隣の奥さんの夫にメッセージを送った私には、どうしても黙っていられない過去があった
目に留まった光景
隣の家のご主人が単身赴任で不在になって4ヶ月。その間に作業着姿の若い男性が、週に何度か夕方に訪れていることに気づいたのは、3ヶ月ほど前のことです。20代半ばくらいでしょうか。数時間滞在して、夜に帰っていく。玄関先で奥さんと親しげに話している姿も何度か見かけました。
親族かもしれない。知り合いかもしれない。頭ではそうわかっていました。けれど、目にするたびに胸がざわつくのを止められなかったのです。それは隣の奥さんへの疑いではなく、私自身の過去が反応していたからでした。
15年前の後悔
15年前、夫が長期出張を繰り返していた頃。帰りの遅い夫を信じて待っていた私は、夫と別の女性が親しくしているところを偶然見かけた知人が見かけていたそうです。知人はあとで「余計なことは言えなかった」と打ち明けてくれました。私がすべてを知ったのは、取り返しのつかないことになったあとです。
あのとき、誰かが教えてくれていたら。その思いがずっと胸の底に沈んでいました。だから隣の家に出入りする男性を見たとき、身体が先に動いていたのです。あの奥さんが、昔の私と同じ思いをする前に。
送ったメッセージ
ご主人の連絡先は、以前の防災訓練の名簿に記載されていました。何日も悩んだ末、メッセージを一通送りました。
「お宅に若い男性が頻繁にいらしているようです。余計なお世話かもしれませんが、お伝えすべきだと思いました」
送信する指が小さく震えていました。
数日後、ご主人から返信が届きました。「弟です。妻の弟が手伝いに来てくれていただけです」その文面を、何度も読み返しました。画面の文字がにじんで見えたのは、目が疲れていたからではありません。
そして...
翌朝、隣の奥さんとすれ違ったとき、目を合わせることができませんでした。それでも奥さんは軽く会釈を返してくれて、その横顔がかえって胸に刺さりました。
私は隣の奥さんを守ったのではなかった。15年前の自分を救おうとしていただけでした。あの日の後悔を、他人の家庭に重ねていた。居間のソファに座ったまま、しばらく動けませんでした。確かめもせずにメッセージを送ったあの夜の自分を、どうしても許すことができません。
(50代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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