漏らす者はおらず、メンバー全員が「楽しみ」と口をそろえていた姿が頼もしかった。さすがに出演決定を知らされたときは驚いたというが「ここでビビっていたらダメ」「やってやろうという気持ち」と、意気込みを力強く語っており、その思いをステージでぶつけた5人は大きな経験値を得ただろう。“セルフ・プロデュース力”という武器も持つ彼らが、今後どう進化していくのか期待が高まる。(modelpress編集部)
本格的な歌&ダンス+アイコンとしても抜群のルックスを持ち、メンバー全員が様々な役割を担いながら成長中。楽曲制作・コレオグラフをはじめ、高いセルフ・プロデュース能力を備えながら着々と活動の幅を広げている。
初回生産限定盤(CD+DVD)
【CD】
1.Come A Long Way
2.Be Mine
【DVD】
1.Wake Me Up(Music Video)
2.AfterRain(Music Video)
3.FlowBack Behind The Scenes Vol.1
通常盤(CDのみ)
【CD】
1.Come A Long Way
2.Be Mine
3.Come A Long Way -Instrumental-
メジャーデビュー「Come A Long Way」はクールなサウンドが特徴のダンスナンバー。男女の恋愛を歌っているラブソングではあるが、タイトル「Come A Long Way」には「ここまで来た」「遠い道のりだった」と彼らがこれまで歩んできた道のりで感じた思いなどが込められている。
5人が全く異なった魅力を放っているFlowBack。そんな彼らは、抜群のセンスを発揮している“セルフ・プロデュース力”も強みの一つ。楽曲の制作はもちろん、衣装スタイリングまでをも自らで手がけている。
注目株!イケメン5人組FlowBackってどんな人たち?
― 楽曲はもちろんのこと、スタイリングやグッズの考案までご自身で手がけているみなさんですが、担当を教えてください。MASAHARU:僕は一部の曲なんですけど、作詞・作曲をしています。
TATSUKI:リーダーで振付・構成をしています。
MARK:僕は衣装スタイリングの担当です。
REIJI:グッズのデザインを任されています。
JUDAI:最年少でラップ担当です。
― それぞれのセンスをグループで発揮されているのですね!では、メンバーからメンバーの紹介をお願いします。
MARK:リーダーのTATSUKIは抜けているところもありますが、決めるところはしっかり決める。頼れるリーダーです。
MASAHARU:JUDAIは最年少ですが、ステージ上でのカリスマ性が本当にすごい!年下ですが、尊敬しています。
TATSUKI:REIJIは、僕たちFlowBackの太陽です。どんなときも、僕たちを笑顔にしてくれます。
JUDAI:スタイリングを担当しているMARKはすごくおしゃれでスタイリッシュ。一見かわいらしい感じですが、実は男らしい部分も。ギャップがいいです。
REIJI:MASAHARUは一見クールで不思議なオーラがありますが、実は1番お茶目なメンバーです。
FlowBack結成秘話 5人の出会い
― どのようにFlowBackを結成されたのでしょうか?MASAHARU:オーディションをきっかけに「意志が合致したメンバーでやろう」という話が持ち上がり、最初は僕とTATSUKIで組もうという話が出たんですが「どうせやるならバラバラなスタイルでやりたい」ということで、このメンバーが集まりました。
TATSUKI:僕とMASAHARUがオーディションの会場で出会い、そこから「チームでやりたいね」という話になりました。同じオーディション会場にいたインパクトの強い濃い顔(REIJI)と、カリスマ性を感じたJUDAIに声をかけて誘ったら、REIJIのつながりで、MARKが加わりました。
― 初めて会ったときの印象をお聞かせください。
MASAHARU:REIJIくんの印象は強かったですね。写真で彼のことは見ていたのですが、初めてみんなで顔合わせをしたとき、思ったよりも小柄で(笑)。顔写真を見る限りではガタイの良い男かと思っていました(笑)。そのとき、少し遅れてきたのですが、低姿勢で「すみません」とずっと謝っていたこともよく覚えています。一番ギャップがあったメンバーです。
JUDAI:年上というのもありますが、TATSUKIくんは初めて出会ったとき、尖っていて怖かったです(笑)。もちろんカッコイイと思いましたが、キリッとしていて…。
MARK:打ち解けてからは、見た目通り優しいです(笑)!
