NGT48北原里英、過酷撮影で涙「死ななかったから、今ここに立てている」体当たり演技に共演者も絶賛<サニー/32>
2018.01.18 20:38
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NGT48の北原里英が18日、都内で行われた主演映画『サニー/32』(2月9日新潟・長岡先行公開/2月17日全国公開)の完成披露イベントに、共演のピエール瀧、門脇麦、リリー・フランキー、メガホンをとった白石和彌監督とともに登壇した。
北原里英主演「サニー/32」
白石監督と脚本・高橋泉氏の『凶悪』タッグによる完全オリジナル作品である同作。仕事も私生活も今ひとつの中学校教師・藤井赤理(北原)が24歳の誕生日に、“犯罪史上、最もかわいい殺人犯”とネット上で神格化された11歳の少女・サニーの狂信的信者である柏原(ピエール瀧)と小田(リリー・フランキー)に拉致・監禁されるところから始まる。2人は赤理を“サニー”と呼び、強烈なキャラクターたちの群像劇がサスペンスフルに展開していく。
北原里英、過酷撮影で泣いていた
昨年2月に極寒の新潟で、拉致・監禁・フルボッコなどの体当たり演技を見せた北原について、白石監督は「“こうしてほしい”ってことを、真っ直ぐにすべて受け入れてやってくださって、一瞬しか使っていないんですけど、雪原を歩くシーンも、見ているこっちが申し訳ないことしたなと思いながら撮っていました」とコメント。
リリーも「本来スタントの人がやるところを全部(北原本人が)やっていますもんね。死ななかったから、今ここに立てているようなもんですよ」と舌を巻き、ピエールも「(ノースタントと言えば)トム・クルーズか北原里英か」と絶賛した。
そして北原自身も「思ったより全部本人ですから」とアピールすると、リリーが「過激なシーンとか、危ないシーンを撮ったあとに、2~3回泣いていましたもん。怖くて泣いている人、初めてみました」と打ち明け、これに北原は「私も初めて寒くて泣きました。何の涙かわからなかったんですけど、雪原を薄っぺらい格好で歩かされて、道路まで救出されたときに涙が出てきて、思わず白石さんのことを無視してしまうくらいでした」と過酷な撮影を振り返った。
北原里英の根性、共演者も絶賛
さらに北原は、ピエールに舐められたり、殴られたりと、寒さ以外にも過酷なシーンがあるが「舐められたり、殴られたりするのが気にならないくらい、ほかが辛かったので、舐められたことに対して抵抗がなかったです」と回顧。そんな北原についてピエールは「本当に過酷な撮影で、日程的にもそうですし、雪深い中スタッフも大変だったんですけども、そこで1人だけ薄着でいらっしゃいますし、主演という自覚もおありなんでしょうけれども、監督に言われたことを全部やって見せるところは、覚悟みたいなものを感じました」と敬意を表し、リリーも「座長としての根性を見ました」と脱帽していた。
北原里英、オファー時を振り返る
最初に脚本を読んだ際の心境を尋ねられた北原は「自分にできるのかなと不安になるシーンがたくさんあったので、撮影に入るまで不安や緊張をしていたんですけど、撮影に入ってからは皆さんに引っ張っていただいて、サニーの世界に連れていってもらったなという感じです」とコメント。
オファーが来た際の想いを聞かれると「まず白石監督の大ファンで、『凶悪』という作品が大好きだったので、白石さんとご一緒できるのは本当に嬉しかったですし、さらにピエール瀧さんとリリー・フランキーさんという『凶悪』コンビとご一緒できるのもものすごく楽しみで、ワクワクしつつ緊張しつつといった感じでしたね」と回顧した。
門脇麦「誰にも感情移入できない作品は初めて」
同じく、最初に脚本を読んだ際の心境について門脇は「こんなに誰にも感情移入できない作品は初めてでした」と話して会場を沸かせ、「何回読んでも話が理解できなくて、私は撮影実質1日だったんですけど、1日の量でこんなに台本を読み返したのは初めてなくらい、よくわからない台本だなというのが最初の感想でした」と告白。
そんな門脇のキャスティング理由について、白石監督は「北原さんから女優になっていきたいという思いを強く感じて、一方で対峙する人としてはパワーファイター型の門脇さんに入ってもらったら、とんでもない化学反応を起こすだろうなと思ってお願いしました」と説明した。
なお、同舞台あいさつでは、(北原・門脇に続く)“3人目のサニー”として、3Dプリンターで作られた人形がお披露目され、最後の仕上げに北原が縄をきつく縛り、ピエールが檻の中に閉じ込めるという儀式が行われた。(modelpress編集部)
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