娼夫・アズマを演じる猪塚健太(C)石田衣良/集英社 2017映画『娼年』製作委員会

R18で異例の反響「娼年」松坂桃李と交わる“男性”猪塚健太、8kg減の裸体…身を削って魅せた特殊な性的快感とは

2018.04.20 18:00

石田衣良氏の恋愛小説を松坂桃李主演で映画化した『娼年』(R18+指定/公開中)より、猪塚健太演じる娼夫・アズマの写真が公開された。

女性たちの欲望に向き合うことで変化を遂げていく主人公・リョウの姿を繊細な表現で描き、多くの女性から共感を集めた恋愛小説を、2016年の舞台と同じ松坂×三浦大輔監督のコンビで映画化。公開後、SNSでは「爽快感がすごい」 「感動して笑って泣いた」 「いろいろと語りたい」「松坂桃李の演技力がすごくて圧倒される」「娼年ワールドの虜に」「満員の映画館で観るのは不思議な体験というかもはや事件」などの口コミが広がり、R18+指定作品としては異例のヒットを記録している。

猪塚健太、8kg減で“線の細い少年のような体作り”

松坂演じるリョウと客の女性たちの物語はもちろん、リョウと「Le Club Passion」でNo.1を競う娼夫・アズマとのシーンに注目。痛みでしか性的な快感を得られないという特殊な感覚を持ち、「僕の中で配線がこんがらがっているんだ」というアズマの告白に真剣に耳を傾けるリョウ。そこから繰り広げられるのは、男性同士の濡れ場とアズマが快感を得るためにリョウにあることを頼む場面だ。

娼夫・アズマを演じる猪塚健太(C)石田衣良/集英社 2017映画『娼年』製作委員会
娼夫・アズマを演じる猪塚健太(C)石田衣良/集英社 2017映画『娼年』製作委員会
舞台ではアズマがリョウにアイスピックで胸を切り裂いてもらうという演出だったが、それは遠くから観る観客には伝わらないかもしれないという理由で原作とは違うものだった。映画では原作通りのシーンとなり、猪塚は「念願が叶ってとても嬉しかったです」と語る。舞台版から同じ役を演じている猪塚は、原作を再読して思い描いたアズマ像に近づくようにと“線の細い少年のような体作り”のために8kgの減量をし、繊細に表情や声に変化をつけ、純真と狂気との狭間を漂うアズマを見事に表現した。

無気力な大学生の時点から徐々に娼夫として身体を絞った松坂と、まさに身を削った共演となったが、舞台での経験を経て、“あ・うんの呼吸”が既にあり、とにかく頼りになる、本当にやりやすい相手だったと振り返る。「桃李くんがリョウを演じてくれているからこそ僕も女優さんも安心してこの作品に挑むことができるんだと、映画版で再びご一緒させていただいて改めて実感しました」と猪塚。

ナイフで切られた傷跡が無数にあるアズマの身体と彼が快感を味わうシーンには思わず目を背けることがあるかもしれない。だが、猪塚はアズマという役に思い入れを持ち、舞台でのアズマとリョウという関係性を、より研ぎ澄ませて洗練させた手応えがあると映画への自信を覗かせる。普段は、好青年に見られがちだが、「本当はどちらかというと“アズマ側”なんです。アズマのような危うい部分を秘めた人間を僕は理解出来ますし、こういう役を演じてみたいとも思っていました」と意外な面も見せる猪塚。松坂との魅惑のシーンは、一つのスパイスというレベルを超えた印象的な彩りの物語となっている。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】

