綾野剛&柴咲コウが対峙 演技合戦の本編映像解禁【でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男】
2025.05.14 12:00
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俳優の綾野剛が主演を務める映画「でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男」(6月27日公開)より、本編映像が解禁された。
綾野剛&柴咲コウ、対峙する家庭訪問シーン公開
本作の公開情報、そして出演者の不穏な表情を写しだしたポスターが解禁されると「顔面だけでここまで表現するの凄すぎて鳥肌立つ」、「ポスターの前に立ったら圧を受け止めきれずによろけてしまいそう」、「観たら演技で目眩するかも」と、さっそく出演者たちの演技合戦に反響が寄せられている本作。このたび解禁されたのは、殺人教師の疑惑を向けられることとなる薮下誠一(綾野)と、そのいじめの対象とされる児童・氷室拓翔の母・氷室律子(柴咲コウ)が対峙することとなる2人の世にも奇妙な家庭訪問のシーン。それぞれの立場からの供述を基にした回想を見比べる本編映像となっている。映像は左右に二分割された画面から始まり、土砂降りのなか傘も持たずに氷室家のある高級マンションのエントランスへと歩いていく薮下の後ろ姿が映し出される。スタートの時点では左右でわずかな差しか見られない何気ないシーンだが、その後に訪れる律子目線の【氷室律子の供述】と薮下目線の【薮下誠一の供述】それぞれで状況は一変する。
2人の目線で描写される同一シーン
【氷室律子の供述】薮下を殺人教師だと告発する側の立場となる律子の目に映る薮下の振る舞いは横柄で傲慢。律子に迎えられ、扉が開くやいなや「正直気分悪いです」と、夜分の実施となった家庭訪問に不満を露わにする薮下。びしょびしょに濡れた靴下にもかかわらず、勧められたスリッパを履くことなくそのまま部屋に上がり込み、穏やかな口調ながらも児童である拓翔への憎悪すら感じさせる言動や、突然机を叩き律子を困惑させるその様はまさに危険人物そのもの。映像はその後、全く同じシチュエーションで薮下目線に移りかわる。【薮下誠一の供述】一転して雨に濡れた薮下を無表情で迎え入れる律子と恐縮しきりの薮下。告発された薮下の目に映る律子の振る舞いは一般家庭のそれとはかけ離れた奇妙な雰囲気。じっと薮下を見つめたり、冷蔵庫を激しく閉めたりする瞬間など端々に圧の強さが垣間見える律子は、自身も小学生まで過ごしたというアメリカの教育について延々と語り続ける。
綾野剛&柴咲コウを三池崇史監督が絶賛
「“アー、ブゥ、クゥッ、ドゥ(※ABCDの発音)”って言い始めた時、凍るんですよこのシーン。全体の空気が一瞬で凍るんです」と綾野が撮影時を振り返るとおり、能面のような表情で「“アー、ブゥ、クゥッ、ドゥ”」と言い出した律子に合わせ、「“アー、ブゥ、クゥッ、ドゥ”」と繰り返す薮下はすでに何かに支配されたようでもある。どこか薮下を試すような律子は冷たく奇妙な人物に映っている。綾野はこの2パターンの同じシーンの撮影について「テストの時にとてつもない緊張と高揚が連鎖した。柴咲さんから出ている律子さんのムードを受け取れたので、あの薮下が生まれてきました」と語る一方、「すごく自由にやらせてもらった」、「2人の世界に入っている」とも語っており、同じシチュエーションで【狂気をまとったただならぬ人物】と【それに困惑する人物】に見える様子を静かに演じ、柴咲とスタッフと共にこの2つの家庭訪問シーンを作り上げた。強烈でヒリヒリするような演技を見せた綾野と柴咲は、三池崇史監督から撮影直後に「2人とも狂ってる」という絶賛を得た。
あわせて、同シーンの薮下と律子、そして薄暗いダイニングテーブルで”最初の対峙”をする両者の計3点の場面写真も解禁された。
綾野剛主演「でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男」
20年前、日本で初めて教師による児童へのいじめが認定された体罰事件。報道をきっかけに、担当教輸は『史上最悪の殺人教師』と呼ばれ、停職処分になる。児童側を擁護する550人の大弁護団が結成され、民事裁判へと発展。しかし、法廷は担当教諭の完全否認から幕を開けるのであった。第6回新潮ドキュメント賞受賞、福田ますみのルポルタージュ『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』(新潮文庫刊)を映画化する。(modelpress編集部)
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