― 同じ夢を持ちながらも、知らない人たちとグループを組むことに対して、不安はあったのでしょうか?
REIJI:不安だらけでしたね。「これからどうなっていくんだろう」と思いました。
MARK:僕もREIJIと同じ気持ちでした。ダンス&ボーカルグループということでしたが、ダンス未経験だったので、ダンスへの不安が大きかったですね。
JUDAI:MASAHARUくんから「グループ組みたいんだけど、どう?」と連絡をもらったときは、実感が沸きませんでした。ダンス&ボーカルというのもいまいちよくわからず、最初は遊び半分というか軽い気持ちで始めたというのが正直なところです。
― MASAHARUさんとTATSUKIさんが中心になりメンバーを集めたと思いますが、3人を迎え入れるとき、どんな思いがありましたか?
TATSUKI:MARKを入れるかについて、一度MARKをのぞく4人で話し合いの場を持つことになったんです。MARKとREIJIに共通の友人がいたことで、REIJIがMARKに声をかけたのですが、すでに「FlowBack」のグループラインにREIJIがMARKを招待していて(笑)。「なんで入れてるんだよ!」となりました(笑)。
MARK:僕もグループに入っている中で「なんで勝手に入れてるの?」という会話が繰り広げられていました(苦笑)。
観客0人のライブ…メンバーが本気になった瞬間
― 今ではすっかり打ち解け、一丸となって協力しながら活動しているみなさんですが、メジャーデビューが決まるまでどのようなことを乗り越えてきたのでしょうか?REIJI:初めてのライブは、お客さんが0人でした。「この先どうなっていくんだ」と思いましたね。
TATSUKI:FlowBackを結成したとき、曲もない、練習場所もない状態からのスタートでした。それぞれの気持ちが向かう先も別々で…。結成前に所属していたダンスチームに心が揺らぐこともあって、全然まとまっていませんでした。
― どのように一つになっていったのでしょうか?
MARK:最初は見ている方向がそれぞれ違い、LINEを返さないメンバーもいて、グループとしての結束が全くなくて…。そんなとき、MASAHARUくんがみんなをカラオケに呼び出して、初めて強く「俺は真剣にやってる。やるならみんなで真剣にやろう」と喝を入れてくれたんです。MASAHARUくんは見守ってくれることが多く、あまり自分の思いを口にするタイプではないのですが、MASAHARUくんの言葉をきっかけに、みんなが「今のままじゃダメだ」と思うようになりました。そこからパフォーマンスも変わっていきました。
REIJI:LINEを返さなかった人は僕なんですけど(笑)、別のチームも組んでいて、中途半端な状態でした。MASAHARUくんの喝を受けて「このグループで本気でやろう」と思えました。
MASAHARU:あの日をきっかけに、みんなが変わったと思います。それまでみんな本気じゃなかったみたいですが、僕はやるからには本気でやりたいという気持ちがあったんです。遊びでやっている時間なんてありませんでした。僕の気持ちに応えてくれて、メンバーの心境が変わり、絆が強まりましたね。
JUDAI:お客さん0人からのスタートでしたが、ライブの回数を重ねていくにつれて、僕たちのことを知ってくれる方が増えていきました。経験を積み重ねて、歩み続けた結果、ここまでこられました。
― 今、みなさんにとってFlowBackはどのような存在ですか?
