香里奈、4年ぶり主演で伝えたいこと 決意と心境を語る モデルプレスインタビュー
2015.10.13 07:00
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モデルで女優の香里奈(31)がモデルプレスのインタビューに応じた。モデルとしてデビューし、華々しい活動をしつつも、幾度なく主演に抜擢されるなど女優としても欠かせない存在の香里奈。そんな彼女は、TBS系新ドラマ『結婚式の前日に』(毎週火曜よる10時、10月13日スタート)で約4年ぶり連続ドラマ主演をつとめる。
同作は、結婚式を100日後に控えながら「脳腫瘍」と診断された娘と、そんな娘の前に28年ぶりに現れた型破りな母による“ヒューマンラブストーリー”。主人公が病気になるからといってシリアスなストーリーではなく、観る人の心を明るく前向きにする、結婚式までの100日間を描いていく。香里奈は脳腫瘍と診断された主人公・芹沢ひとみを演じる。
そのほか、28年ぶりにひとみの前に現れた型破りな母・柏田可奈子役を原田美枝子、ひとみの婚約者で医師の園田悠一役を鈴木亮平、築地で寿司屋を営む父・健介役を遠藤憲一が演じ、山本裕典、真野恵里菜、美保純、江波杏子といった実力派キャストが顔を揃えている。
香里奈にとって、約4年ぶり、同局では初の連ドラ主演をつとめた『だいすき!!』(2008年)以来約7年ぶりの主演ということで、注目を集めている同作。しかし、「その辺は、なんにも意識していなかった」と彼女はプレッシャーや不安という言葉を口にはしない。「そういうことは考えないようにしています。それよりも、多くの人に観てもらい、自分の体を大事にしようと思うきっかけとなってくれたらと思います」と自分のことよりも、同作を通して訴えたいものを明確にしていた。
大役をつとめる決意と心境
久しぶりの主演という大役をつとめるわけだが、一体なぜ今回主演をやろうと決意したのだろうか。それは、『だいすき!!』と同じスタッフということと、内容がヒューマンドラマということ。「『だいすき!!』と同じスタッフさんからお声がけいただき、熱意を持ったお話を聞けたことは、大きな要素となりますが、ヒューマンドラマがやりたいと思ったんです。家族をメインにしているヒューマンドラマなので、共感しやすいし、身近に感じられるので、私の好きなジャンル。そういった作品を『だいすき!!』以来やっていなかったので、それがまたTBSで出来るということが嬉しかったんです」。そしてまた、主演という“ポジション”は彼女にとっては気にしていないようだった。「主演と聞くと引っ張っていかなくちゃいけない、ちゃんとしなくちゃいけない、と思いがちですが、周りの役者さんたちが素晴らしい方ばかりなので、みんなと一緒に頑張っていい作品を作っているという感覚です。だから、主演だからと言って気を張らずに、自然体でいることが1番だなと思っています」と清々しい笑顔を見せた。
今回の役どころは、結婚式を目前に脳腫瘍と診断されてしまうという難役。役作りはほとんどしていないという。それよりも、脳腫瘍という病気と向き合っていた。「外見にはあまり現れない病気みたいです。痩せていくわけでも、毛が抜けるわけでも、体重が増えるわけでもないそうです。初期症状は若干の手のしびれぐらいです」と真剣に説明。同作では「脳腫瘍と宣告されてから、症状も徐々に重くなっていき、気持ちの変化もいろいろとあるので、その辺も注目してみてください!」と見どころを明かした。
モデルとして芸能界デビュー、そして女優としての地位を確立
香里奈と言えば、2000年にファッション誌『Ray』の専属モデルとしてデビュー(2014年に卒業)。モデルとして華々しいスタートをきった中、2001年に『カバチタレ!』(フジテレビ系)でドラマデビュー。そもそも彼女はなぜ、女優をやろうと思ったのか、尋ねてみると「お話をいただいたとき最初は全然やりたくなかったんです…」と微笑んだ。「でも、お話をいただくことなんてないじゃないですか。やるかやらないじゃなくて、何かしら面白いと感じることがあれば、続けられる限りやればいいんじゃないかなと思って。チャンスというより、1回は挑戦してみようと思ったことがきっかけでした」。その後は、モデル活動の傍ら、ドラマや映画を中心に女優として活動。2004年には『深呼吸の必要』で映画初出演にして主演を果たし、翌2005年度「日本映画批評家大賞」の新人賞を獲得した。そして、『だいすき!!』で連ドラ初主演。この頃には“若手ではかなりの実力派”と評されていた。一方モデルでは、2007年からファッションフェスタ「東京ガールズコレクション(通称:TGC)」に出演し、同イベントの“欠かせない顔”と呼ばれる存在に。2009年3月にファッション誌『GINGER』が創刊されると、以後レギュラーモデルとして活躍している。
「モデルだったら寒さに耐えたり、女優だったら撮影続きで寝る時間がなくなったり、どっちも大変で、その時々で『大変大変』と言ってしまうのですが、大変な思いをしたからこそ作品としてきちんと残っていくんだと思います。それに自分自身の心にも残っていきますしね」と、モデル・女優の違いや共通するやりがいを語り、「『結婚式の前日に』もハードスケジュールですが、自分の中で残っていく作品にしたいと思います」と意気込みをみせてくれた。
夢を叶える秘訣とは?
