山崎賢人、ヒゲ&髪以外に“歯”まで役作り 監督が絶賛「得体の知れない山崎賢人が現場にいた」<劇場>
2020.07.17 20:34
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俳優の山崎賢人(※「崎」は正式には「たつさき」)が17日、都内で行われた映画『劇場』初日リモート舞台挨拶イベントに、メガホンをとった行定勲監督とともに登壇した。
今作は、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が芥川賞受賞作品となった「火花」より前に書き始めていた、作家の原点とも言える同名恋愛小説を実写映画化。“恋愛がわからないからこそ、書きたかったこと”と又吉が、劇作家を目指す主人公・永田(山崎)と、彼に恋をして必死に支えようとする沙希(松岡茉優)の、生涯忘れることができない恋を描く。
永田役に共感するところがあったという山崎は「永田の人間としての弱さとか、愚かさとか、嫉妬心だったり、永田も劇作家で僕も俳優という仕事をやらせてもらっていて表現するという意味ではすごく近いところもあって、普段、自分が抱えているような感情がいっぱいあって、台本を初めて読ませていただいたときにすごく面白いと思って、やりたいシーンがいっぱいありました」と目を輝かせ、「人間って愚かな部分がたくさんあると思うんですけど、ここまで愚かなものを出せる役は初めてだったので、永田ができてすごく嬉しかったです」と笑顔で語った。
そんな永田役を山崎にお願いした理由を聞かれた行定監督は「原作を読んで思いつかなくて、プロデューサーからの提案で『山崎賢人は?』って。思いもしなくて、山崎賢人が今までそういう役をあまりやってきていない。これはいいと。やっていないやつがやるのが、絶対に自分の気持ちを凌駕するんですよね」と経緯を紹介し、「それで山崎くんに来てもらったんですけど、きれいな顔をしているんですよ。その瞬間に“汚したい”って思いましたね(笑)」と回顧。
続けて、「汚すために『ヒゲとか生やせる?』『髪の毛をボサボサにできる?』みたいな話をしたらノッてくれて、『歯を黄ばませてくれ』と言ったら、『わかりました。コーヒーいっぱい飲みます』って(笑)。わかってるなぁって」とエピソードを明かし、「(山崎は)素直で、ちょっといい意味でイカれてるんですよ。この人は無自覚にいろんな表情をするし、やっていてすごく楽しかったですよね。得体の知れない山崎賢人が現場にいて、その場その場の衝動を撮るのが必死だったんですけど、それが皆さんに披露できるのはすごく嬉しいですね」と絶賛した。
これに山崎は「すごく面白かったですね。茉優ちゃんの魅力たっぷりでしたね。途中で話しかけてきてくださってドキッとしました」と照れ笑いを浮かべつつ、「でも、茉優ちゃんが言っていたように、茉優ちゃんと同い年で、『劇場』の撮影が入る前に茉優ちゃんと連絡をとって、共通認識で2人がどういう時期にどういうことを思っていたかというのを話そうと言ってくださって、本当に頼もしい同世代の女優さんだなって思いますし、茉優ちゃんとほぼ2人芝居だったので、できて本当に楽しかったですし、これからも盛り上げていけたらいいなと思います。茉優ちゃんありがとうございます!」としみじみと語った。
さらに、劇中で沙希が永田に向かって『(2人で住む部屋が)1番安全な場所だよ』というセリフがあることにちなみ、自身にとって1番心地いい場所を聞かれると、山崎は「家ですね(笑)。自粛期間もあったりして、家が1番居心地いい場所になるように、さらに努力しましたし、家が1番落ち着けるといいのかなって思いました」と答え、どんな努力をしたのか追求されると「掃除と、部屋が広くなるように工夫したり、カーテンの色を変えたり、植物を置いたり、外に出られない分、自然を感じられるようにしたりしました」と告白。続けて、「場所で言うとそうなんですけど、居心地のいい人といるとか、大切な人といる場所が全部安全でいい場所になればいいなと思いますね。2パターンあります!」と付け加えた。(modelpress編集部)
