「誰の金で暮らしてると思ってる? 」と言い続けた俺、妻から向けられた【現実】
俺が稼いでいるのだから
妻は専業主婦で、俺は会社員。だから家庭では俺の意見が優先されるべきだと思っていました。妻が何か言ってきても「俺は稼いでる」で黙らせることができた。「誰の金で暮らしてる」という言葉は、俺にとって最強のカードでした。妻が家で何をしているかなんて、深く考えたことがありませんでした。家にいるだけだろう。俺が外で働いている間、楽をしているんだろう。そう思っていたのです。
妻が見せてきたもの
いつものように「誰の金で暮らしてる」と言った時、妻が一枚の紙を見せてきました。そこには家事と育児の内訳が書かれていました。料理、掃除、洗濯、買い物、子どもの送り迎え、寝かしつけ。それぞれの市場価格も添えられていました。合計金額を見て、俺は固まりました。月額40万円以上。俺の手取りと、ほぼ同じ金額だったのです。
何も言えなかった
妻は言いました。「私がやっていることを外注したら、これだけかかるの。あなたの給料と同じくらい。私はこれを毎日無償でやってる。それでも『誰の金で暮らしてる』って言える?」と。俺は何も言えませんでした。妻の仕事は「タダ」ではなかった。俺が払わなくて済んでいるのは、妻がやってくれているからだった。
そして...
「考えたこともなかった」と俺は言いました。妻は続けました。「私はあなたの稼ぎを否定してない。でもあなたは私の仕事を否定してきた。それがどれだけ辛かったか、分かる?」。俺は「悪かった」と言いました。俺は妻の仕事を「仕事」とすら思っていなかった。家にいるだけ、楽をしている、そう決めつけていた。あの日から、俺は「誰の金で」という言葉を使わなくなりました。代わりに「いつもありがとう」と言うようになりました。当たり前のことだったのに、気づくのに何年もかかってしまった。
(30代男性・会社員)
本記事は、読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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