松坂桃李 (C)モデルプレス

松坂桃李「事務所と戦い終わりました」“お許し”出たことを報告<蜜蜂と遠雷>

2019.09.16 20:10

俳優の松坂桃李が16日、都内で行われた映画「蜜蜂と遠雷」(10月4日公開)の完成披露イベントに、松岡茉優、森崎ウィン、鈴鹿央士、メガホンをとった石川慶監督と登壇した。

4人のピアニストたちがそれぞれの葛藤と戦いながらコンクールに挑む姿が描かれている本作にちなみ、今、自身が戦っていることやものを尋ねられた登壇者。松坂は「事務所と戦い終わりました」と意味深コメントをし、松岡から「大丈夫ですか?」と心配されると、「このお仕事をさせていただいて、ありがたいことで10年が経ち、アウトプットする連続の10年でして、そこからなかなかひと息つく暇がなかったので、それを事務所サイドとお話をしました。どうにかできんもんでござろうかと」と詳細を説明した。

これに松岡が「休みがほしいと」と一言でまとめると、松坂は「そうですね。ちょっと休みたいかなって話をした結果、ようやくお許しが出ました」と報告。これに会場から拍手が上がり、松岡も「おめでとうございます!アフリカでもブラジルでも行ってらっしゃい」と祝福した。

松坂桃李、松岡茉優 (C)モデルプレス
松坂桃李、松岡茉優 (C)モデルプレス

映画「蜜蜂と遠雷」

「映像化は不可能」と言われた恩田文学の集大成である本作は、国際ピアノコンクールを舞台に、世界を目指す若き4人のピアニストたちの挑戦、才能、運命、そして成長を描いた物語。かつて国内外のジュニアコンクールを制覇するも、13歳のときに母を亡くし、「ピアニスト」になることから長らく逃げてきた元天才少女・栄伝亜夜を松岡、社会人となり妻子を持ちながらも夢を諦めきれず、最後のチャンスと決意してコンクールにエントリーした高島明石を松坂、音楽エリートとして超名門音楽院に在籍し、優勝候補最有力の重圧に挑むマサルを森崎、そして、今は亡き世界最高のピアニストが遺した謎の少年・風間塵を鈴鹿が演じる。

(左から)石川慶監督、松坂桃李、松岡茉優、森崎ウィン、鈴鹿央士 (C)モデルプレス
(左から)石川慶監督、松坂桃李、松岡茉優、森崎ウィン、鈴鹿央士 (C)モデルプレス

松坂桃李、当初は“バンビ”みたいだった

ピアニスト役を演じての感想を聞かれると、子どもの頃にピアノを習っていたという松岡は「マンツーマンのレッスンだったんですけど、マンツーマンのレッスンを受けながらうたた寝をしてしまうような大変不真面目な生徒でございましたので、先生には大変ご迷惑をおかけしたんですけど」と反省しつつ、「根気強く教えてくださったおかげで、鍵盤との親しみはありましたので、その点は皆さまよりは楽な位置からスタートできました」とニッコリ。

一方、松坂は「なかなかのハードルで、触ったこともほぼない状態で、最初のレッスンの先生の一言目が『松坂さん、ドはどこですか?』で、『ここかな…』『それはファですね』『ファー!』みたいな(笑)」とエピソードを打ち明け、本編ではCGや差し替えなどはしてないそうで「先生がマンツーマンで熱意を込めて指導してくださったおかげで、なんとか撮影を撮りきることができましたね」と感謝した。

松岡茉優(C)モデルプレス
松岡茉優(C)モデルプレス
そんな松坂とレッスンが一緒になったときがあるという松岡は、「鏡越しに松坂さんが弾いているのをチラッと見ていたんですけど、(手が)バンビみたいでした。立ち上がる子鹿みたいな感じでしたよね」と述懐。「そこから高島明石の優しくて柔らかな演奏に。あのときのバンビはなんだったんだっていう。ねえ、松坂さん。俳優ってすごいなって思いました」と松坂の成長を絶賛すると、当の松坂は「本当にどこに行っちゃったんでしょうね(笑)。だましだましやっております」と謙遜していた。(modelpress編集部)

