

ウォーレン夫婦が不可解な怪奇現象に挑む…実話を基にしたホラー&オカルト映画『死霊館』シリーズ4作品を一挙紹介

全世界累計興行収入20億ドル超えの映画『死霊館』ユニバース。その最新作「死霊館 最後の儀式」が10月に公開される。動画配信サービス・Huluでは、『死霊館』シリーズ第4弾となる最新作の公開に先駆けて、過去のシリーズを7月1日より一挙見放題配信スタート。本記事では、「死霊館」「死霊館 エンフィールド事件」「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」の本編シリーズ3作品に加え、スピンオフ作品「死霊館のシスター」のあらすじや見どころを紹介していく。
人里離れた一軒家で次々と心霊現象が発生…ジェームズ・ワン監督が手掛ける「死霊館」
最強の心霊研究家・エド(パトリック・ウィルソン)とロレイン(ヴェラ・ファーミガ)のウォーレン夫婦がさまざまな心霊現象に立ち向かうホラー&オカルト映画「死霊館」ユニバース。
その記念すべき第1作目となる「死霊館」(2013年日本公開)では、ウォーレン夫婦のもとに、ロードアイランド州の人里離れた一軒家に引っ越してきたペロン一家から、“奇妙な心霊現象に悩まされている”という相談が持ち込まれた。屋外よりも寒い家の中にはなぜか死臭が漂い、家中の時計は3時7分で止まっている。さらに妻・キャロリン(リリ・テイラー)の身体には原因不明の痣が…。当初エドは調査を断るが、ロレインの強い希望でペロン家に向かう――。
1971年に実際に起きた事件を基にした本作で監督を務めたのは、映画「ソウ」シリーズなどを手掛けたホラー界の巨匠、ジェームズ・ワン。正統派なホラーとオカルト要素を兼ね備えたストーリー展開や、古典的な演出によって恐怖感が高まる一作となっている。
ちなみにウォーレン夫婦は実在する人物で、夫のエドはカトリック教会が唯一公認した心霊研究家であり、妻のロレインも透視や霊視能力を活かして警察の捜査にも多数協力してきた。
“ポルターガイスト現象”の恐ろしさを描く「死霊館 エンフィールド事件」
前作の公開から約3年。当時“史上最長期間続いたポルターガイスト現象”として知られるエンフィールド事件をモチーフに、再びウォーレン夫婦が事件に挑む「死霊館 エンフィールド事件」(2016年日本公開)。
1977年、イギリスのエンフィールドで少女・ジャネット(マディソン・ウルフ)と4人の子どもを育てるシングルマザーは、“不可解現象”に苦しんでいた。正体不明の音や不穏な囁き声、人体浮遊などのさまざまな怪奇現象に悩む一家を救うべく、ウォーレン夫婦は原因を突き止めようと奮闘する――。
CGに頼らず“実写”を重視し、よりリアルに事件を再現した本作。視覚だけでなく聴覚にも訴えかけてくる恐怖は、まるで「エクソシスト」のようなオカルト映画を思わせる仕上がりとなっている。一方でウォーレン夫妻の夫婦愛や、怪奇現象に悩む一家の親子愛など、ホラー要素だけでなく心温まるヒューマンドラマとしての側面にも注目したい。
“見えない悪魔”にウォーレン夫婦が追い詰められる「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」
ウォーレン夫婦が“史上最もセンセーショナル”だと語るほどの恐ろしい事件を基にした「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」(2021年日本公開)。本作では、1981年にアメリカのコネチカット州ブルックフィールドで起きた前代未聞の実話を描いている。
家主を22回刺して殺害したとある青年は、自分が悪魔に憑りつかれていたことを理由に“無罪”を主張する。姿が見えない悪魔の存在を証明するためにウォーレン夫婦は立ち上がるが、現場に残された手掛かりは3本の凶悪な爪痕、若い女性の水死体、黒いバラ、謎のトーテム、破かれたウォーターベッド…と不可解なものばかり。ウォーレン夫婦は警察とともに捜査を進めていく中で、邪悪な“何か”に極限まで追い詰められていく――。
ミステリーとスリルが一体となり、戦慄のアトラクションホラーに仕上がった本作。愛のために戦う人々の熱気や驚愕の事実が判明するクライマックスなどが見どころとなっている。また「エクソシスト」のファンでもあるマイケル・チャベス監督が、同作へのオマージュを込めて演出したシーンにも注目だ。
“死霊館”シリーズの原点となるスピンオフ作品、悪魔のシスターと対峙する「死霊館のシスター」
最後に紹介するのは、シリーズ全ての恐怖の始まりを描いた「死霊館のシスター」(2018年日本公開)。本作は、「死霊館 エンフィールド事件」に登場する悪魔のシスター・ヴァラクのルーツに迫ったスピンオフ作品となっている。
物語の舞台は1952年のルーマニア。聖カルタ修道院で若いシスターが、修道者にとっては“大罪”とされる自殺をしてしまう。そして、なにかと不審な点が多い事件の真相を突き止めるため、バーク神父(デミアン・ビチル)と見習いシスターのアイリーン(タイッサ・ファーミガ)が派遣された。しかし、調査を進めるうちに2人は聖カルタ修道院に隠されたある秘密を知り、決して関わってはいけない恐ろしい存在“悪魔のシスター”と対峙することになる――。
本作で特に注目したいのは、悪魔のシスター・ヴァラクの不気味なビジュアル。抜群の存在感と邪悪ぶりを放っており、バーク神父を演じたデミアン・ビチルも「祈りを捧げる僕の後ろにシスター・ヴァラク役のボニーが立つ場面があるんだが、あの撮影では彼女の気配がしただけで背筋に寒気が走ったよ。本当に怖かった」と語っている。
動画配信サービス・Huluでは、今回紹介した『死霊館』シリーズ4作品に加え、「アナベル 死霊館の人形」「アナベル 死霊人形の誕生」「アナベル 死霊博物館」の『アナベル』シリーズや、「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える」「ハングオーバー!!! 最後の反省会」といった『ハングオーバー』シリーズなど、さまざまなワーナー作品を7月1日より見放題配信中。
◆文=林ゆう
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