モデルプレスのインタビューに応じた本郷奏多【モデルプレス】

本郷奏多、異彩放つ“2.5次元俳優”「プレッシャーはなく嬉しい」 実写化にハマる存在感「進撃の巨人」でも

2015.07.27 12:00

2015年8月1日、9月19日に2部作連続公開される実写版映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」に出演する俳優の本郷奏多(24)。本郷といえば、これまでに映画「テニスの王子様」(2006年)、「NANA2」(2006年)、「GANTZ」(2011年)、ドラマ「未来日記-ANOTHER:WORLD-」(2012年)、「アカギ」(2015年7月より放送中、BSスカパー!)など漫画原作の実写化作品に数多く携わってきた。特出すべきは、その“違和感の無さ”。漫画という2次元の世界観にぴったりとハマる希有な存在――“2.5次元”と言ってしまってもいいような浮世絵離れした佇まいは異彩を放っている。モデルプレスでは今回、そんな彼にインタビューを実施した。

「進撃の巨人」出演は「プレッシャーは全くなく、嬉しいだけ」

実写版映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」は、2009年より「別冊少年マガジン」にて連載中、全世界累計発行部数5000万部突破の人気コミック「進撃の巨人」(諫山創/講談社刊)が原作。巨人が支配する世界で、残された人類の希望となるべく巨人に立ち向かう戦士たちの姿を描いた作品で、実写化不可能と思われていた世界を、監督の樋口真嗣氏をはじめ日本映画界・アニメ界・特撮界を代表するスタッフが集結し、実写映画化する。

(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会(C)諫山創/講談社
(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会(C)諫山創/講談社
(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会(C)諫山創/講談社
(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会(C)諫山創/講談社
本郷は、主演の三浦春馬演じるエレンとヒロイン・水原希子演じるミカサの幼馴染、アルミン役。原作にも登場する人気キャラクターで、身体能力は高くないものの聡明な頭脳を持つ。

原作のファンだったという彼にとって「手放しで嬉しい」という今回の出演。「ここまで大きな作品に出させていただけるなんて、本当にありがたいことです。こんな一流のスャストやスタッフ、監督と一緒にやれて幸せでした」と振り返り、「『進撃の巨人』を実写化するってなったら、『大体こういうことを言われるな』っていうのはすぐに分かったので、周りの声を意識することは特になかったです。それよりも『進撃の巨人』という大きなタイトルに出させていただけるメリットって計り知れないなって思いました。プレッシャーは全くなく、嬉しいだけです」と大役にも気負いしていない。

「一応自分が“本物”になれるし、好きだからこそ、どうすればいいかも分かる。だから『本郷がやってよかった』って思われるように、仕上げていっているつもりです」。

異彩を放つ“2.5次元俳優”「自分が若いからできること」

本郷奏多
本郷奏多
本郷奏多
本郷奏多
これまでのキャリアを「『実写化作品が多いね』とは、周りからもよく言われますし、自分でも思います」と思い返し、「元々好きだった作品のお話をいただくことが多いんです。運がいいんだなぁと思います」と少し他人ごとのように語る。

“2.5次元”の世界観は誰にだって、出せるわけではない。俳優として、間違いなく“武器”であるはずだが?――「まだ自分が若いからできることだと思いますし、10年後はこういう機会もなくなるのかなって。好きなキャラクター、好きな作品を今のうちにたくさん演じることができれば、とは思います」と、どこまでも謙虚で冷静だ。

そして、その姿勢は、撮影現場でも変わらない。「実写化の作品だとビジュアルも重要になるかと思いますが、そこは僕の仕事ではないと思っているので、あまり口を出すことはないんです。監督をはじめ、メイクさん、衣装さんの範囲なので、僕が口を出すのは越権行為になってしまう。お芝居の面でも同じで、提案の範囲内で意見を言うことはありますが、『絶対俺はこうじゃなきゃ嫌だ!』みたいなことは言わないです」。

本郷奏多
本郷奏多
そうやって作り上げたものが評価されることは、「もちろん嬉しい」。「自分が手応えがあったなって感じたものが、すごい評価をしていただけるということも多いので、励みになります」と明かし、「それは自分が作っている方向性が間違っていないという肯定になると思うんです。ただ『良かったよ』って言われて喜ぶだけじゃなくて、自分が良かったって思うものと、大衆の意見が一致したときに『自分は正しかったんだな』って分かるんです」と、役者冥利に尽きるといった様子だった。

「夢を叶える秘訣」とは?

本郷奏多
本郷奏多
本郷奏多
本郷奏多
インタビュー中、何度も「運がいい」という言葉を口にしていた本郷。彼が考える「夢を叶える秘訣」もまた、そこにある。

「自分はあまり努力をして掴みとった人間ではないですし、かといって天才でもなくて、“運の人”だと思うので、あんまりいいアドバイスはできないですが、好きなことを表立って『好き』と言い続けていました。それをその業界の人が見ていたら『おぉっ!』って一目置かれて、仕事に繋がるかもしれない。だから、自分の中だけで漠然と夢を抱くよりも、色んな場所で言葉にしていくことがすごい大事なのかなぁと思います。それが人を介してでも伝われば、運も巡ってくるかもしれないので」。

唯一無二の存在感は、きっとこれからも作品の中で光り輝く。「進撃の巨人」にも手応えを感じている彼は、「『お待たせしました!』と言える作品になっています。満を持してお出しすることのできる映画なので、ぜひ観てもらって率直な評価をしてもらいたいです」と、自信に満ち溢れた笑顔を浮かべた。(modelpress編集部)

本郷奏多
本郷奏多
本郷奏多
本郷奏多

本郷奏多(ほんごうかなた)プロフィール

1990年11月15日生まれ、宮城県出身。2002年8月公開の映画「リターナー」で俳優デビューし、2005年7月公開の映画「HINOKIO」で、14歳で初主演を果たす。このほか映画「テニスの王子様」(主演、2006年5月)、「NANA2」(2006年12月)、「GANTZ」(2011年1月2011年4月 2部作)、ドラマ「未来日記」(2012年4月期)、「弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」(2014年4月期)など数々の作品に出演。7月17日よりBSスカパー!にて主演ドラマ「アカギ」も放送中。

(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会(C)諫山創/講談社
(C)2015 映画「進撃の巨人」製作委員会(C)諫山創/講談社

実写版映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」

公開日:2015年8月1日、9月19日に2部連続公開
監督:樋口真嗣
キャスト:三浦春馬/長谷川博己、水原希子、本郷奏多/石原さとみ/國村隼


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