第27回東京国際映画祭審査委員特別上映舞台挨拶に出席した(写真左から)加藤夏希、別所哲也【モデルプレス】

加藤夏希「100点オーバー」1人6役の俳優を称賛

2014.10.28 12:46

女優でモデルの加藤夏希が、持論を展開した。

27日、都内で行われた第27回東京国際映画祭審査委員特別上映舞台挨拶に、アニメーションはもとよりジャパニーズカルチャーに造詣の深い加藤が特別ゲストとして登壇。この日は11月15日より公開の映画『TATSUMI マンガに革命を起こした男』が上映された。

同作は2009年、手塚治虫文化賞大賞を受賞した「劇画漂流」を基に大人が楽しめるエンターテイメントの可能性を追求し続け、葛藤と苦悩を繰り返した辰巳ヨシヒロの半生を描いたもの。カンヌ国際映画祭の常連シンガポールの映像クリエイターであるエリック・クー監督がメガホンを取り、辰巳の代表的な劇画作品を映像として動かすことに成功した、今まで見たことのないドキュメンタリーアニメーション作品である。また、俳優の別所哲也がナレーションを含めた1人6役の声を演じていることでも話題となっている。

(写真左から)別所哲也、加藤夏希、エリック・クー監督
(写真左から)別所哲也、加藤夏希、エリック・クー監督
声優としても活躍を見せている加藤は、その別所について「点数をつけるのなんておこがましいですが、100点オーバーじゃないでしょうか」と称賛。エリック監督の作品は少しエロティックな部分があることから、二人でセクシーシーンを共演してみては?と問われると「それは考えて無かったですね(笑)」と笑い飛ばし、「海外の方が監督をされて、世界9か国の方々が協力して作り上げたというのを聞くと、知らずにアニメ好き、マンガ好きとは言えないなと思いました」としみじみ語った。

さらに「私はまだ20代ですが、色々と考えさせられるこの作品に出会えてとても嬉しい」と言い、「辰巳さんの作品を知らずにアニメ、マンガ好きを語るのはちょっと恥ずかしいなと思いました。10代、20代、30代と色々な世代がそれぞれ感じるものがあると思いますので是非アニメ好きの方こそご覧いただければ」と熱烈にアピールした。

舞台挨拶の様子/(写真左から)加藤夏希、別所哲也、エリック・クー監督、MC
舞台挨拶の様子/(写真左から)加藤夏希、別所哲也、エリック・クー監督、MC

日本のアニメ・マンガ文化を語る

また舞台挨拶では、「辰巳さんの劇画がなければ今の日本のマンガ文化やアニメーションももしかしたら無かったんじゃないかと思います」とも語った加藤。「いち、アニメファン、マンガファンとしても作品で何かを残すというのはこういうことなんだなと思いました」と自身の嗜好と重ね合わせて持論を展開すると、エリック監督も「辰巳先生の作品はなんといってもストーリーと人間性を強く描く作品です。それが彼女のような若い方にも響くのはとても嬉しいです」とご満悦の様子を見せた。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】

関連記事

  1. 河北麻友子、加藤夏希、宮城舞ら、ディズニースタイルで“ダッフィー”とラブラブウォーキング
    河北麻友子、加藤夏希、宮城舞ら、ディズニースタイルで“ダッフィー”とラブラブウォーキング
    モデルプレス
  2. 新婚・加藤夏希、子作りに言及「家族がもっと欲しい」
    新婚・加藤夏希、子作りに言及「家族がもっと欲しい」
    モデルプレス
  3. 加藤夏希、理想の結婚式を明かす「予算に応じて」
    加藤夏希、理想の結婚式を明かす「予算に応じて」
    モデルプレス
  4. 新婚・加藤夏希“光る花嫁” アナ雪「Let It Go」で際立つ美に歓声
    新婚・加藤夏希“光る花嫁” アナ雪「Let It Go」で際立つ美に歓声
    モデルプレス
  5. 加藤夏希「愛という事に苦悩する」
    加藤夏希「愛という事に苦悩する」
    モデルプレス
  6. 加藤夏希、新婚生活&将来について明かす「現実的ですよね」 モデルプレスインタビュー
    【PR】加藤夏希、新婚生活&将来について明かす「現実的ですよね」 モデルプレスインタビュー
    モデルプレス

「映画」カテゴリーの最新記事

  1. Snow Man渡辺翔太「事故物件ゾク 恐い間取り」で映画単独初主演 畑芽育&吉田鋼太郎も出演
    Snow Man渡辺翔太「事故物件ゾク 恐い間取り」で映画単独初主演 畑芽育&吉田鋼太郎も出演
    モデルプレス
  2. 「MCUの日本強過ぎ!」「媚びなくて最高」“強気外交”の日本に反響『キャプテン・アメリカ:BNW』は日本人こそ楽しめる作品
    「MCUの日本強過ぎ!」「媚びなくて最高」“強気外交”の日本に反響『キャプテン・アメリカ:BNW』は日本人こそ楽しめる作品
    WEBザテレビジョン
  3. 福本莉子、ジェシーのボケを拾いきれなかったときは「すごく無念」<映画「お嬢と番犬くん」>
    福本莉子、ジェシーのボケを拾いきれなかったときは「すごく無念」<映画「お嬢と番犬くん」>
    WEBザテレビジョン
  4. SixTONESジェシー&櫻井海音から福本莉子へホワイトデーのサプライズ 自ら花選ぶ【お嬢と番犬くん】
    SixTONESジェシー&櫻井海音から福本莉子へホワイトデーのサプライズ 自ら花選ぶ【お嬢と番犬くん】
    モデルプレス
  5. SixTONESジェシー、親友とお忍び映画鑑賞へ「今から電話して聞きましょうか?」【お嬢と番犬くん】
    SixTONESジェシー、親友とお忍び映画鑑賞へ「今から電話して聞きましょうか?」【お嬢と番犬くん】
    モデルプレス
  6. 「ラストマイル」満島ひかり・岡田将生・石原さとみ・綾野剛「日アカ」に集結 4ショットに「美しすぎる」「贅沢」の声
    「ラストマイル」満島ひかり・岡田将生・石原さとみ・綾野剛「日アカ」に集結 4ショットに「美しすぎる」「贅沢」の声
    モデルプレス
  7. 山田杏奈、日本アカデミー賞授賞式は「『映画に出るっていいな』ということをすごく感じた一日」
    山田杏奈、日本アカデミー賞授賞式は「『映画に出るっていいな』ということをすごく感じた一日」
    WEBザテレビジョン
  8. SixTONES森本慎太郎「正体」出演で初めて感じた思い メンバーとの“意見交換”も明かす「褒めるだけじゃない関係性に」
    SixTONES森本慎太郎「正体」出演で初めて感じた思い メンバーとの“意見交換”も明かす「褒めるだけじゃない関係性に」
    モデルプレス
  9. 橋本愛、チャレンジしたいことはヒップホップダンス「踊ることがすごく好き」<早乙女カナコの場合は>
    橋本愛、チャレンジしたいことはヒップホップダンス「踊ることがすごく好き」<早乙女カナコの場合は>
    WEBザテレビジョン

あなたにおすすめの記事