中尾明慶、初朝ドラ「まんぷく」での“驚き”明かす 安藤サクラ&長谷川博己の印象は?<インタビュー>
2018.11.08 05:00
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女優の安藤サクラがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『まんぷく』(NHK総合/月曜~土曜あさ8時)に出演する俳優の中尾明慶が、同作へ出演が決まったときの心境や今後の見どころを語った。
『まんぷく』出演・中尾明慶の役柄は?
『まんぷく』は、インスタントラーメンをこの世に生み出した日清食品の創業者で実業家・安藤百福(ももふく)氏とその妻・仁子(まさこ)氏の半生をモデルに、戦前から高度経済成長時代にかけての大阪を懸命に生き抜く夫婦の成功物語。物語のヒロイン・福子を安藤が、実業家の夫・萬平を長谷川博己が演じている。中尾は、萬平が後に開く製塩会社で働く従業員。11月7日から登場している。
出征前は乾物屋で奉公をしていたが、空襲で店が燃え、路頭に迷っていたところ、製塩所の人手を集めていた神部から声をかけられる…という役どころ。真面目な性格ではあるが、自尊心が高くけんかっ早いので、同僚とぶつかることもしばしば。時に騒ぎを起こして会社に迷惑をかけることもある。
以下、中尾のインタビュー。
中尾明慶、初“朝ドラ”の心境は…?
Q1.今回『まんぷく』に出演することが決まったときのお気持ちは?中尾: “朝ドラ”の出演も大阪制作のNHKも初めてなので、すごく光栄に思っています。出演が決まったという報告をすると、みなさんから「おめでとう」と返ってくるのが、やっぱり朝ドラってすごいんだなって思います。これまで「おめでとう」という言葉が返ってくることはあまり無かったので、それが驚きでした。国民的に人気のある、本当にみんなが見ているドラマだということを実感し、改めて出演することをうれしく思います。
Q2.ご自身の役柄についての印象や、演じるうえで楽しみにしていること、役のここに注目してほしいという点など。
中尾:岡は、曲がったことが嫌いで、真面目で、一生懸命働くときは働く、とにかくまっすぐな男だと思います。ちょっとケンカっ早いところもありますが、戦争というつらい経験をして、帰ってきたら周囲からいろいろと批判され、苦しい思いをしている……戦後の時代に数多く存在していたであろう、男の一人なんです。
岡は、塩づくりを担う集団の中でも、特定の同僚に偏ることなく、みんなと分け隔てない関係を築いています。リーダーぶってるわけでもありませんし、いろいろな人とケンカにはなりますがそれをいつまでも引きずることもありません。社長である萬平さん(長谷川博己)も岡の事を信頼してくださっているので、きっと仕事のできる男なのだと思います。現代にも通じることだと思いますが、言いたいことをはっきりと言う人のほうが、実は仕事ができたりしますよね。岡も人が嫌いというわけではないと思いますが、戦争によっていろいろと苦しい思いをしてきているので心を閉ざしている部分もあります。「お金がもらえるのならなんでもやる!」という思いで塩づくりに参加してみたら、そこが意外にも温かいところで、時間と共につらい気持ちも薄れてきて、人の温かみを感じていっているのかな……という気はしています。自分がトラブルを起こしたことについても「気にしないから、明日からがんばろう」と言ってくれる同僚のみんなに心を動かされ、岡なりにだんだん成長していっているのでしょう。物語が進んでいくにつれて、せりふも柔らかくなっている気はします。
Q3.収録に参加されてみて、現場の印象は?
中尾:とにかくにぎやかです。この塩づくりの同僚と共に、現場に入ったら、にぎやかというか、物語のテイストもガラッと変わった青春偶像劇へというか……、空気が変わったんじゃないかなという気はします。『まんぷく』にはあまり共演経験のある方はいらっしゃいません。安藤サクラさんは、癒し系というかすごく不思議な雰囲気を持った方で、とても気さくでやさしいです。長谷川博己さんも、まさに役の雰囲気のままで、落ち着いていて「こんな大人になりたいな」と思う方です。本当にすてきな方々が出演しているドラマだと思います。
Q4.放送を楽しみにしている視聴者の方々へのメッセージをお願いします。
中尾:みんなで元気に朝ごはんを食べながら見るのにふさわしい、すてきなドラマになっていると思うので、ヒロインの家族だけではなく、塩づくりの男たちを含めて登場人物のさまざまな人間模様が描かれているので、人と人とのつながりの大切さを教えてくれている気がします。誰とどのような話をしながら食事をするのか―、萬平さんの「人間は食べることが一番大事だ」というせりふにもつながっていくのではないでしょうか。11月5日の放送回からから塩づくりの話が始まって、ドラマの雰囲気もガラッと変わります。朝から元気に男臭く…(笑)。これまでなかなか男臭い“朝ドラ”はなかったと思うので、見てもらえなくなったらどうしよう(笑)。ふんどし姿の男たちを、ここまでたくさんドラマで見ることはそうないと思いますし、視聴者のみなさんからどんな反響が届くのか楽しみにしています。
(modelpress編集部)
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