「女は楽でいいよな」と言っていた俺が3日で音を上げた話
楽だと本気で思っていた
妻は朝早く起きて、夜遅くまで動いていました。でも俺は「要領が悪いだけだろ」と思っていたのです。家事なんて効率よくやれば大したことない。子どもの世話だって、言うこと聞かせればいいだけ。そう高をくくっていました。「女は楽でいい」と言うたびに、妻は黙っていました。
出張と聞いて余裕だった
妻が「3日間出張」と言った時、俺は「いいよ」と即答しました。子ども一人くらい、どうにでもなると思っていたからです。妻は何も言わず、メモだけ残して出かけていきました。初日の朝。子どもを起こして着替えさせるだけで30分かかりました。朝ごはんを出しても「これ嫌い」と言われる。保育園のカバンに何を入れればいいか分からない。出発時間を過ぎても玄関にたどり着けない。仕事に遅刻しそうになりながら、なんとか保育園に送り届けました。
仕事の方がずっと楽だった
仕事を終えて保育園に迎えに行き、スーパーで買い物をして帰宅。子どもは「お腹空いた」と騒ぐのに、夕飯の準備には時間がかかる。やっとご飯を作っても「これじゃない」と泣かれる。お風呂に入れれば水を撒き散らし、寝かしつけには1時間以上かかりました。全てが終わったのは夜10時過ぎ。リビングは散らかり放題で、片付ける気力もない。俺は気づきました。仕事をしている時間の方が、ずっと楽だったと。
初日の夜、妻に連絡しました。「子どもが言うこと聞かない。ご飯食べない。どうすればいい?」。2日目の朝にも。そして2日目の夜、妻に電話を掛けました。「お前、毎日こんなことやってたのか」と。
そして...
3日目の夜、妻が帰ってきました。俺はソファでぐったりしていました。「無理。本当に無理だった」と真っ先に妻に訴えました。「楽だったでしょ?」と聞かれても、「全然楽じゃなかった。仕事してる方がずっと楽だった」と正直に答えました。「女は楽でいい」なんて、何も知らないから言えた言葉でした。妻がどれだけ大変なことをこなしていたか、たった3日でも経験して初めて分かったのです。「ごめん」と小さくですが、言いました。
あの日から、俺は口だけでなく行動を変えました。洗濯と食器洗いは俺の担当。休日は俺が子どもを見て、妻に自由な時間を作る。「楽でいい」と言っていた自分が、本当に恥ずかしい。あの3日間は、俺にとって必要な経験でした。
(30代男性・会社員)
本記事は、読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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