永田役に共感するところがあったという山崎は「永田の人間としての弱さとか、愚かさとか、嫉妬心だったり、永田も劇作家で僕も俳優という仕事をやらせてもらっていて表現するという意味ではすごく近いところもあって、普段、自分が抱えているような感情がいっぱいあって、台本を初めて読ませていただいたときにすごく面白いと思って、やりたいシーンがいっぱいありました」と目を輝かせ、「人間って愚かな部分がたくさんあると思うんですけど、ここまで愚かなものを出せる役は初めてだったので、永田ができてすごく嬉しかったです」と笑顔で語った。
そんな永田役を山崎にお願いした理由を聞かれた行定監督は「原作を読んで思いつかなくて、プロデューサーからの提案で『山崎賢人は?』って。思いもしなくて、山崎賢人が今までそういう役をあまりやってきていない。これはいいと。やっていないやつがやるのが、絶対に自分の気持ちを凌駕するんですよね」と経緯を紹介し、「それで山崎くんに来てもらったんですけど、きれいな顔をしているんですよ。その瞬間に“汚したい”って思いましたね(笑)」と回顧。
続けて、「汚すために『ヒゲとか生やせる?』『髪の毛をボサボサにできる?』みたいな話をしたらノッてくれて、『歯を黄ばませてくれ』と言ったら、『わかりました。コーヒーいっぱい飲みます』って(笑)。わかってるなぁって」とエピソードを明かし、「(山崎は)素直で、ちょっといい意味でイカれてるんですよ。この人は無自覚にいろんな表情をするし、やっていてすごく楽しかったですよね。得体の知れない山崎賢人が現場にいて、その場その場の衝動を撮るのが必死だったんですけど、それが皆さんに披露できるのはすごく嬉しいですね」と絶賛した。
松岡茉優からビデオメッセージ
また、この日、会場に来ることができなかった松岡茉優からビデオメッセージが寄せられ、松岡は「いろんな大人たちがたくさん悩んで導き出した答えが、単館系での上映と配信ということで、新しい試み、これから映画がどうなるんだろうって思いながらも、私がいただいた感想の中で1番嬉しかったのは、海外にいる私のことだったり、山崎くん、行定監督のファンの方が(公開と)同時に見られるというのが嬉しい感想でした。海外どこでも『劇場』を見てもらえるんだって思ったら、すごくいいことじゃないかって、私は思いました」と声を弾ませ、「映画に携わった大人の皆さまも一筋縄ではいかない思いがあったと思いますが、山崎くんを筆頭に我々20代半ばの俳優たちは、『劇場』で熱く夢をもっていた永田や沙希ちゃんのように、熱く気持ちを持ったまま、映画の世界を元気にできればなって思っています。…山崎くん、巻き込んじゃってごめんね(笑)」とコメント。これに山崎は「すごく面白かったですね。茉優ちゃんの魅力たっぷりでしたね。途中で話しかけてきてくださってドキッとしました」と照れ笑いを浮かべつつ、「でも、茉優ちゃんが言っていたように、茉優ちゃんと同い年で、『劇場』の撮影が入る前に茉優ちゃんと連絡をとって、共通認識で2人がどういう時期にどういうことを思っていたかというのを話そうと言ってくださって、本当に頼もしい同世代の女優さんだなって思いますし、茉優ちゃんとほぼ2人芝居だったので、できて本当に楽しかったですし、これからも盛り上げていけたらいいなと思います。茉優ちゃんありがとうございます!」としみじみと語った。
さらに、劇中で沙希が永田に向かって『(2人で住む部屋が)1番安全な場所だよ』というセリフがあることにちなみ、自身にとって1番心地いい場所を聞かれると、山崎は「家ですね(笑)。自粛期間もあったりして、家が1番居心地いい場所になるように、さらに努力しましたし、家が1番落ち着けるといいのかなって思いました」と答え、どんな努力をしたのか追求されると「掃除と、部屋が広くなるように工夫したり、カーテンの色を変えたり、植物を置いたり、外に出られない分、自然を感じられるようにしたりしました」と告白。続けて、「場所で言うとそうなんですけど、居心地のいい人といるとか、大切な人といる場所が全部安全でいい場所になればいいなと思いますね。2パターンあります!」と付け加えた。(modelpress編集部)
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