羽鳥慎一、安藤サクラ、石原さとみ、上白石萌音、河合優実、満島ひかり(C)日本アカデミー協会

上白石萌音、SixTONES松村北斗に感謝「この方は血流まで役に染まるんだなと」【第48回日本アカデミー賞】

2025.03.14 22:43

女優の上白石萌音が14日、東京・グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールにて行われた「第48回 日本アカデミー賞 授賞式」に出席。優秀主演女優賞を受賞した。


上白石萌音「夜明けのすべて」で優秀主演女優賞

月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢さん(上白石)と、パニック障害を抱えている山添くん(松村北斗/SixTONES)の奮闘を、温かく、ときにユーモラスに描いた「夜明けのすべて」で優秀主演女優賞を受賞した上白石。「私も実は生理がとても重くて、生理前と生理後の自分の心身の波を観察することで役に共感していけたらなと思いました」と自身と役を重ねて挑んだと告白し、「今のような話を現場で男女の境なくできるような環境だったんです。それが私の中で大きくて、そこに座っていらっしゃる三宅唱監督は強面なんですが、とっても優しくて、おしゃべりが大好きな人が集まった現場でしたし、本当に風通しが良くて、全員が充実感を持って力を発揮できるような現場で、たくさん対話を重ねながら、何も貯めるものがないようにしながら撮影していけたのは本当に監督のおかげ」と三宅監督に感謝した。

また、SixTONES松村北斗の髪を切るシーンでは、松村が半年以上伸ばした髪を実際に上白石がカット。「俳優業とアーティスト業の傍ら、男性が半年以上髪を伸ばし続けるっていうのは本当に大変なことだったと思うんですが、おかげさまでリアリティのある緊張と緩和のお手本のようなシーンが生まれたのではないかなと思います」と明かした。

2人で爆笑していたというエピソードも披露され、「松村さんが耳まで真っ赤にして笑っていらっしゃって、しばらく撮影が止まったり。本当に松村さんが素晴らしくて、パニック障害の発作が起きるシーンは、手がちょっと当たっちゃった時に、指先まで凍えるように冷たくなっていたのを覚えていて『あ、この方は血流まで役に染まるんだな』と思って」と絶賛。「私が今ここに座っているのは、本当に松村北斗さんのおかげです」と感謝の言葉を述べた。

河合優実(C)日本アカデミー協会
河合優実(C)日本アカデミー協会
ほかにも優秀主演女賞には、「ミッシング」から石原さとみ、「あんのこと」から河合優実、「九十歳。何がめでたい」から草笛光子、「ラストマイル」から満島ひかりが選ばれた。


第48回日本アカデミー賞

同賞は2024年1月1日から12月31日までに東京地区において有料で初公開された40分以上の劇場用映画及びアニメーション作品(劇場公開を目的に製作された新作で、東京地区の同一劇場で1日3回、かつ2週間以上映画館のみで連続して上映された作品)が対象。

司会は、6年連続となる羽鳥慎一アナウンサーと、「怪物」で第47回最優秀主演女優賞を受賞した安藤サクラが務める。(modelpress編集部)

