婚活で必要な貯金額は?男性が結婚相談所で不利になる影響と対処法

2025.11.26 06:13
提供:恋学

結婚を意識し始めたとき、自分に合う相手が見つかるかといったことだけでなく、お金の不安を抱える方も多いでしょう。結婚するために必要な費用はいくらなのか、婚活そのものにかかる費用がいくらなのか把握できている方は少ないかもしれません。普段から貯金をしている方でも、婚活をするなら必要な資金や内訳を知っておくことが大切です。今回は、婚活で必要な貯金額の目安や貯金なしで結婚する際の問題点、貯金額が婚活に与える影響などについてご紹介します。婚活に必要な貯金額が知りたい方や、結婚相談所で不利になるか心配な方はぜひ最後まで目を通してみてください。

婚活で必要な貯金額の目安

婚活で必要な貯金額を把握するためには、まず婚活でどのくらいの費用がかかるのかを知る必要があります。
婚活で必要となる費用は以下の通りです。

・結婚費用:約500万円
・婚活そのものにかかる費用:約1万円~80万円

結婚費用とは、結婚式や新婚旅行、新生活準備などにかかる費用です。
婚活そのものにかかる費用は、どのようなサービスを利用するかによって変動しますが、婚活サービスの利用料金とデート代などからかかる費用となっています。
ここでは、費用の詳しい内訳と男女別の平均貯金額について解説していきましょう。


結婚にかかる総費用
結婚にかかる総費用
恋学[KOIGAKU]

結婚にかかる総費用は、結婚式や新婚旅行にかかる結婚費用と新生活準備費用を合わせて、約627万円必要になります。
内訳は以下のようになっています。

【結婚費用(平均)】

・婚約指輪:約43万円
・結婚指輪(2人分):約31万円
・顔合わせ:約10万円
・結婚式:約374万円
・新婚旅行:約64万円

【新生活準備費用(平均)】

・賃貸費用:約45万円
・引っ越し費用:約8万円
・家具・インテリア:約24万円
・家電:約28万円

結婚費用と新生活準備費用を合計すると、総額は約627万円となります。ただし、婚約指輪や結婚指輪はどのようなものにするかによって金額は異なりますし、結婚式をせずにウエディングフォトのみで済ませる場合は費用も抑えることができるため、変動すると思っておきましょう。

また、結婚後にかかる費用はパートナーと2人で支払うことが一般的です。すべてを男性側が負担するわけではありませんが、結婚式や新婚旅行、新居などの価値観は人によって異なるため、パートナーとよく相談しておくことが大切です。


婚活そのものにかかる費用

婚活そのものにかかる費用は、婚活でどのようなサービスを利用するかによって異なります。
ここでは、結婚相談所・婚活パーティー・マッチングアプリを利用した場合の費用を見ていきましょう。

・結婚相談所:約30万円~80万円
・婚活パーティー:約3,000円~1万円
・マッチングアプリ:約1,000円~1万円

結婚相談所は、入会金と月会費、成婚した場合は成婚料などが料金に含まれており、総費用としては最も高額になります。
しかし、プロのカウンセラーからの手厚いサポートが受けられるため、自分に合った相手に出会えるという点が魅力です。
婚活パーティーの料金は男性の方が高めに設定されていることが多く、食事や飲み放題などが付いていると料金が上がります。
マッチングアプリも男性は月額料金がかかることが多いです。


男女別の平均貯金額

総務省統計局のデータによると、平均貯金額を男女別・年代別で見ると以下のようになっています。

年代 男性の平均貯金額 女性の平均貯金額
20代 約151万円 約198万円
30代 約542万円 約418万円
40代 約896万円 約984万円

このデータを見ると、年齢を重ねるにつれて平均貯金額も多くなる傾向が見られます。
この違いは、収入の増加や昇給などが関係している可能性が高いでしょう。
また、日本結婚相談所連盟(株式会社IBJ)で活動する男女を対象にしたアンケートによれば、20代と30代の貯金額は100万円~300万円が最も多く、40代では1,000万円~2,000万円以上という方が多くなっています。


