舞川あいく「心が折れそうになった」カリスマモデルがフォトグラファーになった理由<モデルプレスインタビュー前編>
2017.12.05 07:00
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モデルの舞川あいくがモデルプレスのインタビューに応じた。AIKU名義でフォトグラファーとしても活躍する彼女は、12月15日よりオリンパスギャラリー東京にて、5回目となる写真展「瞬間の色~恋~」を開催する。彼女の故郷である台湾をテーマにした今回の写真展。現地でのエピソードから、彼女の行動力が明らかとなった。
目次
2つの顔を持つ舞川だが、写真にかける思いとは?新たな活動を始めたきっかけを振り返ってもらうとともに、写真展開催までの道のりなどを語ってもらった。
舞川あいくがフォトグラファーになった理由
― 5回目となる写真展「瞬間の色~恋~」が開催となりますが、写真を始めたきっかけを教えてください。昔から写真を撮ることが好きで、学生の頃から使い捨てカメラを使って、友達を撮ったり風景を撮ったりしていました。現像してあげて、喜んでくれる顔が好きで、それが嬉しくて、ずっと撮っていたんです。写真が仕事になったのは5年ほど前ですが、写真やカメラはずっと身近にありました。
― 舞川さんの写真の特徴やこだわっていることはありますか?
自分らしく撮ろうと思っています。いろんな写真集や洋書を見て「あぁ!すごいな!」とか「こんな写真を撮ってみたい」と思うこともありますが、写真を撮るときはうまく撮ろうと思わず「撮りたいな」と自分の心が動いた瞬間を撮るようにしています。
― とても勉強熱心ですね。
やっぱり写真が好きという気持ちが強いんです。モデルの仕事をしていて、自分が出ているページを見ても「これ、どうやって撮ったんだろう」「ここ、前ボケなんだ」「このライティングでこんな明かりになるんだ」と、自分よりも写し方が気になっちゃいますね(笑)
モデル“舞川あいく”ならではの写真
― モデルのお仕事が、フォトグラファーの仕事に活かされていると感じることは?よくあります。子どもや友達を撮影するとき「もうちょっと横を向いた方が私は好きだよ」とか「ここに手を当ててみて」とかアドバイスを出すのですが、自分が撮られる側にもいるのでどういう気持ちかわかるから、リラックスさせることを大切にしています。「どうしたら、その人の一番いい表情を引き出せるんだろう?」と考えながら撮影してます。
― 舞川さんの写真は、人物、モノ、風景とジャンルレスですが、得意不得意はありますか?
うーん…あまり考えたことはありませんが、人を撮るのが好きですね。自分にしか撮れない写真を撮りたいといつも思っているのですが、人って二度と同じ動きはできないし、同じ写真は撮れないので、その瞬間を逃さず切り取るのは楽しいです。自分にしか見せてくれない表情をしてくれたり、キレイな表情が撮れたりしたときは嬉しいので、人を撮っているときが一番楽しいかもしれません。
「歯がゆい」「心が折れそうになった」写真展開催までの道のり
― 今回の個展のテーマは「台湾」。開催に向けて思い出に残っているエピソードをお願いします。今年、去年と時間がある限り、一人旅をする感覚でリュックを背負い、三脚を持って台湾に行っていました。そんなに台湾語が流暢ではないので、言葉が通じないときはすごく歯がゆいなと思うことも。子どもを撮影するときに、親御さんに「やめて」と言われたこともけっこうあり、心が折れそうになったことが何度もありました。ですが、今振り返れば、それもいい経験。もっと勉強しなきゃと思いました。
― 行動力に驚かされます。台湾で出会った人に、ご自身で声をかけて撮影をお願いするといった感じで?
そうですね。歩きながら「この子、アイスクリームを食べているところが可愛いから写真撮りたいな」とか、自分の撮りたい人に出会ったら台湾語で声をかけて。最初は「日本から来た若い女の子がなんでうちの子撮るのよ?」と変な目で見られましたが、写真展を開くと事情を説明したら撮影に応じてくださる方も多く、台湾の人のフレンドリーな人柄に触れて、やっぱり私は台湾が好きだなと感じましたね。あと、台湾には祖父母や両親も兄弟もいて、車を出して案内してくれたりと、協力してくれました。
― 素敵な思い出ですね。いっそう思い入れの強い写真展になるのでは?
初めて写真展を開いたときから「いつか私の故郷・台湾の写真展を開きたい」と思っていたんです。念願でした。
舞川あいくのインスタ映えテク&写真への情熱
― Instagramでも素敵な写真を多数アップされていますが、SNSへ投稿する写真も愛用のカメラで撮っているのでしょうか?また、簡単にインスタ映えするテクニックがあれば教えてください。ストーリーなどはスマホであげることも多いですが、基本的には普段から使っているオリンパスのカメラですね。最近、素敵な写真を撮る方が多いですが、写真って光が肝心だと思うんです。人を撮る場合も室内よりも外。今回の写真展でも、日差しが強い時間は避けて、日が沈んだ頃、柔らかくドラマチックな写真が撮れる時間帯を狙いました。白い紙をレフ板代わりにするのもおすすめです。
― モデルとフォトグラファー、2つの顔を持ち活躍されている舞川さんですが、写真展「瞬間の色~恋~」のタイトルにかけまして、活動の中で転機となった瞬間はありますか?
毎年毎年が転機だなと思いますが、カメラの仕事を始めてからは、表現する場所がモデルだけでなく、増えて嬉しかったです。もっとがんばろうとも思いました。
― フォトグラファーとしては「AIKU」名義で活動されていますが、意識や心持ちは変わるのでしょうか?
それまで趣味で自分がいいなと思ったものを撮ってきたのですが、写真が仕事となると他人の評価もすごく気になるようになりましたね。だからこそもっと技術を学ばないととも思いましたし、編集技術など勉強しはじめました。そこからもっともっと写真が好きになりました。
次回、後編では恋愛観や美容法などのプライベート、これからも目標に迫る。(modelpress編集部)
AIKU写真展「瞬間の色~恋~」
東京:2017年12月15日~12月20日(オリンパスギャラリー東京)大阪:2018年1月26日~2月1日(オリンパスギャラリー大阪)
舞川あいく(まいかわ・あいく)プロフィール
1988年8月17日生まれ。東京都出身。2005年から「Popteen」の読者モデルとしてティーンのカリスマとなり、2009年より6年間「CanCam」専属モデルを務め、現在は多数ファッション誌に出演している。
2012年からフォトグラファーとしても活動を始め、写真家・山岸伸氏を師事。同年より毎年個展を開催し、雑誌フォトテクニックデジタルで連載をスタートさせるなど多才な才能を発揮している。
現在はモデル兼フォトグラファーとして、バラエティーやイベント・ファッションショーなど多方面で活躍し、同世代の女性たちから支持を受けている。
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