「別れたい」と打って、送る前に寝落ちした。翌朝チャット画面に届いていたのは、彼からのたった一行だった
送れなかった4文字
金曜日の夜。仕事を終えてアパートに帰り、ソファに座ったまま、メッセージの入力欄に「別れたい」と打ちました。消して、また打って。それを何度も繰り返すうちに30分が過ぎていました。
きっかけは些細なことの積み重ねです。週末の約束を当日にキャンセルされること。「今日は疲れた」の一言で会話が終わること。先週の日曜日、「来月あたり旅行でも行かない?」と送ったメッセージに、2日経っても返事がなかったこと。
嫌いになったわけではないのに、一緒にいる未来が描けなくなっていました。入力欄に4文字を残したまま、いつの間にか眠っていたのです。
午前2時47分
土曜日の朝、アラームで目が覚めました。スマホを開くと入力欄は空になっていて、寝ている間に指が触れて消えたようでした。
そのとき、未読メッセージが1件あることに気づきました。午前2時47分、彼からの送信。
「ごめん。俺じゃ幸せにできないって、わかってる」
たった一行。何度読み返しても、意味はわかるのに状況が飲み込めません。昨日まで普通だったのに。すぐに電話をかけました。
コール音が5回鳴って、切れました。
返事のない土曜日
午前中に3回電話をかけ、「昨日のメッセージどういう意味?」とメッセージも送りました。既読にすらなりません。
自分の感情がわからなくなっていました。昨日あんなに「別れたい」と思っていたのに、彼からそれに近い言葉を突きつけられた途端、胸の中がぐちゃぐちゃになっている。
悔しさなのか、恐怖なのか。唇を噛みながら、何度もチャット画面を開いては閉じました。
そして...
夕方、ようやく彼から返事が届きました。「明日会って話そう」。たった一言。私は「わかった」とだけ返しました。
昨夜、送信しなかった「別れたい」は、もう入力欄のどこにも残っていません。でも、あの4文字を打っていた自分は確かにいた。彼のあの一行は何だったのか。明日、私はどんな顔をすればいいんだろう。
「別れたい」と思っていたのは本当は私のほうだったのに、先に手放そうとしたのは彼のほうでした。
(20代女性・企画職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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