“エモすぎる”と共感殺到 2人組ラップユニット・chelmicoの恋愛観に迫る<インタビュー>
2019.08.11 00:35
「爽健美茶のラップ」「switch」など、メジャーデビュー1年目ながらCM曲やドラマ主題歌に抜擢され、ポップ×お洒落感のある楽曲で音楽シーンを沸かすラップユニット・chelmico(チェルミコ)。先行リリースされたラブソング「Balloon」の切ないリリックと世界観が“エモすぎる”と共感を集める中、リリースを記念した女性限定トークイベントが開催され、RachelとMamikoの2人が恋愛観を語った。
目次
chelmico主催の“女祭り”に潜入
4日都内で開催された「chelmico 主催女祭りのオンライン祭りvo.2 Balloon 爆発3 秒前 3.2.1...」に、抽選で選ばれた女性約60名が集結。この日の司会進行役はお笑い芸人の吉田結衣(THIS ISパン)が担当、かねてより吉田の大ファンだったというMamikoからの熱烈オファーにより実現した。
白シャツ×デニムのお揃いのコーディネートで登場したchelmicoの2人は、普段のライブとは違う女性オンリーの会場に「みんな可愛い。ライブより緊張してるかも…」と照れた笑顔を見せた。
「Balloon」が2人の実体験をもとに描かれたラブソングということで、事前にファンから募集した質問やお悩みを、2人が解決するという同イベント。「好きな人へのサインは?」という質問に、「隣に座っていて手がくっついたら、そのまま離さない」「香水をつけ直す」とRachelが答えると、会場からは納得と感心が入り混じったため息が。
「男女の友情は成立する?」という質問にMamikoは「しないって思っておいたほうがラク。難しいですよね」、「付き合う前に関係を持って本命になれない…」というお悩みにRachelは「順序に間違いがあると無理ですよね。巻き返したこともあるんですけど、“急がば回れ”ということをお伝えしておきます(笑)」と実体験を交え、本音でアドバイス。
RachelとMamikoは、chelmicoを組む前から友達同士というだけあってお互いの恋愛も熟知。リアルな女子会のような雰囲気に、会場のファンからも本音が飛び出し、恋愛トークもヒートアップしていた。
生配信を終了し、クローズドになった第二部では抜き打ちカバンチェックのコーナーも。お気に入りのリップや、愛用している香水、「Balloon」の歌詞も書かれているというネタ帳など、リアルな私物が続々と紹介された。
盛りだくさんとなったイベントを振り返り、「(質問があった)コスメの話をもっとできたらよかった」「足りなかったね。毎週やりたいね」と口を揃えた2人。第3回目の“女祭り”開催に期待していた。
chelmicoインタビュー
― 本日の“女祭り”イベントお疲れさまでした!終えてみていかがですか?Mamiko:前回の“女祭り”はライブがメインだったので、別物でした。今回は、私たちも話すぞって意気込みでいたのですごく楽しめましたね。
Rachel:そうだね、気合い入ってたよね。普段、Mamiちゃんとしかガールズトークをしてこなかったので、今日はしゃべるたびに笑いがおきたり、うんうんって頷いたりしてくれるの見て、「あ、みんな共通なんだ」って感動がありました。外にも世界が広がってるんだって。
Mamiko:ね~、おもしろかった!周りにいる女の子はRachelしかいないし、同世代で恋してる女の子とのトークが、すごく楽しみだったんです。結構、積極的に話してくれた気がするね。
Rachel:聞きたいことを考えてくれてたのかな、もしかして心の準備してくれてたのかなって思ったら、すごく可愛らしくて。
Mamiko:そう。みんな本当に可愛いし、お洒落だし、いい匂いがした(笑)。私も頑張ろうって思いました。
Rachel:北海道から来てくれたりね。chelmicoへの熱が強い子がいる、こんな可愛らしい子がいるっていうのは、“無敵”になった気分!自信になったよね。
Mamiko:うれしかったね。こんな私達に相談するんだっていう。こんなどうしようもない2人なのに(笑)。
