新生活を応援、「マイ・インターン」「きっと、うまくいく」など“前向きに頑張りたくなる映画”3作品を一挙紹介

2025.04.16 18:00

4月になり、進学や就職などで新生活をスタートさせた人も多いだろう。そこで本記事では、毎日を前向きに頑張りたくなる名作映画3作品を紹介。「プラダを着た悪魔」「マイ・インターン」「きっと、うまくいく」のあらすじや見どころを紹介していく。

恋に仕事に頑張るあなたへ贈る「プラダを着た悪魔」

まず紹介するのは、アン・ハサウェイとメリル・ストリープが共演する映画「プラダを着た悪魔」(2006年日本公開)。

アンディ(アン)はジャーナリストを目指してニューヨークへやって来た。おしゃれに興味はなかったものの、ファッション誌「RUNWAY」のカリスマ編集長・ミランダ(メリル)のアシスタントに応募した結果、見事採用。しかしミランダは部下たちに厳しく、アンディも彼女の厳しい指導を受けることとなる――。

本作では、冷たい瞳で部下の指導にあたる鬼編集長を演じたメリルと、恋に仕事に頑張る女性を演じたアンの見応え抜群の演技を見ることができる。トラブルを乗り越えるにつれて2人の関係性も変化し、徐々に絆が芽生えていく様子にも注目したい。

特に、アンディの立ち振る舞いやミランダの仕事への情熱からは、社会人としての心構えや人間関係の構築の仕方を大いに学べるのではないだろうか。

また、どんどん洗練されていくアンディのファッションセンスも見どころの一つ。作中では、プラダを始めドルチェ＆ガッバーナやシャネルなど、一流ブランドの色とりどりなアイテムが登場する。

“年上の部下”から人生を学ぶ「マイ・インターン」

次に紹介するのは、すべての女性にエールを送る感動の“デトックス”ムービー「マイ・インターン」(2015年日本公開)。

ファッション業界で成功し、プライベートも充実。そんな順風満帆な生活を送るジュールズ(アン・ハサウェイ)のもとに、40年間印刷会社で働き、妻に先立たれ生きがいを探していたシニア・インターンのベン(ロバート・デ・ニーロ)が部下としてやってきた。最初は40歳も年上でおぼつかない様子のベンにイラつくジュールズだったが、彼の豊富な人生経験から学ぶことも多く、ベンのおかげでジュールズは少しずつ成長を遂げていく――。

先述した「プラダを着た悪魔」から9年、今度はニューヨークのファッションサイトの社長・ジュールズを演じたアン。まるで「プラダを着た悪魔」の続編のような本作では、年齢も経験も異なる2人が世代を超えて絆を深めていく様子が微笑ましく描かれる。

70歳と高齢ながらインターン生としてひたむきに仕事に取り組むベンの姿や、年上の部下であるベンから人生や仕事において大切なことを学ぶジュールズの姿は、仕事だけでなく“前向きな人生”を歩むうえでもに大きなヒントを与えてくれるだろう。

“最強の3人”が織り成す、人生感動エンターテインメント「きっと、うまくいく」

最後に紹介するのは、当時インドで興行収入歴代No.1を記録した涙あり・笑いありのインド映画「きっと、うまくいく」(2013年日本公開)。

超難関の理系大学・ICEで、型破りな自由人のランチョー(アーミル・カーン)、機械より動物が好きなファルハーン(Ｒ・マドハヴァン)、何でも神頼みのラジュー(シャルマン・ジョーシー)の“3バカトリオ”が、学長を激怒させる“珍騒動”を巻き起こす。それと同時に“10年後”も描かれ、“行方不明になってしまったランチョーを探す”というミステリー要素も盛り込まれている。

一見コメディのようなドタバタ劇が繰り広げられる本作だが、インドで加熱する教育問題に一石を投じた問題提起作品に仕上がっている。“今を生きる”ことにフォーカスし、感動のクライマックスを描いた本作は、インド版アカデミー賞と言われるIIFA賞において16部門もの賞を受賞した。

メインキャラクターとして登場する“3バカトリオ”の姿からは、明日への活力を受け取ることができるだろう。

なお動画配信サービス・Huluでは、今回紹介した「プラダを着た悪魔」「マイ・インターン」「きっと、うまくいく」を見放題配信中。

◆文＝林ゆう