REIJI:生きがいですね。
TATSUKI:僕は家族みたいな存在です。毎日一緒にいますし、仲の良さもステージに表れていて、FlowBackらしいライブができています。家族のように大切な存在です。
MARK:FlowBackは僕にとっての全て。FlowBackがなかったら、今の自分はいません。
JUDAI:一言で例えるなら睡眠ですね。寝ないと生きていけないので(笑)。それくらい大切な存在です。
MASAHARU:変化をくれる場所。FlowBackを結成して、自分自身が大きく変わりました。活動を通して、成長できたなと思うことも多いです。
満を持してのメジャーデビュー 「Come A Long Way」に込めた思い
― いよいよメジャーデビューですが、今の心境をお聞かせください。TATSUKI:結成当初の目標がメジャーデビューでした。デビューまで3年間活動してきましたが、いざ目の前にしてみたら、その先への通過点のように思います。ここから先のまた新しい夢に向けて、強い意志が固まりました。
JUDAI:この3年間、0人のライブやLINEオーディションでファイナリストに選ばれても最後で落選してしまうなど、たくさん辛い経験をしてきたと思います。メジャーデビューを新たなスタートとして、気持ちを新たにがんばりたいと思います。
MASAHARU:今やっとスタート地点に立てたという思いです。FlowBackらしさをいろんな方に知ってもらえるチャンスですし、これからも個性を伸ばしていき「個性がバラバラですごく良いグループだな」と思ってもらえるようにがんばります。
― デビューシングル「Come A Long Way」はどのような楽曲になっていますか?
JUDAI:恋愛ソングですが、自分たちのこれまでの歩みを裏テーマにしています。「やっていくぞ!」という気持ちになれます。
TATSUKI:タイトルの「Come A Long Way」は直訳すると「ここまで来た」とか「遠い道のりだった」という意味ですが、メジャーデビューに向けて今までやってきたことや、これからの夢や目標が全て込められていて、僕たち自身も歌っていて熱くなります。これまでが詰まった1曲です。
MARK:イントロの部分を初めて聴いたとき、自分たちの今までの3年間が走馬灯のように思い浮かびました。切なさやグッとくるものがありますね。
REIJI:この曲に3年間の思いをぶつけました。パフォーマンスも、構成や5人でしか出来ない動きがあるので、そこに注目してほしいです。
MASAHARU:振りも、音も、歌詞も、とにかくかっこいいです。本当に自信を持って届けられる1曲に仕上がったと思います。
FlowBackが目指す未来の姿
― 「ここだけは負けない」というFlowBackの強みを教えてください。MARK:一人ひとり雰囲気が全然違うところが何よりの強みだと思います。ダンスの雰囲気や歌も、それぞれに個性があります。やはり個性が異なる5人がいることがFlowBackの1番の強みかと思います。
REIJI:4人ボーカルで1人ラップという構成も珍しいと思います。歌声も一人ひとり違いますし、その点も僕たちらしさの一つです。
― メジャーデビューという新たなスタートを切るみなさんですが、グループが目指す場所や目標をお聞かせください。
MASAHARU:看板や音楽で、街中をFlowBackでいっぱいにしたいです。
MARK:僕はたくさんの方にFlowBackを知っていただき「FlowBackみたいになりたい」と思われるグループになりたいです。みんなの憧れの存在になれたらいいですね。
TATSUKI:MARKがいったように、誰かの夢になれたら嬉しいです。そして、自分たちで振付や作曲、グッズ制作をしていることも1つの強みなので、これからもその姿勢は崩さず、自分たちでいいものを作っていきたいです。自分たちが胸を張って「どうだ!」といえるものを生み出していきたいですね。
REIJI:僕たちの曲やパフォーマンスで、誰かの背中を押せるような存在になりたいです。何かを始めようとしている人や、何かにつまずいてしまっている人に、太陽のように元気を与えられる存在でいたいです。
JUDAI:僕はドームツアーがしたいです。ドームツアーができるアーティストは限られた人たちかと思いますが、感動を与え、心に残るようなアーティストになりたいですね。
やっと掴んだメジャーデビュー…FlowBackが思う“夢を叶える秘訣”