Rachel:確かにね。そんな立場でもないけど、本当に藁にもすがる思いだったのかな。必死につかんだ糸がchelmicoだったんだっていう(笑)。
仕事も恋も、フォローし合う仲
― (笑)。イベントではお2人の恋バナも披露されていましたね。LINEの代筆されたことがあったとか。Rachel:そう、Mamiちゃんのメソッドすごいんですよ。
Mamiko:Rachel、LINEが下手な時代があったんです。「どうやって返信すればいいんだろう…」っていうときに、代わりにメッセージを打ってました。
Rachel:LINEが続くコツ、話せばよかったね。Mamiちゃんに教えてもらってから、大幅に改善したんですよ。恋愛以外でも、仲良くなれるようになってかなり社交的になれました。本出せると思うよ、「好きな人から必ずLINEが来る50のコツ」みたいな。
Mamiko:出したいね(笑)。返信の仕方にコツがあるんです。
Rachel:最近も割とやってもらってるしね。でも、Mamiちゃんもたまに相談してくれたりするんですよ。
Mamiko:「この人どうかな?」って聞くと、「Mamiちゃんはこっちの人のほうが合うと思う」って言ってくれるんです。
Rachel:でも結局は、自分に従ってるけど(笑)。やっぱり一緒にいるから、相性というか、仲良くできるかどうかは分かる。だいたい共通の知り合いだしね。
Mamiko:お互いフォローし合ってます(笑)。
Rachel:恋も仕事もフォローし合って、いいチームだ(笑)。1番の味方がいて、心強いです。
新曲「Balloon」は2人の切ない恋から
― では、先月先行でリリースされた「Balloon」は、どんな恋愛から生まれたのでしょうか?Rachel:当時は2人共、切ない思いで描いてましたね。
Mamiko:切なかったね、想いが届かなかったし。
Rachel:好きになってもらえないことあるんだって思ったもん。
Mamiko:私はそのときに別れもあったので、ぐちゃぐちゃな感情でしたね。あまりよくないぐちゃぐちゃだったかもしれない。
― イベント中、『悲しみの色が青だなんて嘘だ』というリリックに、Mamikoさんは「(色が)違かったんです」と制作秘話を明かしていました。実体験だからこそ「エモすぎる」「絶妙な歌詞」とリスナーの心に響くのかもしれないですね。
Mamiko:共感してくれた方から、「分かる!」ってすごく言われますね。この前エゴサーチしていたら、「chelmicoの『Balloon』分からない女の子いる?」って。“いるなら出てこい”的な本気ツイートだったんだけど(笑)、うれしかった。
Rachel:うれしいよね、そういう気持ちで描いたので。みんなの状況が伝わってきたり、感想を聞くとよかったなって思いますね。今日もみんな恋してたね。おもしろかったね。
Mamiko:おもしろかった~。
― 8月21日には「Balloon」も収録された2nd アルバムFishing」をリリース。どんなアルバムになっていますか?
Mamiko:全体的にはしっとりした曲調を増やして、前回よりも大人っぽくしましたね。歌詞を聴かせるためにテンポを落としたので、内容も濃くなっていると思います。chelmicoはトークで赤裸々に話すので、元気とか、うるさめなイメージなんですけど(笑)、「Fishing」は「爽健美茶(のラップ)」とか「switch」をフックにして、バランスを取ってるというか。「Balloon」でchelmicoの新たな一面を見せれていると思います。
Rachel:今までずっと明るめな曲が多かったからね。「Balloon」は強い気持ちで作った曲だし、すごく思い入れのあるアルバム。ジャケットも可愛いしね。みなさんに聴いてほしいアルバムになりました。
Mamiko:ラップには自信があるのでそれは前面に押し出しつつ、歌詞に共感してもらえたらいいな。いろんな曲を入れたので、どれか1曲はお気に入りの曲が見つかると思います。
― メジャーデビュー1年で躍進する2人ですが、変わったことはありましたか?
