向井理“憧れの先輩”竹野内豊と初共演 ユーモア感じた一面明かす<イチケイのカラス>
2022.12.20 20:00
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俳優の竹野内豊と向井理が20日、都内で開催された映画『イチケイのカラス』(2023年1月13日公開)完成報告会に出席。向井が憧れの先輩だと言う竹野内のユーモアを感じた一面を明かした。
“新入り”向井理「イチケイのカラス」初参加に緊張
本作は、講談社「モーニング」で連載された同名コミックを原作に、2021年4月期にフジテレビ系列月曜9時枠にて放送された連続ドラマ『イチケイのカラス』の映画版。自由奔放で型破りな裁判官・入間みちお(竹野内)と、みちおとは対照的で超ロジカルなエリート裁判官・坂間千鶴(黒木華)らの活躍を描く。この日は共演した黒木、斎藤工、山崎育三郎、小日向文世、田中亮監督も出席していた。みちおの最大の難敵である最年少エリート防衛大臣・鵜城英二役の向井は「ほとんど僕は竹野内さんとしか会っていないというか(笑)。黒木さんとは『初めまして』ですし。工とも現場では会っていないですし、小日向さんとも会っていなくて。山崎さんとは一回会うシーンがあったんですけど。僕も初めてこういうチームワークの中に入っていくというのは、プレッシャーというか、『どういう感じなのかな?』っていう。ちょっと探るじゃないですけど、チームワークが出来上がったところに入っていくので」と発言。
「なるべく自分というよりは、今までやって来た方々の流れを汲んで、なるべく入っていければいいなという思いはありましたし、そこで竹野内さんと最初からご一緒できたということはすごく大きかったですし。みちおというキャラクターはすごく人間的なところがあって。僕は割と固めの役だったので、崩されないようにっていう思いもありましたし。でもすごくスムーズに現場に入らせていただいた思いがあります」とも語った。
向井理“憧れの先輩”竹野内豊のユーモア感じた一面とは?
竹野内との共演について、向井は「否定されていましたけど、割とみちおっぽさがあるんじゃないかなと僕は思っていまして」と言い「パブリックイメージってあると思うんですけど、僕も今回竹野内さんと初めてご一緒だったので、どういう方かなというか。僕としては世代の方なので。ずっと見て育った方だったので、そういう憧れもあって。でもやっぱりちょっとどこかユーモアがあって。そういう雰囲気が、僕としては役と重なって見えたところもあって。そこはある種、意外でもあり、ある種みちおであり。すごく面白く拝見させていただいていました」と憧れの先輩に対する印象を語った。さらに、竹野内のどんな面にユーモアを感じたのか質問された向井は「いちいち人を笑わせるとかっていうことではなく、居ずまいというか。視点がちょっと人と違くて面白い」と明かし、これに竹野内は「どうなんでしょうね(笑)。そういう風に皆さんに仰っていただくのは大変光栄なことだなと思います」と笑顔。
竹野内と緊迫感のある掛け合いを見せている向井は「分かりやすく対立するようなところがあったので。そこで僕もなあなあにはなりたくないですし、初めましての先輩なので。あまり現場ではそんなに深くは話さなかったですけど、だからこそまた違う形でご一緒できたら嬉しいなと思います」と再共演を希望していた。
竹野内豊「イチケイのカラス」映画化に感慨
一方、竹野内は「今年の真夏の中撮影しておりまして。やっと映画が完成したことをこのような形でご報告できることをうれしく思います」と心境をコメント。「ちょうど1年前に連続ドラマの撮影中は、まさか映画化するなどとは、スタッフもキャストも想像もつかなかったことですので。こうして今こういう場に立つことができていることというのも、本当にドラマを見て応援してくださった皆さんのおかげだと思って、本当にありがたいなと思っていて、感謝しています」とコメント。映画化は想像していなかったそうで「いろいろな状況がまだ落ち着いていない時期でしたので、本当に『とにかく無事に最終回までたどり着くことができるかな?』っていう、そういう緊迫感みたいなものが常に現場にあったりして。でもすごくこの『イチケイのカラス』のレギュラーのメンバー、皆様本当に和気あいあいとして。そういう中であっても、とても現場の空気は良かったので。本当に多くの方々に楽しんでいただける作品になったことはうれしいなと思っております」と明かしていた。
竹野内豊、キャスト再集合への想い「黒木さんの声を聞いたら一発で記憶が戻った」
キャストやスタッフとの再集合に対する思いを聞かれた竹野内は「1年空いてしまったので、またちょっと『役に戻れるかな?』とか、そういうちょっとした不安はあったんですけど、私がちょうどクランクインした時は、野球場のシーンからだったんですね。黒木さんの声を聞いたら一発で記憶が戻った感じで。また田中監督がすごく遊び心のある方で、撮影現場をとても和ませてくださるというか。終始穏やかな、どんなに撮影が大変な状況であっても、スタッフとか皆さんの雰囲気がすごく良かったんですよね。空気感。だから本当にいい現場だったなと思います」と笑顔で回想。
田中監督の演出については「いろいろなことを仕掛けてくるんですよね。だから、台本に書いてあることはもちろんそうなんですけど、台本に書いていない、さらに膨らみが出たと言いますか。田中監督だからこそ、入間みちおと坂間千鶴の人物像というのも構築できたと思いますし、本当にありがとうございます」と感謝の思いを語った。(modelpress編集部)
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