関連記事

  1. 実写「斉木楠雄」で暗躍、中二病・吉沢亮と闘う“もう1人のイケメン”の正体は…
    実写「斉木楠雄」で暗躍、中二病・吉沢亮と闘う“もう1人のイケメン”の正体は…
    モデルプレス
  2. 【マキアージュ新作】テクニックいらずで小顔に!ポンポンシェーディングが限定で登場
    【マキアージュ新作】テクニックいらずで小顔に!ポンポンシェーディングが限定で登場
    モデルプレス
  3. 【ママバター新作】優しい使い心地でお肌、つるん。「マイルドピーリングローション」登場
    【ママバター新作】優しい使い心地でお肌、つるん。「マイルドピーリングローション」登場
    モデルプレス
  4. 【ウィッチズポーチ】人気プチプラコスメにベースメイクラインが登場
    【ウィッチズポーチ】人気プチプラコスメにベースメイクラインが登場
    モデルプレス
  5. アネッサ最強説!汗・皮脂・太陽に負けないファンデーションでつづく、輝き美肌。
    アネッサ最強説!汗・皮脂・太陽に負けないファンデーションでつづく、輝き美肌。
    モデルプレス
  6. 可愛いをアップグレード!【ヴィセ】「グロッシーリッチ アイズ」を全色塗り比べ
    可愛いをアップグレード!【ヴィセ】「グロッシーリッチ アイズ」を全色塗り比べ
    モデルプレス

「映画」カテゴリーの最新記事

  1. 乃木坂46梅澤美波は「包容力がある」吉岡里帆が絶賛【九龍ジェネリックロマンス】
    乃木坂46梅澤美波は「包容力がある」吉岡里帆が絶賛【九龍ジェネリックロマンス】
    モデルプレス
  2. 吉岡里帆、華やかシースルードレス姿披露 “恋をしているもの”も明かす「まぁー世話が焼ける」【九龍ジェネリックロマンス】
    吉岡里帆、華やかシースルードレス姿披露 “恋をしているもの”も明かす「まぁー世話が焼ける」【九龍ジェネリックロマンス】
    モデルプレス
  3. 吉川愛、お揃いジュラシックTを肩出しアレンジ 松本若菜は“シリーズ初の役”吹替回顧【ジュラシック・ワールド/復活の大地】
    吉川愛、お揃いジュラシックTを肩出しアレンジ 松本若菜は“シリーズ初の役”吹替回顧【ジュラシック・ワールド/復活の大地】
    モデルプレス
  4. 二宮和也、小松菜奈から絶賛受ける「気持ちいいですね~」意外な一面も告白【8番出口】
    二宮和也、小松菜奈から絶賛受ける「気持ちいいですね~」意外な一面も告白【8番出口】
    モデルプレス
  5. 間宮祥太朗、自身の役と外見似ている俳優明かす「勝手なんですけど」【不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-】
    間宮祥太朗、自身の役と外見似ている俳優明かす「勝手なんですけど」【不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-】
    モデルプレス
  6. 原菜乃華、人生初ラップに手応え “先輩”間宮祥太朗は労い「原菜乃華が頑張りました」【不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-】
    原菜乃華、人生初ラップに手応え “先輩”間宮祥太朗は労い「原菜乃華が頑張りました」【不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-】
    モデルプレス
  7. 河内大和、嵐のライブ設営担当していた 二宮和也へラブコール「抱きつきに行きたいぐらい」【8番出口】
    河内大和、嵐のライブ設営担当していた 二宮和也へラブコール「抱きつきに行きたいぐらい」【8番出口】
    モデルプレス
  8. 二宮和也ら“全長88m”イエローカーペットで異変探しに挑戦 ファンサービスで観客沸かす【8番出口】
    二宮和也ら“全長88m”イエローカーペットで異変探しに挑戦 ファンサービスで観客沸かす【8番出口】
    モデルプレス
  9. 吉沢亮主演「国宝」興行収入68.5億円突破「第50回トロント国際映画祭」Special Presentation部門正式出品も決定
    吉沢亮主演「国宝」興行収入68.5億円突破「第50回トロント国際映画祭」Special Presentation部門正式出品も決定
    モデルプレス

あなたにおすすめの記事