彼女に誤爆メッセージを送ってしまった→「送り先間違えてるよ?」の一言で、すべてが崩れ落ちた
送った瞬間、血の気が引いた
その夜、私は彼女に「友人の家で宅飲みしてくる」と嘘をついて、別の女性と会っていました。場が盛り上がる中、私はアリバイのために友人へメッセージを送ろうとしました。
「ごめん、彼女にお前と飲んでるってことにしてるから、口裏合わせてくれない?」
送信した直後、通知画面に表示された名前を見て、全身が固まりました。
彼女の名前でした。
スマートフォンを持つ手が、じわりと汗ばみました。すぐに既読がつきました。
苦しい言い訳を絞り出した
数分後、彼女から一言だけ返信が届きました。
「送り先間違えてるよ?」
私は慌てて言い訳を打ち込みました。
「ごめん、会社の先輩に頼まれて送った冗談だから」
「そうなんだ」
彼女からはそれだけでした。追及してこない分、この短い返信の意味を何度も読み直しました。信じてくれているのかと自分に問いかけながらも、都合よく「大丈夫だろう」と思い込もうとしていました。
気づかないまま、嘘を重ねた
それからも私は、何も変わっていませんでした。彼女に「来週の土曜は友達と飲み会だから会えない」と送りながら、別の女性との約束を入れていました。
彼女はいつも通り「わかった、楽しんできてね」と返してくれました。その優しさに甘えながら、私は自分の行動を正当化し続けていたのです。
後になって知ったことですが、あの頃すでに彼女は証拠を集めていました。SNSの投稿、共通の知人からの情報、点と点が、彼女の中でつながっていたのです。
言葉を失った、あの日
ある日、彼女から「直接会って話したい」と連絡がきました。その文面の落ち着きに、嫌な予感がしました。
会うと、彼女はスマートフォンをテーブルに置きました。画面には、あの夜の誤爆メッセージのスクリーンショットがありました。
何か言おうとしました。でも言葉が出てきませんでした。言い訳を重ねようとする私に、彼女はこう言いました。
「もう気持ちは決まっているから」
泣きも怒鳴りもしない彼女の姿が、どんな言葉よりも重く響きました。3年間、誠実に向き合ってくれた人を、私は自分の身勝手さで傷つけていたのです。
誤爆の瞬間から、彼女はすべてを知りながら、感情的にならず、真実を確かめていました。あの「送り先間違えてるよ?」の一言は、責めるためではなく、自分自身の目で確かめるための言葉だったのだと、今になって思います。
(30代男性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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