「第90回アカデミー賞」受賞・辻一弘氏が帰国、授賞式秘話明かす 夢を追う若者たちへメッセージも
2018.03.20 12:55
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本年度のアカデミー賞でメイクアップ&ヘアスタイリング賞に輝いたメイクアップ・アーティスト/現代美術家の辻一弘氏が、20日に都内で開催された映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』の来日記者会見に出席した。
「第90回アカデミー賞」受賞の辻一弘氏が帰国
辻氏は同作で主演男優賞を受賞したゲイリー・オールドマンとのオスカーW受賞について「この仕事が始まったときに、もしこの仕事でアカデミー賞を2人とも獲れたら、やっと本当の意味でリタイアできると冗談で言っていたんです」と回想。撮影後のアワードシーズンを振り返り、「そのたびに一緒にアワードのショーに行くわけです。徐々に徐々に積み重ねていって、最終的にオスカーって一番大きいので、2人で獲れた時は非常にうれしかったですね」と満足げな表情を見せた。授賞式で名前を呼ばれた瞬間の気持ちを聞かれると「とりあえずスピーチを終わらせようと。ほとんど覚えていない」と告白。ゲイリーとは「会場はぐちゃぐちゃで、色々な人がおめでとうと言いに来るので、なかなか2人でじっくり話をするっていう機会はなかった」というが、「パーティで少し話して、もう少し落ち着いたら合う予定」とも語った。
夢を追う若者たちへ…「自分の心に正直に見出して」
本作におけるメイクアップについては「メイクのゴールとしてはメイクに見えないメイクをやりたかった」としつつ、「似せるために付けすぎてしまうと、どうしてもマスクみたいな感じになるので、その中でどこを工夫して着けすぎずに似させるか、そのバランスを作り出すのが非常に難しかった」と解説。周囲からの反響として「新しい基準を築いたと。この映画のメイクは」とも明かした。夢を追う若者たちへのメッセージを求められると「よく言うのが、やりたいことを確実に、自分の心に正直に見出して」と発言。他人の意見を聞かないことも勧め、「自分の心の中にある精神的に繋がったものというのは、自分にしかわからないので、自分で決めてやっていかないと。他に聞いたりとか流されてしまうと、あとで後悔するので。あとは、10年続けろと。海外に1か月以上一回住んでみるっていうことも大事ですよね」と考えを明かした。
今後の活動方針を問われると「メインのフォーカスはファインアートなので。例えば、映画の仕事で本当にやりたいような面白い仕事があれば、その条件が良ければやるかもしれないです」と回答。「2020年頃に個展を日本でやろうと思っているので、それに向けて下調べとか、場所のこととか、もちろん作品の制作も大事ですし、あとはスポンサーとか、手伝ってくれる人も色々いますので、それで忙しい」とも話していた。(modelpress編集部)
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