貯金なしで結婚する問題点

男女別の平均貯金額
恋学[KOIGAKU]

婚活中は金銭面で大きな負担を感じなかったとしても、結婚費用はまとまった費用がかかるため、ある程度の貯金がないと不安に感じてしまうでしょう。
仮に貯金なしのまま結婚すると、下記のようにいくつかの問題が生じてしまいます。

・新居の初期費用問題
・新生活準備費用の問題
・結婚式・指輪費用の問題
・結婚後の生活費問題

このような問題が生じると、パートナーとの信頼関係も失われる可能性があり注意が必要です。
それぞれ詳しく解説していきます。


新居の初期費用問題

結婚して夫婦で生活するにあたり、新居を見つける場合には物件の初期費用がかかります。初期費用の内訳としては、敷金・礼金・仲介手数料などです。敷金礼金は家賃1ヶ月分が目安となり、仲介手数料は家賃0.5ヶ月分~1ヶ月分が目安です。

その他、火災保険料や保証料などが発生するため、賃貸の初期費用の相場は家賃×4.5~5ヶ月分を目安に考えておくと良いでしょう。物件によっては分割払いやカードローンに対応してくれる所もありますが、新婚早々借金を抱えるのは心理的負担も大きくなります。

金銭的に新居を借りるのが難しい場合は、1人暮らしをしているどちらかの部屋に一時的に暮らすか、どちらかの両親と同居を検討しなければなりません。


新生活準備費用の問題

新生活準備費用は、先にも解説したように約100万円かかります。これには、新居の初期費用だけでなく、新生活に必要となる家具・家電などの準備費用も含まれます。まとまった貯金がない状態だと、新たな家具・家電をまとめて購入することができません。

どちらかが1人暮らしをしていた場合は、使用していた家具・家電を使い続ける中で徐々に新しいものを揃えていかなければならなくなります。

しかし、夫婦2人で暮らすには冷蔵庫や洗濯機などの容量が不足したり、家具が古いものだったりすることもあるでしょう。

何より、せっかくの新婚生活で新しい家具家電の購入ができないというのは、新生活としての特別感も失われてしまいます。


結婚式・指輪費用の問題

貯金がない状態では、結婚式はもちろん婚約指輪や結婚指輪の準備も難しくなる可能性があります。最近は2人で話し合った上で、婚約指輪は用意せずに結婚指輪のみを揃えるといったケースも少なくありません。それでも、結婚指輪の購入費用は2人分で約31万円必要になります。

婚約指輪と両方揃えるとなると約74万円が必要です。規模やゲストの人数にもよりますが、結婚式を挙げる場合も高額な費用がかかります。貯金がないと、婚約指輪・結婚指輪・結婚式にもこだわることができなくなります。

一生の思い出に残る大切なものだからこそ、貯金がなくてできなかったでは済まされないでしょう。特に結婚式への憧れが強い女性なら、費用が不足することで夫婦関係が悪化する可能性もあります。


結婚後の生活費問題

貯金がないことは、結婚後の生活費問題にも直結します。これまで1人暮らしをしていた方であれば、毎月の収入で食費や光熱費などを賄えていたかもしれませんが、夫婦で暮らすようになればその分生活費が増加することになるため、きちんとやりくりしていく必要があります。

毎月の収入のみでギリギリの生活を続けていると、急病や緊急事態に対応できなくなる可能性もあるため、少しずつでも貯金していかなくてはなりません。

また、将来子どもを育てたいと思っている方や、住宅の購入を検討している方は、資金計画もしっかりと行うことが大切です。新婚生活を始めて早々に経済的に苦しい状態になれば、夫婦間の溝が大きくなってしまうかもしれません。


