つきまとい被害を友人に相談したら、予想外の“包囲網”が完成→本人が泣きながら謝罪してきた
終わったはずなのに
彼と別れたのは、半年ほど前のことでした。交際中から少し束縛が強いと感じていましたが、別れてからその傾向はさらに強まっていったのです。「もう一度話がしたい」「せめて理由を聞かせてほしい」。毎日届くメッセージは、次第に私の日常を蝕んでいきました。
ある日、仕事帰りに最寄り駅で彼の姿を見かけたときは、心臓が止まるかと思いました。偶然ではないと、すぐに気づいたのです。それからは、帰り道を変えたり、退勤時間をずらしたり。見えない誰かに監視されているような感覚が、私の生活に重くのしかかっていました。「大げさかもしれない」「自分が悪いのかもしれない」。そう思い込もうとして、誰にも相談できずにいたのです。
勇気を出した夜
限界を感じたのは、自宅マンションの前で彼が待っていた夜のこと。声をかけられる前に逃げるように部屋へ駆け込み、鍵を閉めた瞬間、涙が溢れて止まりませんでした。「このままではいけない」。そう思った私は、震える手で親友に連絡を取ったのです。
深夜にもかかわらず、彼女はすぐに電話に出てくれました。「どうして一人で抱えてたの」「もっと早く言ってよ」。責めるのではなく、心配する声で静かにそう言われたとき、張り詰めていたものが少しだけ緩んだ気がしました。彼女は「明日、みんなに話していい?」と聞いてくれて、私は小さく頷くようにして「お願い」と答えることしかできませんでした。
静かに広がった輪
翌日から、友人たちは静かに動き始めてくれました。退勤時間には誰かが迎えに来てくれるようになり、休日も一人で出歩かないよう声をかけてくれたのです。男友達の一人は「俺が話をつけてくる」と言ってくれましたが、別の友人が「まずは記録を残そう」と冷静に提案してくれました。
そして友人たちは、彼の連絡先を知っている共通の知人を通じて、私が怖がっていること、これ以上続けば警察に相談することを穏やかに、しかし毅然と伝えてくれたのです。一人では弱い存在だった私を、何人もの人が静かに囲んで守ってくれている。その安心感は、何よりも大きなものでした。
そして...
数日後、彼から一通のメッセージが届きました。「本当に怖い思いをさせて申し訳なかった。もう連絡しません」。短い文章でしたが、それきり彼からの接触はなくなったのです。後から聞いた話では、彼は友人の前で泣きながら「自分が間違っていた」と話していたそうです。
誰かに頼ることは、弱さではなく強さなのだと、今は思えます。あのとき声を上げなければ、きっと私は今でも一人で怯えていたでしょう。支えてくれた友人たちへの感謝を胸に、私は少しずつ、穏やかな日常を取り戻しています。
(30代女性・営業職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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