「もう連絡しないで」と送った元彼から3ヶ月後にメッセージ→開いたら"送信取り消し"の表示だけが残っていた
別れを決めた夜のこと
2年間付き合っていた彼との関係は、小さなすれ違いの積み重ねで少しずつ変わっていきました。最初は穏やかで、一緒にいると安心できる人でした。でも付き合いが深まるにつれ、気になることが増えていきました。女性の連絡先を隠すような仕草、深夜に届くメッセージの通知。問い詰めるたびに決まって同じ言葉が返ってきました。
「そんなことないって。気にしすぎだよ」
信じたい気持ちと信じられない気持ちが交互にやってきて、少しずつ疲れていきました。ある夜、もう限界だと感じてこう送りました。
「もう連絡しないで。さようなら。」
返信はありませんでした。ブロックはしないまま、そのまま放置しました。消してしまうには、なんとなく踏ん切りがつかなくて。
3ヶ月後の夜に届いた通知
別れてからの3ヶ月は、思ったよりも穏やかに過ぎていきました。友人と出かける機会が増え、ひとりの時間も悪くないと感じ始めた頃のことです。ある夜遅く、スマホが震えました。画面に浮かんだのは元彼の名前。胸が少し跳ねましたが、深呼吸してトーク画面を開くと
「メッセージの送信を取り消しました」
その一行だけが残っていました。何を送ろうとしたのか。なぜ取り消したのか。メッセージの中身は何もわからないまま。答えの出ない問いが頭の中をぐるぐると回り続け、その夜はなかなか寝つけませんでした。既読をつけてしまったことを、少し後悔しながら。
友人の一言で、すべてつながった
数日後、共通の友人からメッセージが届きました。
「ねえ聞いた?元彼くん、彼女に振られて落ち込んでるって」
……彼女。別れた直後から、新しい人がいたということ。頭の中でいくつかの点が一気につながりました。新しい彼女との関係がうまくいかなくなった夜に、ふと私のトーク画面を開いて。でも、送れなかった。あの「気にしすぎだよ」も、すべてそのためだったのかと思うと、怒りよりも静かな呆れがやってきました。都合よく呼ばれなくて、本当によかった。心からそう思いました。
そして...
あの「送信取り消し」は、今思えば彼らしい幕引きでした。最後まで何も言えないまま終わる人だと、心のどこかでわかっていたような気もします。私はそのトーク画面を静かにアーカイブして、スマホを置きました。
それからしばらくして、ずっと気になっていたヨガ教室に通い始めました。週に一度、体を動かして帰る夜道が今はとても好きです。あの頃抱えていた重さが、少しずつほどけていくような感覚があります。終わったことは、終わったこと。それだけで、もう十分でした。
(20代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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