中村蒼、橋本愛の変化に驚き「可愛らしい印象でしたが…」
2016.10.22 14:37
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俳優の中村蒼が22日、都内で行われた映画「バースデーカード」の初日舞台挨拶に、橋本愛・宮崎あおいらと出席した。
中村蒼から橋本愛へメッセージ
同作は、毎年届く“バースデーカード”に書かれたメッセージを通して、亡くなった母親・芳恵(宮崎)と、娘・紀子(橋本)をはじめとする遺された家族との絆や深い愛情を描いた感動作。この日のイベントでは、作品にちなんで、キャストからキャストへ手紙を送る企画が行われ、紀子の初恋相手で将来の旦那さんになる立石純を演じた中村は、橋本へメッセージを送った。橋本に向き合い、手紙を読み始めた中村は、「撮影当時は19歳で、まだどこか可愛らしい印象でしたが、今日またお会いして大人の女性感がグっと増して驚きました」とハタチの美しさに目を引かれたことを告白。さらに、撮影中のことも振り返り、「橋本さんは、紀子が成長するとともに、顔つきや雰囲気が変わっていき、紀子そのものでした。僕は、どうしても完成した映画を立石目線で見てしまいますが、だんだん芯の強い女性になり、自分の足で立とうとしていく紀子を見て、この人のパートナーになれて本当に良かったと心のそこから思います。立石を紀子に愛される人物に演じられたかはわかりませんが、僕は100%紀子を愛することができました。また、どこかの現場で会えることを楽しみにしています」と1つひとつの言葉を丁寧に伝えた。
中村のメッセージを聞き終え、「私も結婚するなら絶対に離婚したくないので、(紀子と立石も)離婚しない関係性にしたかったんですね」と2人の関係性について語りだした橋本。「2人のパワーバランスとかは、現場に行ってみないとわからなかったですけど、一緒にお芝居をしたら手紙の渡し方とかが可愛くて…。そこで『私はお姉ちゃんになればいいんだ』って思って、そこから自分の心のなかで『この人と幸せになれる』と実感できたので、ありがたかったです」と感謝の言葉を返した。
須賀健太の手紙にツッコミ
また、紀子の弟・正男を演じた須賀健太も、父親・宗一郎役のユースケ・サンタマリアへサプライズの手紙。「泣いちゃったらごめんなさいね。実は弱いんで」と身構えたユースケだったが、「ユースケ・サンタマリアさま。拝啓」と切り出した須賀に、「おかしくね、導入が?」とすぐさまツッコミを入れていた。その後も、「目の前にいる人への手紙なのに…」と首を傾げるユースケをよそに、「お元気ですか?私は元気です」、「秋の匂いがし始めた今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか」と距離感のある文体で進める須賀。「撮影中、諏訪の町並みを見ながらお話しさせてもらったことを昨日のことのように思い出します。中でも、当時僕がやっていた舞台のスケジュールを細かく把握してくれていたことには、本当に父に応援してもらっているように思い、僕もケンタ・サンタマリアに改名しようと思ったぐらいです」と淡々と語ると、会場の笑い声は大きくなり、ユースケも「やめたほうがいい。ナオト・インティライミとかマツコ・デラックスとか色々いるから、カタカナはやめたほうがいい」と言い聞かせていた。
橋本や宮崎などキャストも必死に笑いを堪えていたが、「先日取材を受けた時、『昔の自分に似ている』と言っていただけたことも、本当に嬉しかったです。親子としてくれた映画には感謝しかありません」との言葉に一気に聞き入る会場。しかし、結びでは「季節の変わり目で気温もコロコロかわりますが、映画『バースデーカード』を見て元気にお過ごしください。敬具」と再び“距離感”が生まれ、「遠くの方に出す手紙なのかな?」と改めて文体に疑問を抱いたユースケは、「照れ隠しというか、根底にある俺に対するメッセージは受け取りました。須賀くんらしい良い手紙で、宝物入れのカンカンに入れておきます」と大事そうに手紙を受け取った。
中村蒼が成長したことは
さらに、同作ではバースデーカードを通じて主人公・紀子の成長が描かれていることから、キャストには「最近、自分が成長しているなと思ったことは?」と質問。中村は、「家の近くに高くてオシャレなシューズ屋さんがあるんですけど、そこで600円もするアップルジュースを買ったことです」と微笑みながら回答。「それは大人になったなあと思いましたね」としみじみ振り返っていると、吉田康弘監督も「分かる」と同調していた。(model press編集部)
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