Mamiko:最初は全然実感なかったんですけど、それこそ「爽健美茶(のラップ)」だったり「switch」だったり、普段HIP HOPを聴かない人も届いていたと分かって、自分たちの自信にもなった気がします。フェスで爽健美茶の曲をやったりすると、「お?」って気づいてくれたり、すごく変わりました。
Rachel:広がった1年だったね。
― 9月からは全国ツアー「chelmico Fishing Tour」も始まりますね。意気込みも教えてください。
Mamiko:今回は複雑な構成の楽曲ばかり作っていたんです。ライブとなるのを考えてなかった…とまでは言わないですけど(笑)。
Rachel:音源に集中して作ったから、いざライブでやるとなると自分たちも、それなりの歌唱ができるようにねらないといけないね。しっかり歌いこんで、そこは頑張りたいなと思っています。曲としてちゃんと聞いてもらえるように。
Mamiko:精進していきたいです。しっかり気合入れて行こう!
chelmicoの夢を叶える秘訣
― 最後に、「夢を叶える秘訣」を教えて下さい。Mamiko:言葉にすることかな。周囲に伝えることで自分を追い込めるし、次会ったときに出来てなかったら、「まだなの?」って言われるし。
Rachel:それで頑張らなきゃって思えたり、チャンスをくれたりするからね。
Mamiko:ラッパーになりたいわってふざけて言ってたら…。
Rachel:本当になっちゃったもんね。周知の事実にするまで言い続けることが大事だなと思ってます。あとは失敗してもいいからやってみる。作家さんになりたいと言っていても、書いてなかったら作家さんになれないし。
Mamiko:それでやらないってことは、そこまでだったってこと。
Rachel:叶え方は人によって違うかもしれないけど、「やってみる&言ってみる」がchelmicoとしての秘訣です!
― ありがとうございました。
HIP HOP好きも唸らせるラップ技術と共感を集めるリリックはもちろん、モデル並みのルックスにトーク力抜群の2人は、ステージ外でも魅力が炸裂。音楽も恋もお洒落も、全力で楽しむ“無敵”な2人の快進撃は始まったばかりだ。(modelpress編集部)[PR]提供元:ワーナーミュージックジャパン
chelmico(チェルミコ)プロフィール
2014年10月に渋谷のパルコで行われた「シブカル祭。」のステージで、RACHELが友人のMAMIKOを誘いユニットを結成。2015年5月に1st song「ラビリンス'97」を発表し本格的に音楽活動を開始。2016年10月19日には1st アルバム「chelmico」をリリースし、現在都内を中心に勢力的にライブ活動を行っている。2nd Album「Fishing」
【収録曲】1.EXIT
2.爽健美茶のラップ(爽健美茶CMソング)
3.ひみつ
4.Navy Love
5.Balloon
6.Fishing (Interlude)
7.BEER BEAR
8.12:37
9.Summer day
10.仲直り村
11.switch(テレビ東京系「四月一日さん家の」OPテーマソング)
12.Bye
※初回生産分のみデジパック仕様
関連記事
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
【TWICEサナ インタビュー】夢を叶えるためには「勢い」が大事 中学時代のデビュー前から繋がる考えモデルプレス
-
BUDDiiS小川史記、“暗黒時代”支えとなった友の存在 後悔なしの20代振り返る【インタビュー後編】モデルプレス
-
「今日好き」こおめいカップルインタビュー、交際後は毎日寝落ち電話 意外だったスキンシップ事情「もっとしようかなと」モデルプレス
-
“奇跡の29歳”BUDDiiS小川史記、代名詞が思わぬ広がり 1st写真集で新たな自分も発見【インタビュー前編】モデルプレス
-
“怪演”話題の片岡凜、ブレイク中の心境語る デビューから2年――女優の夢叶えるために起こした行動「突っ走ることが大切」【「海に眠るダイヤモンド」インタビューVol.3】モデルプレス
-
「海に眠るダイヤモンド」いづみの正体・今後の展開は?千景役・片岡凜が気になる伏線ポイント明かす【インタビューVol.2】モデルプレス
-
片岡凜、日曜劇場初出演は「すごく光栄」“ドラマデビュー作ぶり”新井順子Pとの再会で贈られたアドバイスとは【「海に眠るダイヤモンド」インタビューVol.1】モデルプレス
-
アナウンサーになるには?テレ東・田中瞳アナの回答と「夢を叶える秘訣」モデルプレス
-
テレ東・田中瞳アナの転機になった、さまぁ~ずの“ある言動”モデルプレス