「旦那さん貸してほしい」気軽に送ったメッセージが、大切な友情を壊してしまった話
軽い気持ちで送ったメッセージ
週末に買い物に行きたいけれど、車を出してくれる人がいない。そんなときに頭に浮かんだのが、友人の旦那さんのことでした。穏やかで親切な方で、以前も何度か車を出してもらったことがあります。
深く考えずに「今度の週末、あなたの旦那さん貸してほしい!」とメッセージを送ったのは、完全に気の緩みでした。友人とは学生時代からの仲で、冗談も通じる関係だと思い込んでいたのです。彼女から「は?どういうこと?」と返信が来たので、「だって車出してくれる人いないし、旦那さん優しいから大丈夫でしょ」「買い物に付き合ってほしいだけだから、あなたは家でゆっくりしてていいよ」と付け加えたのも、彼女への気遣いのつもりでした。
「確認いる?」という言葉の傲慢さ
友人が「夫に確認してみる」と返信してきたとき、私は「え、確認いる?夫婦なんだから決めていいでしょ」と送ってしまいました。
相手の夫婦関係を軽く見て、自分の都合だけを押し通そうとしていました。「冗談だから」「仲がいいから」という甘えが、完全に判断を狂わせ、友人がそのとき感じた不快感や悲しさを、私はまったく想像できていなかったのです。
旦那さんから届いたメッセージ
数日後、友人から思いがけないメッセージが届きました。
「妻から話を聞きました。人を『貸す』という考え方は理解できません。今後このような連絡は控えてください」
旦那さんからの言葉でした。私は咄嗟に「冗談だったのに大げさ」と返信してしまいましたが、既読がついたまま何も返ってくることはありませんでした。
その沈黙が、すべてを物語っていました。冗談では済まされないことをしてしまったのだと、ようやく気づいたのです。
そして...
あの日から、友人との連絡は途絶えています。謝りたい気持ちはあっても、今さら何を言えばいいのかわからず、時間だけが過ぎていきました。
「貸してほしい」という言葉には、相手を物のように扱うニュアンスがある。夫婦の関係に土足で踏み込んでいた。それに気づけなかった自分の鈍さが、何より恥ずかしいのです。
大切な友人を失ったことは、取り返しのつかない後悔として残っています。人との関係は、どんなに親しくても、相手への敬意を忘れた瞬間に壊れてしまうのだと、身をもって学びました。
(30代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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