「あいつなら何言っても平気だから」→大切な彼女に気を遣いすぎて、本当の自分を見せられなかった僕の話
傷つけたくなくて、壁を作っていた
僕は昔から、人との距離感に慎重なタイプでした。何気ない一言で相手を傷つけてしまうのが怖くて、つい言葉を選んでしまう。彼女に対しては特にそうでした。せっかく付き合えた大切な人だから、嫌われたくない。そんな思いが強すぎて、いつの間にか「優しい彼氏」を演じるようになっていたのかもしれません。本音を言って関係が壊れるくらいなら、少し距離があっても穏やかでいたい。そう思っていたのです。
幼なじみには遠慮がいらなかった
幼なじみの女友達とは、お互いの失敗も恥ずかしい過去も知っている。だから何を言っても大丈夫だという安心感がありました。
彼女を交えて食事をしたとき、僕はいつも通りその幼なじみと軽口を叩き合っていました。そのときは気づかなかったのですが、隣で彼女が僕たちを見ていたこと。あとになって、その視線の意味を知ることになります。
彼女の言葉で気づいた、本当の「大切にする」ということ
帰り道、彼女が「幼なじみの前だと楽しそうだね」と言いました。僕は深く考えずに「あいつなら何言っても平気だから」と答えてしまったのです。
すると彼女は少し寂しそうな顔をして、「私にも遠慮しないでほしい」と言いました。僕は彼女を大切にしているつもりで、実は心を開いていなかったのだと。気を遣うことが愛情だと思い込んでいた自分の浅はかさに気づき、言葉が出ませんでした。
そして...
後日、僕は正直に伝えました。「傷つけたくなくて気を遣いすぎてたかもしれない。ごめん」と。彼女は怒ることなく、うなずいてくれました。
それからは意識して、思ったことを素直に伝えるようにしています。冗談を言ってみたり、疲れたときは弱音を吐いてみたり。最初はぎこちなかったけれど、彼女が嬉しそうに笑ってくれるたび、これでよかったのだと感じます。本当に大切にするということは、完璧な自分を見せることではなく、ありのままで向き合うことなのだと、彼女が教えてくれました。
(20代男性・エンジニア)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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