マザコンを克服! 必要なのは親と子、両方の“自立”
マザコンとはマザー・コンプレックスの略称で、成人後も親離れできない人のことを指します。よく男性へ向けて使われがちな言葉ですが女性も当てはまるので、マザコン=男性限定ということではありません。親は大切にすべき存在ですが、あまりにベッタリすり寄ると恋愛からは大きく遠ざかっていきます。「親と仲が良い」と「マザコン」は全く別物ですからね。なぜマザコンだとモテなくなってしまうのか?その理由と、親と子が良い距離感を保つための秘訣を伝授! 何かあると常にお母さんを求めてしまうあなたは、要注意です。
マザコンすぎる娘&息子のびっくりエピソード
身近にマザコンの疑いがある知人・友人はいませんか。あるいはご自身がマザコンという自覚を持っているかもしれないですね。
母親に依存しきった子どもたちはマズイ現実に気づいておらず、「親と仲が良いことの何がいけないの?」と勘違いしているのだとか。
意中の相手が思わず離れていくようなマザコンエピソードとは、一体どのようなものなのか……。
これらをやると自立した大人からは引かれてしまうので、心当たりがある人は完全に“アウト”です!
何かあったら全部親に相談する娘
女性にありがちな、「何かあったら全部ママに相談する」人。
お金のこと、仕事のこと、恋愛、友人間のトラブルetc……。この手のタイプは一回自分の頭で考えず、すぐに「ママ~あのね」とSOSを出してしまうのです。
親も親で子どもを甘やかし、自分で考えるよう促せず、すぐに助け舟を出すケースも多数見られます。
救いの手を毎回差し伸べると、自分1人ではなにもできない人間が爆誕! その結果母親に常にべったりな娘が出来上がり、彼女たちは恋愛でさえ自分でどうにもできません。
意思がなく、問題解決能力もゼロな大人と恋をしたい男性はかなり少ないですよね。
付き合っている最中は可愛く見えても、しょっちゅう「ママ、ママ」と言っている相手との結婚は想像しがたいはず。
何でもかんでも母親に頼るのはやめましょう。一般的には成人後に親にSOSを出す際は、かなり“究極”な問題が起きた時がほとんどですから……。
毎週末は決まって母親と出かける息子
休みの日にお母さんと出かける息子と聞くと、親孝行なイメージが強いですよね。
しかし、一般的な男性は毎週のように母親とどこかへ行きません。休みのたびに2人で外出するような人は、残念ながらマザコンです!
自ら母親と一緒にいたがるタイプや、親が息子にベッタリな共依存パターンなど色々ありますが、貴重な休みを全て親に捧げる時点でちょっとなぁ…… という感じですよね。
彼らは世間が抱く違和感に全く気付かず「なんで? 親と仲がいいのっていけないこと?」と言ったところ。
女性からするとこの“無意識さ”が問題で、マザコンすぎると自分と母親を比べられたり、2人のべったりな関係に付き合わされるのでは?と恐怖を抱くのです。
実際に、母親と自分のお出かけに彼女を巻き込み「3人デート」を強いる男性もいるほど。
母親を大切にするのは良いことですが、ずっと一緒にいるのはマザコン確定。
親と一心同体レベルの男性は、付き合った後や結婚が面倒そうだと思われ、絶対にモテませんよ。
何でも「ママが」「ママよりも」と判断基準が母親
恋人が作ってくれた料理の味、部屋の片づけ、買い物の仕方など、無意識のうちに親と比べてしまったことはありませんか。
これはなぜかというと、ずっと母親にくっついた生活をしていると、“何事も親が中心”という考え方に陥るからです。
「あーママが作ったご飯の方がおいしかったなぁ」
「うちのお母さんは水周りから掃除をするのに……」
「えー、ママは絶対スーパーの○○コーナーから回るよ?」
マザコンじゃない人からするとエェッと驚いてしまうかもしれませんが、彼らは母親が全ての基準値なので、このような思想を抱きがちなんですね。
さらにこのことを口に出せば、恋人からは確実に嫌がられます。「なんで自分の家の母親といつも比べるの?」と思われ、幻滅まっしぐらでしょう。
脱マザコン! 必要なのは親と子、両方の“自立”
何度も繰り返しますが「親を大切にする」と「マザコン」は全く意味が異なります。
前者は親孝行ですが、後者はお互いの成長を妨げる行為でしかありません。親離れ・子離れができていないと、人はどんどん良くない方向へと走るからです。
マザコンはモテないだけではなく、親と子2人だけの世界に閉じこもりがち。
「ママさえ/我が子さえいればいい」と言っても、いつか別れが必ずやってきます。その時に残された方が何もできないと人生に行き詰まってしまい、孤立を極めるかもしれません。
依存から抜け出すには自立心を養うのがカギ。そして、親も親で子どもを甘やかすのをやめるべきなのです。
【子ども向け】何でもかんでも親に頼るのはやめよう
自分の親は頼りやすく、ワガママ放題でも許されるのでついつい甘えてしまう気持ちはわかりますが、今日からやめましょう。
困ったら即ママに連絡するようでは、いつまでも心が子供のままです。
今は調べれば、すぐにネットに答えが出てくる時代。スマホという便利なものを持っていながらフル活用しないのはもったいないですし、“自分で解決する力”も生きる上では必要なスキル!
ちょっとわからないことも人に聞いたり、親以外の誰かに相談すれば新しいものが見えるかもしれません。
マザコンを抜け出したいのなら、まずは困った→すぐ親へLINEやTEL! する癖から卒業してください。
【親向け】子はいつか巣立つもの! 子離れしないとイタイ大人に
子どもがマザコンになる原因には親も関係しています。
・いつも娘・息子の要求を100%飲んでしまう
・ダメだとは思っていながらも、甘やかしてしまう
・そばに子どもがいてくれないと不安
・子ども以外の楽しみがない(気を許せる友達がいない)
・子どもの世話をするのが好き
なんだかんだと理由を付けて成人後もかいがいしく面倒を見たり、子供優先の日々を送ったり、どうにか一緒に過ごそうとしたり。
子離れできない親が多く、家族への依存が自立を妨げているといっても過言ではありません。
いいですか、親御さん! 子供は早かれ遅かれ巣立つものです。気持ちよく見送る姿勢がなっていないとご自身が痛々しい人間になるだけではなく、お子さんの人生の邪魔になってしまいますよ。
いつかお子さんに「お前のせいで婚期を逃した」「恋人が逃げた」なんて言われたら、立ち直れないですよね?
子離れとはスパッと縁を切ることではありませんから、“つかず離れずの距離感”に慣れましょう。
子育てが終わったら第二の人生が始まるようなもの。誰かを軸とした生活はやめ、自分の好きな事や趣味に時間を使うなどして毎日を充実させてくださいね。
親にベッタリは×! マザコンを卒業して大人になろう
マザコンは恋愛をする上でマイナスにしかならない要素。
パートナーの親が面倒という理由で破局や離婚に至る人々は多いのですから、最悪の結末を迎えないためにも、親との共依存状態を解消することが先決です。
親に全てを頼っている間は、“自立した大人”とは言えません。親を大切にしつつ、甘え切った状態から今すぐ抜け出しましょう!
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