ファッションショーのステージに登場すると圧倒的な大歓声に包まれ、主演が決まると瞬く間に話題となる。“ファッションアイコン”“実力派女優”という2つの確固たる地位を同時に確立させた香里奈は、誰もが憧れてしまう存在。そんな彼女に夢を追いかけているモデルプレス読者に向けて夢を叶える秘訣を聞いてみた。すると、「私は夢という夢があんまりないんです」と考え始めた。そして出した答えは「目標はあります。その目標を達成するために、1つ1つのことをクリアしていけば、結果はみんなが言っている夢が叶うのかもしれない。だから目標を持つこと」。
マイペースな一面を見せながらも、インタビューに応じてくれた香里奈は、色褪せることのない美しい輝きを放っていた。(modelpress編集部)
ドラマ『結婚式の前日に』あらすじ
芹沢ひとみ(香里奈)は築地で寿司屋を営む父・健介(遠藤憲一)に男手ひとつで育てられた。大手不動産会社の中で、男性社員に負けじとマンション開発に携わっている。その一方で医師の園田悠一(鈴木亮平)と婚約中で、100日後に結婚式を控えていた。そんな彼女はある日突然「脳腫瘍」と診断され、このままでは命も危ぶまれる状態と知る。100日後には結婚式だというのに…。しかも、そんな彼女の前に、28年前に出て行った母・可奈子(原田美枝子)が突然現れる。可奈子は自分の夢を追って、家を、そして日本を飛び出した超自由人で型破りな女。だが、ひとみの結婚を知った可奈子は、結婚式の前日に娘に三ツ指をつかれて挨拶されるのが夢で帰国し、結婚式にも出る気満々だった。28年間ほったらかしで、どれだけ勝手な母親なんだと可奈子と口論になるひとみ。
破茶滅茶な可奈子の行動はひとみには理解不能で今さら母親ぶられても腹立たしいだけ、母の身勝手な愛を絶対に許すことなんてできない!一方の可奈子はそんなのお構いなしに「ひとみを死なせない」と意気込み積極的に娘に関わっていく。こうして、娘と母の100日間におよぶ闘いが始まった!
香里奈(かりな)プロフィール
生年月日:1984年2月21日出身地:愛知県名古屋市
身長:165cm
血液型:A型
2000年に「Ray」専属モデルとしてデビュー。2014年3月号まで看板モデルとして活躍。2009年に「GINGER」創刊すると、同誌レギュラーモデルに起用。さらに女優業では、2001年に「カバチタレ!」(フジテレビ)でドラマデビューを果たし、2008年にはドラマ「だいすき!!」(TBS)で連続ドラマ初となる主演に抜擢。そのほか、「私が恋愛できない理由」(2011年、フジテレビ)、「PRICELESS」(2012年、フジテレビ)、「SUMMER NUDE」(2013年、フジテレビ)などに出演。CMにも多数出演しており、モデル・女優として幅広く活躍中。
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