【Not Sponsored 記事】

関連リンク

関連記事

  1. 松坂桃李、熱烈ラブレター受け取り出演決定<HELLO WORLD>
    松坂桃李、熱烈ラブレター受け取り出演決定<HELLO WORLD>
    モデルプレス
  2. 松坂桃李&本田翼、ゲーム話で意気投合「夫婦仲はそれで成り立った」<新聞記者>
    松坂桃李&本田翼、ゲーム話で意気投合「夫婦仲はそれで成り立った」<新聞記者>
    モデルプレス
  3. 松坂桃李&山本美月「パーフェクトワールド」最終回結末は?「パーフェクトな終わり方」
    松坂桃李&山本美月「パーフェクトワールド」最終回結末は?「パーフェクトな終わり方」
    モデルプレス
  4. 松坂桃李「すごくいい経験が出来た」<パーフェクトワールド>
    松坂桃李「すごくいい経験が出来た」<パーフェクトワールド>
    モデルプレス
  5. 松坂桃李&山本美月「パーフェクトワールド」最終回直前の展開に「号泣」「皆幸せになって」
    松坂桃李&山本美月「パーフェクトワールド」最終回直前の展開に「号泣」「皆幸せになって」
    モデルプレス
  6. 松坂桃李「パーフェクトワールド」クランクアップ 葛藤明かす
    松坂桃李「パーフェクトワールド」クランクアップ 葛藤明かす
    モデルプレス

「映画」カテゴリーの最新記事

  1. 米倉涼子「がむしゃらにやり過ぎていた」今後は“我慢”にチャレンジ<横浜国際映画祭>
    米倉涼子「がむしゃらにやり過ぎていた」今後は“我慢”にチャレンジ<横浜国際映画祭>
    WEBザテレビジョン
  2. キム・ジョンヒョン「とても暑い」笑顔で手を振るなどファンサービス<横浜国際映画祭>
    キム・ジョンヒョン「とても暑い」笑顔で手を振るなどファンサービス<横浜国際映画祭>
    WEBザテレビジョン
  3. <バジーノイズ>主演のJO1・川西拓実&桜田ひよりらの撮影の合間の姿を捉えたメイキング写真が公開
    <バジーノイズ>主演のJO1・川西拓実&桜田ひよりらの撮影の合間の姿を捉えたメイキング写真が公開
    WEBザテレビジョン
  4. 「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」邦画史上“初”の快挙達成「黒鉄の魚影」に続き興行収入100億円突破
    「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」邦画史上“初”の快挙達成「黒鉄の魚影」に続き興行収入100億円突破
    モデルプレス
  5. 舘ひろし&柴田恭兵、“あぶ刑事”8年ぶりの復活に喜び「実家に帰ってきたような感じ」
    舘ひろし&柴田恭兵、“あぶ刑事”8年ぶりの復活に喜び「実家に帰ってきたような感じ」
    WEBザテレビジョン
  6. 西野七瀬、結婚後初公の場 舘ひろし&柴田恭兵に「つい目で追ってしまうような女性は?」と質問
    西野七瀬、結婚後初公の場 舘ひろし&柴田恭兵に「つい目で追ってしまうような女性は?」と質問
    WEBザテレビジョン
  7. 西野七瀬、結婚後初の公の場 「あぶ刑事」アドリブ多発に「ヒヤヒヤ」
    西野七瀬、結婚後初の公の場 「あぶ刑事」アドリブ多発に「ヒヤヒヤ」
    モデルプレス
  8. 清原果耶、人生初の経験に苦戦 “台湾のスター”シュー・グァンハンがサポート「心配しているような様子で…」【青春18×2 君へと続く道】
    清原果耶、人生初の経験に苦戦 “台湾のスター”シュー・グァンハンがサポート「心配しているような様子で…」【青春18×2 君へと続く道】
    モデルプレス
  9. マーベルのヒーローたちが渋谷に集結、4日間限定で「コカ・コーラ×マーベル:ザ・ヒーローズ 〜渋谷で最強をその手に〜」が開催
    マーベルのヒーローたちが渋谷に集結、4日間限定で「コカ・コーラ×マーベル:ザ・ヒーローズ 〜渋谷で最強をその手に〜」が開催
    WEBザテレビジョン

あなたにおすすめの記事