結婚相談所での貯金額公開

結婚相談所に入会する場合、プロフィール上に年収を記載することが多いですが、貯金の有無や貯金額の掲載は個人の自由となっています。
必ずしも公開する必要はありませんが、貯金額の公開・非公開を迷っている方は以下の点を考慮しましょう。

・プロフィール記載の必要性
・貯金額非公開の影響
・貯金額を聞かれた時の対応

それぞれ詳しく解説していきます。


プロフィール記載の必要性

大手結婚相談所では、プロフィール上に貯金額の記載項目はなく、年収や学歴のみ掲載することが多く、あっても資産項目の種類のみの記載となります。
資産項目は、預貯金のほかに不動産や積立NISA・iDeCo・投資信託・株式の保持などです。

プロフィールでは、具体的な貯金額を記載する方はほとんどおらず、「預貯金あり」とだけ記載する方もいます。
しかし、仮に資産や貯金があったとしてもプロフィール上で記入する必要はありません。貯金がないから結婚相談所に入会できないといったこともありません。

ただし、会員はプロフィールに記載された項目を見てお見合いするかどうか判断します。預貯金の有無や資産項目が記載されている場合は、経済的な安定が見られるため、相手が受ける印象が良くなる可能性があります。


貯金額非公開の影響

結婚相談所のプロフィールでは、貯金額を記載する必要はありません。しかし、貯金額を非公開にすることで、婚活に影響が出る可能性もあります。というのも、婚活中の女性の中には男性の貯金額を気にする方もいるからです。

貯金額が少ないと、経済的に安定した生活が送れないと判断されたり、借金やギャンブルなどをしているのではないかと思われたりする可能性があります。

ただし、婚活中の女性は貯金額よりも年収を重視する傾向にあるため、貯金額を非公開にしていても成婚に至る可能性は十分にあります。近年は、結婚後も仕事を続ける女性が多いため、貯金額や年収よりも誠実さや価値観を重視する方も多いです。


貯金額を聞かれた時の対応

お見合いからデートを重ねて交際がスタートすると、女性との距離が縮まっていきます。お互いの距離が縮まってくると、貯金の有無や貯金額を聞かれることがあるかもしれません。タイミングとしては、出会ったばかりよりも真剣交際中や将来の話をするようになった頃が多いです。

仮に女性から貯金額を聞かれた場合、大切なのは正直に答えることです。貯金がない場合でも、嘘をつかずに「実は貯金がないんだ」と正直に答え、その理由も話しましょう。貯金がないとただ正直に伝えるよりも、「今貯金している最中なんだ」と将来の計画性があることをアピールするとより効果的です。

納得できる理由なら、たとえ貯金がなくても受け入れてくれる可能性があります。お金が絡む問題は、価値観の不一致と並んで離婚の原因として大きくなるため、嘘はつかないようにしましょう。


貯金額が婚活に与える影響

中には貯金額や年収を重視しない女性もいますが、婚活中は貯金額が影響を与える可能性もあります。結婚にはまとまった費用が必要となるため、貯金や資産額はお見合い成立・交際・成婚など、いずれのタイミングでも影響を及ぼします。ここでは、お見合い成立への影響と交際・成婚への影響とに分けて解説しましょう。


お見合い成立への影響
お見合い成立への影響
恋学[KOIGAKU]

結婚相談所では、プロフィールを作成する際に資産項目のみ記載するケースが多いため、申し込みの段階で貯金額を気にする女性はほとんどいません。多くの女性は貯金額よりも年収を重視する傾向にあるため、この時点で貯金がない場合でも影響はないでしょう。

プロフィールにも年収を掲載するのが基本であり、申し込むか判断する材料として年収を見る女性はたくさんいます。ただし、資産項目が多いほど経済的に安定している印象を与えるため、堅実的で魅力的に見える可能性が高いです。具体的な貯金額は掲載しなくても、資産項目が複数あるなら記載しておき、プロフィールに厚みを出しましょう。


