夫が「母さんは弁当に冷凍食品を使わない」と言うので、義母に聞いてみたら…
毎朝のお弁当作りに、夫の一言
結婚して3年。1歳になる息子の育児をしながら、私はフルタイムで働いています。夫のお弁当は、前日の残り物や手作りのおかずを中心に、時には冷凍食品も活用しながら作ってきました。栄養バランスの良いものを作ろうと心がけてきました。
ある日の夕食時、夫が、「今日の唐揚げ、冷凍でしょ?母さんは絶対に冷凍食品なんて使わなかったけどな」と。悪気はなかったのかもしれません。
けれど、その言葉は胸に刺さりました。朝の貴重な時間を削って作っているお弁当。それを当たり前のように受け取りながら、文句を言われたことを、腹立たしく感じました
義母への電話で明かされた真実
数日後、私は思い切って義母に電話をかけました。夫の言葉を伝えるつもりはなく、ただ純粋に「お弁当作りのコツを教えてください」とお願いしたのです。義母は少し驚いた様子でしたが、優しく話を聞いてくれました。
「あら、私なんて大したことしてなかったわよ」と義母は笑います。「正直に言うとね、冷凍食品にはずいぶん助けられたの。あの子たちが小さい頃は特にね」と続けました。
私は耳を疑いました。義母によると、夫が中学生の頃は冷凍のコロッケやシュウマイが定番だったそう。「冷凍食品だと思わなかったのは、私が移し替えて詰めてたからかもしれないわね」と、少し照れくさそうに教えてくれました。
義母から届いた温かな言葉
「息子がなにか言ったのね?」義母は電話越しに静かに尋ねました。私が言葉に詰まっていると、「あの子、昔から思い込みが激しいところがあるから」と苦笑いする声が聞こえてきます。
そして義母は、こんなふうに続けてくれました。「お弁当を作ってもらえるだけでありがたいことなのにね。冷凍食品だって、今は本当においしいものがたくさんあるでしょう?使えるものは使って、お母さん自身が元気でいることが一番大事よ」と。その言葉に、張り詰めていた心がふっとゆるむのを感じました。
その後、義母から夫に連絡があったようです。夫は気まずそうな顔で「母さんに怒られた」とつぶやきました。
そして...
その夜、夫は珍しく神妙な面持ちで「毎朝ありがとう。俺、全然わかってなかった」と頭を下げました。謝ってほしかったわけではありません。ただ、私の日々の努力を少しでも評価してもらえたなら、それで十分でした。
翌朝、私はいつもより少しだけ気持ちを楽にしてお弁当を作りました。冷凍食品も、手作りのおかずも、どちらも家族を想う気持ちは同じ。完璧を目指さなくていい。そう思えるようになった私の朝は、少しだけ穏やかなものに変わっていったのです。
(30代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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