ロンドンにて超プレミアムなシークレット・ショーを開催したハリー・スタイルズ(提供画像)

1Dハリー・スタイルズ、“超小規模”初ソロライブ開催で世界中のファン興奮<ライブレポ/セットリスト>

2017.05.16 10:54

ワン・ダイレクションの一員として活躍し続けてきたハリー・スタイルズが13日(現地時間)、ロンドンにて超プレミアムなシークレット・ショーを開催した。


当日朝に告知

初のソロ・アルバム『ハリー・スタイルズ』が配信リリースされた翌日の5月13日の朝8時。オフィシャル・ホーム・ページとツイッターで突然「今夜ロンドンでライブをやるよ」とハリーがニュースを発信、4月末に告知されていたシークレット・ライブの数百枚のチケットが約1500円というお手頃値段で発売された。もちろんチケットはあっというにソールドアウト。この貴重なライウをロンドンのイズリントンにあるライブハウス、ザ・ガレージで目撃した。4日前の5月9日火曜日にはニューヨークのロックフェラープラザでNBC TODAYライブを行い、1000人近い人々が通りを埋めつくし大きな話題を呼んだだけに、本国のファンもその興奮を体験したいと熱望したかのよう。

ハリー・スタイルズ(提供画像)
ハリー・スタイルズ(提供画像)
ドア・オープンの6時までには、貴重なチケットを入手した幸運なファンの長蛇の列が出来、住宅地区を通る目抜き通りに面した会場界隈は、いつもとは異なる若いガールズ・ファンの熱気が立ち込めた。観客は10代20代の女性ファンが大半を占め、若いカップルや媒体関係者がそこにまじりあったよう。ハリーの家族やガール・フレンドと噂されるテス・ワードなどの姿もあった。また日本を含め世界各地から駆け付けたファンもおり、世界的なハリー・ファンが一か所に集合した。

バンドメンバーとともに登場

ハリー・スタイルズ(提供画像)
ハリー・スタイルズ(提供画像)
8時を5分回ったころにハリーが5名のバンドメンバー(女性ドラマーとキーボード、男性ギタリストとベーシスト)とともにステージに姿を現した。最近お気に入りのピンクのスーツに黒のシャツというスタイル。このスーツのボトムスのほうは、黄色いドラゴンの刺繍いり。さすがこれを着こなせるのは、ハリー・スタイルズしかいないだろう。

ハリー・スタイルズ(提供画像)
ハリー・スタイルズ(提供画像)
オープニングは「エヴァー・シンス・ニュー・ヨーク」。会場のファンは歌詞を全部覚えていて、最初から一緒に大合唱。ハリーの甘い歌声を強調するような、優しく美しいメロディー、ロマンチックなライブが幕開けした。“ワン、ツー、スリー”の掛け声で続いたのは「カロライナ」。ベックの「デビルズ・ヘアカット」を若干彷彿させるリズム、歯切れのよいコーラス、ファンキーな感覚のダンス・ナンバーは、辛口の英評論家の間でも好評である。この曲が終わると「ハロー、ロンドン」と初めて口を開いたハリー。ファンの黄色い歓声が会場を埋めた。「ハリーです」と今さらながら自己紹介。「来てくれてどうもありがとう。今日は僕にとって真の意味での初めての(ソロ)ライブなんだ」と告白した。

ファンに感謝のコメントも

ハリー・スタイルズ(提供画像)
ハリー・スタイルズ(提供画像)
「ミート・ミー・イン・ザ・ホールウエイ」はアルバムのオープニング曲、ジャケットを脱ぎ、ギターを置いてマイクに向かって二人のギタリストの引くギターに耳を傾けながらヴォーカルに集中した。続く「ウーマン」もスロウ・テンポのシンプルなアレンジの曲で、会場はハリーの歌に静かに聞き入った。その後に続いたのがカニエ・ウェストのカバー「ウルトラライト・ビーム」。実は開演前の待ち時間にセットリストが漏れて、ファンのツイッターで論争が起こった1曲。

ハリー・スタイルズ(提供画像)
ハリー・スタイルズ(提供画像)
「長い間ライブをやっていなかったから、不思議な気持ちなんだ。君たちのサポート感謝している」とコメント。ここで5人組のバンド・メンバーを紹介した。特に女性ドラマー、サラ・ジョーンズをハリーが紹介すると、やけに大きな歓声が会場から巻き起こったのが印象的。「オンリー・エンジェル」は70年代ローリング・ストーンズ・サウンドを彷彿させる曲、ワイルドなロック・ギターとコーラスをバックに、ハリーは力強いロック・ヴォーカルを披露してくれた。そのパフォーマンスに応えるようにファンは熱い反応、会場の温度は上昇しライブは最高潮に達した。そこにさらに火をつけるように、ワン・ダイレクションの人気曲「ストックホルム・シンドローム」が続いた。誰もがファンの興奮ぶりを想像できるはずだ。さすが歌いなれた曲とあって自信満々で歌いこなした。

ファンが大合唱

ハリー・スタイルズ(提供画像)
ハリー・スタイルズ(提供画像)
デビュー・ソロアルバムは、ロックの歴史を紐解くような多様な側面を持った聞きごたえのある内容、ソロ・アーチストとして成長しようとするハリーの意気込みが感じられる1枚に。それをまさにライブに置き換えたのがこの晩のライブだ。お得意のバラードもさることながら、前述した「オンリー・エンジェル」や「キウイ」ブルース色の感じられるヘビーなロック・ナンバーにも挑戦し、彼が単なるアイドルではない事を証明してくれた。生ギターをかかえ、引き語りスタイルで歌った「スウィート・クリーチャー」。この日のファンのお気に入りの1曲か、再び大合唱が会場に巻き起こった。

曲間に何度もファンのサポートに感謝するコメントを繰り返すところなど、ファン思いな一面がにじみ出ていた。観客に進んで話しかけ、ファンとの会話も大切にするハリーだが、「今日は私の誕生日なの!」と叫んだファンがいた。するとハリーは彼女の名前をきいて、そのアイリーンという名前の彼女のために、音頭をとって会場のファンと一緒にハッピー・バースデイを歌った。19歳という彼女にとって、忘れられない思い出となったはずだ。また、“JPNうちわ”を見つけたハリーは、「Japan, How are you?ガンバリマース」と声を掛けていた。

会場より(提供画像)
会場より(提供画像)
アンコールはもちろん世界84か国のiTunesチャート1位を獲得したシングルの「サイン・オブ・ザ・タイムス」。歌いなれたロマンチックでメランコリックな曲を、艶のあるしなやかなヴォーカルで熱唱するハリー。ソロ・アーチストとしての才能が着実に開花していっていた。(modelpress編集部)

セットリスト

1.Ever Since New York
2.Carolina
3.Meet Me In The Hallway
4.Woman
5.Ultralight Beam
6.Only Angel
7.Stockholm Syndrome
8.Two Ghosts
9.Sweet Creature
10.From The Dining Table
11.Kiwi
12.Sign of the Times

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