【Not Sponsored 記事】

関連リンク

関連記事

  1. 第2子妊娠中の石原さとみ、胸元ざっくりドレス姿 上白石萌音・満島ひかりは着物でレッドカーペット集結【第48回日本アカデミー賞】
    第2子妊娠中の石原さとみ、胸元ざっくりドレス姿 上白石萌音・満島ひかりは着物でレッドカーペット集結【第48回日本アカデミー賞】
    モデルプレス
  2. 上白石萌音、直筆手紙で美文字披露「相変わらずきれい」「心がこもってる」絶賛の声
    上白石萌音、直筆手紙で美文字披露「相変わらずきれい」「心がこもってる」絶賛の声
    モデルプレス
  3. 上白石萌音、保健室登校していた学生時代回顧 「人生で初めて殻を破った」出来事・芸能界入り勧めた人物とは?
    上白石萌音、保健室登校していた学生時代回顧 「人生で初めて殻を破った」出来事・芸能界入り勧めた人物とは?
    モデルプレス
  4. 上白石萌音「君の名は。」楽曲歌唱時の心境吐露 長年の悩みも語る「歌手になりたいと思ったことは人生で1度もなくて」
    上白石萌音「君の名は。」楽曲歌唱時の心境吐露 長年の悩みも語る「歌手になりたいと思ったことは人生で1度もなくて」
    モデルプレス
  5. 【法廷のドラゴン 最終話】竜美vs兎羽、再び対局 奇跡の一手指す
    【法廷のドラゴン 最終話】竜美vs兎羽、再び対局 奇跡の一手指す
    モデルプレス
  6. 風間俊介・上白石萌音・timelesz松島聡ら、北大路欣也主演「記憶捜査」SPドラマ第3弾放送決定
    風間俊介・上白石萌音・timelesz松島聡ら、北大路欣也主演「記憶捜査」SPドラマ第3弾放送決定
    モデルプレス

「映画」カテゴリーの最新記事

  1. 原田泰造、主演ドラマ映画化に驚き FANTASTICS中島颯太の成長褒めるもツッコまれる「ちょっと薄い」【映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!】
    原田泰造、主演ドラマ映画化に驚き FANTASTICS中島颯太の成長褒めるもツッコまれる「ちょっと薄い」【映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!】
    モデルプレス
  2. FANTASTICS中島颯太、撮影合間に共演者と水族館散歩 遭遇した視聴者が困惑「どういう状況?って」【映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!】
    FANTASTICS中島颯太、撮影合間に共演者と水族館散歩 遭遇した視聴者が困惑「どういう状況?って」【映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!】
    モデルプレス
  3. IMP.基俊介、舞台あいさつ前の控え室に突然メンバーが来訪で「迷惑系YouTuberかなと思いました」
    IMP.基俊介、舞台あいさつ前の控え室に突然メンバーが来訪で「迷惑系YouTuberかなと思いました」
    WEBザテレビジョン
  4. 高石あかり、オダギリジョーとの共演作撮影中に“朝ドラ”ヒロイン決定も秘密厳守「めちゃくちゃ言いたくて…」
    高石あかり、オダギリジョーとの共演作撮影中に“朝ドラ”ヒロイン決定も秘密厳守「めちゃくちゃ言いたくて…」
    WEBザテレビジョン
  5. 吉沢亮、裸シーンのため1ヶ月で身体づくり「どうにか脱いでも恥ずかしくないであろうぐらいに」
    吉沢亮、裸シーンのため1ヶ月で身体づくり「どうにか脱いでも恥ずかしくないであろうぐらいに」
    モデルプレス
  6. 本田望結、過干渉な母親を持つ大学生役に「これほど“本田望結を封印”する役は初めてでした」
    本田望結、過干渉な母親を持つ大学生役に「これほど“本田望結を封印”する役は初めてでした」
    WEBザテレビジョン
  7. IMP.基俊介、舞台挨拶当日にメンバーからサプライズ「迷惑系YouTuberかなと」【愛されなくても別に】
    IMP.基俊介、舞台挨拶当日にメンバーからサプライズ「迷惑系YouTuberかなと」【愛されなくても別に】
    モデルプレス
  8. 南沙良、本田望結の行動に1年越しの質問「びっくりしすぎて」まさかの回答に照れ【愛されなくても別に】
    南沙良、本田望結の行動に1年越しの質問「びっくりしすぎて」まさかの回答に照れ【愛されなくても別に】
    モデルプレス
  9. 新ドラマ「ちはやふる−めぐり−」放送記念、広瀬すず主演の“過去シリーズ4作品”を見どころとともに紹介
    新ドラマ「ちはやふる−めぐり−」放送記念、広瀬すず主演の“過去シリーズ4作品”を見どころとともに紹介
    WEBザテレビジョン

あなたにおすすめの記事