交際・成婚への影響

交際開始から成婚にかけても、貯金額や資産額が女性に伝わることはありません。しかし、結婚相談所は結婚に真剣な男女が入会しているため、お互いの距離が縮まってくれば将来の話題が出てくることが必然でもあります。結婚に向けて、お互いの結婚観や将来を見据えた話をした時には、貯金を含む資産額が聞かれる可能性が高いでしょう。

交際中に貯金額を伝えるタイミングが訪れた場合は、正直に話すことが大切です。しっかりと資産があれば、女性にも安心してもらえて成婚につながりやすくなります。逆に貯金がない状態では、真剣度が足りないと判断されたり、お断りされたりするかもしれません。

このタイミングでは、貯金額や資産額が成婚のしやすさに影響を及ぼす可能性が高いでしょう。


貯金なしでも成婚した事例

貯金額が少ないと、婚活において不利になることもあります。しかし、貯金なしでも成婚した事例は決して少なくありません。

貯金なしの男性が成婚するケースは、貯金以外の魅力をアピールしている男性に多いです。ここでは、貯金なしの男性が貯金以外の魅力をアピールする方法や、成婚事例から学ぶヒントをご紹介します。


貯金以外の魅力アピール

婚活では、第一印象は非常に重要です。清潔感のある服装や髪型などの外面的な部分はもちろん、誠実さや優しさといった内面的な部分を磨けば、第一印象は大きく変わります。特に内面の魅力は、会話や態度を通じて女性に伝わります。

信頼関係を築くためにも、相手の話を聞くときはうなずいたり相槌を打ったりして女性の気持ちに寄り添い、好印象を持ってもらえるようにしましょう。約束を守ったり、デート中に相手の荷物を持ってあげたりといった小さな心遣いなど、思いやりのある行動を取ることで相手との距離を縮めていくことが大切です。

また、たとえ貯金がなかったとしても、年収や将来性をアピールしましょう。仕事に対する意欲はもちろん、キャリアプランやキャリアアップのための努力などを伝えると、仕事への姿勢や責任感をアピールできます。


成婚事例から学ぶヒント

貯金がなくても、成婚に至ったカップルはたくさんいます。成婚した事例に共通するのは、お見合いから交際中のメッセージのやり取りやデートの誘い、デート中に積極的にアプローチする男性であることです。成婚した男性は、丁寧な言葉遣いや相手のプロフィールをよく読んだ上での質問・会話はもちろん、相手の都合に配慮しながら食事や映画など具体的な提案をします。

貯金が少ないことに引け目を感じて、その事実を隠したり見栄を張ったりするのではなく、今の自分の状況をきちんと伝える男性は、将来に向けた計画も立てているケースが多いです。

お互いの価値観や将来のライフプランを共有しながら、結婚生活に向けた準備や計画などを話し合える男性は、結婚に対する真剣度が高いことをアピールできます。


貯金が少なくても諦めないことが大切

成婚事例から学ぶヒント
恋学[KOIGAKU]
貯金が少ないことは、婚活において不利になる場合もあります。しかし、貯金がないからと言って結婚できないわけではありません。結婚相談所では、貯金なしの男性が成婚に至った事例もあります。

大切なのは、貯金がないことよりも年収や仕事に対する姿勢、具体的なキャリアプランを持って将来の結婚生活に向けた準備ができているかです。

女性の中には、貯金額よりも人柄や価値観など内面を重視する方も多いので、諦めずに自分磨きを続けるようにしましょう。


よくある質問

いくら貯まったらプロポーズ?

プロポーズだけなら、婚約指輪代や演出にかかる費用(10万円~40万円程度)のみ貯金しておけば可能です。
プロポーズ後の結婚生活や結婚式、新婚旅行も踏まえて貯金するなら、最低でも200万円~300万円貯金しておくと安心です。


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