原田マハ原作小説「風のマジム」伊藤沙莉主演で映画化決定 2025年夏公開
2024.11.14 17:00
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原田マハ原作小説「風のマジム」(講談社文庫)の映画化が決定。女優の伊藤沙莉を主演に迎え、2025年夏に公開されることが発表された。
伊藤沙莉主演で原田マハ原作小説「風のマジム」映画化決定
まだ沖縄のサトウキビでラム酒が作られていなかった平成の頃、「地元沖縄のサトウキビからラム酒を作りたい」と志し、社内のベンチャーコンクールを活用して事業を立ち上げた金城祐子氏をモデルに、原田氏が執筆した「風のマジム」。何の取り柄もない契約社員の主人公・伊波まじむが、沖縄産ラム酒誕生のために奮闘し、周囲の人々を巻き込み、家族に支えられながら夢を実現するサクセスストーリーとなっている。伊波役には、社会現象を起こしたNHK連続テレビ小説「虎に翼」で佐田寅子を熱演した伊藤。監督は、本作が映画初監督でありながら広告やショートフィルムで非凡な才能を発揮し、新たな挑戦を続ける芳賀薫氏が担当する。本作は年内にクランクインし、来夏の公開を目指して製作を進行している。
伊藤沙莉、意気込み語る
今回の決定に伊藤は「何故だか懐かしさを感じるようなあたたかいお話だと思いました。出会いや発見や人の思いを通してじんわりと成長していく。優しいサクセスストーリーです。方言や土地に触れて撮影するのが今からとても楽しみです」と意気込み。芳賀監督は「主人公の成長と家族や周りの人の心の変化を丁寧に描くまっすぐなストーリーだからこそ、記憶に残るような美しい映像で、映画館で観るべき作品にしたいと思っています。恋人や家族と観たあとで、お互いを大切に思えるような素敵な映画、期待していてください」と呼びかけた。また、原田氏は「本作を書いている間中、行間からいい風が吹いてきたことを覚えています。伊藤沙莉さん演じるまじむが、今度はスクリーンの中からきっといい風を送ってくれるはずです。その風に吹かれることを、今から楽しみにしています」とコメントし、期待を寄せた。(modelpress編集部)
ストーリー
伊波まじむ(伊藤沙莉)は那覇で豆腐店を営む祖母カマルと母サヨ子と暮らしながら、通信会社・琉球アイコムの契約社員として働いている。いつも祖母と一緒に通うバーで、ラム酒の魅力に取り憑かれたまじむは、その原料がサトウキビだと知る。折しも社内ベンチャーコンクールが開催され、まじむは、南大東島産のサトウキビからラム酒を作る企画で応募するが、それはやがて家族、会社、島民をも巻き込む一大プロジェクトへと発展していく。
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