― 最後に、メジャーデビューという一つの夢を叶えたみなさんの “夢を叶える秘訣”を教えてください。MARK:僕は、絶対にあきらめないことだと思います。どれだけ心が折れても「こうなってやる」と、いい景色を想像する。僕は妄想が好きなので、いつもいいことばっかりを想像していました。FlowBackとして活動している今も、あきらめずに一つひとつをクリアしています。何よりもあきらめない気持ちが大事かなと思います。
REIJI:デビューまでの3年間を歩んできて思ったことは、常に感謝の気持ちと謙虚さを忘れないことです。ゼロからのスタートでしたが、支えてくれる人たちの存在がとても大きかったと思います。この2つを忘れないことが大切です。
TATSUKI:僕はチャレンジだと思います。僕自身、FlowBackになるまで、ダンスはしていましたが、マイクを持ってステージに立つどころか歌ったことがありませんでした。カラオケにすら行ったことがなくて…。そんな僕がFlowBackのメンバーになり、ステージに立って、自分のCDを聴くと、あの時にチャレンジしてよかったなと心から思います。何事も新しいことに挑戦していくことは、本当に大事なこと。これからもFlowBackはいろんなことに挑戦し、いろんな変化を求めて活動していきます。
JUDAI:素直さと、謙虚さと、諦めない心が必要です。FlowBackに出会えたオーディションは、母親が勝手に送ったことが始まりでしたが「行っておいで」と言われたとき、「わかった」と会場に向かえた素直さがなかったら、このメンバーに出会えていませんでした。そしてメンバーには、いつも支えられています。僕は友達が多いほうではありませんが、メンバーは仲間でもあり、友達。そんなメンバーをこれからも大切にしていきたいと思います。そして、いろんな人の意見を聞いて、自分なりに答えを出すことも大切だと思います。
MASAHARU:信じる気持ちも必要ですが、僕は定期的に自分を疑う時間は作ったほうがいいと思っています。自分を客観視して「これでいいのか」と疑ってみる。客観視する力を伸ばして、自分の成長に活かしていきたいですね。
― ありがとうございました。
見ず知らずの5人が出会って、苦難をともにしてきたFlowBackは、まさに一蓮托生。好みや性格、得意とするものが全く異なるが、互いが互いのことを尊重し合えたからこそ、彼らの今がある。
9月3日にさいたまスーパーアリーナで開催された「第23回 東京ガールズコレクション 2016 AUTUMN/WINTER」(以下TGC)では、オープニングアクトに出演。出演を控えた心境を尋ねてみたところ、不安を漏らす者はおらず、メンバー全員が「楽しみ」と口をそろえていた姿が頼もしかった。さすがに出演決定を知らされたときは驚いたというが「ここでビビっていたらダメ」「やってやろうという気持ち」と、意気込みを力強く語っており、その思いをステージでぶつけた5人は大きな経験値を得ただろう。“セルフ・プロデュース力”という武器も持つ彼らが、今後どう進化していくのか期待が高まる。(modelpress編集部)
FlowBack(フロウバック)プロフィール
2013年結成。MASAHARU、TATSUKI、MARK、REIJI、JUDAIからなる5人組ダンス&ボーカルグループ。2014年開催の国内最大規模オーディション「LINE オーディション」で応募者125,094組の中からファイナリスト8組に選出され注目を集める。本格的な歌&ダンス+アイコンとしても抜群のルックスを持ち、メンバー全員が様々な役割を担いながら成長中。楽曲制作・コレオグラフをはじめ、高いセルフ・プロデュース能力を備えながら着々と活動の幅を広げている。
FlowBackメジャーデビューシングル「Come A Long Way」
2016年9月7日発売初回生産限定盤(CD+DVD)
【CD】
1.Come A Long Way
2.Be Mine
【DVD】
1.Wake Me Up(Music Video)
2.AfterRain(Music Video)
3.FlowBack Behind The Scenes Vol.1
通常盤(CDのみ)
【CD】
1.Come A Long Way
2.Be Mine
3.Come A Long Way -Instrumental-
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