

『ばけばけ』銀二郎が残した手紙の“2文字”が泣く… 同情する声続々「絶対そんなことない」
20日放送の朝ドラ『ばけばけ』で、家を出た銀二郎が残した手紙に記されていた“2文字”に視聴者が同情。なかには氷河期世代を重ねる人も…。

20日放送のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』では、トキ(髙石あかり)の夫・銀二郎(寛一郎)が松野家を出奔し、姿を消した。Xでは、銀二郎がトキに残した手紙に記されていた“一文”が注目を集め、同情の声があがっている。
【今回の投稿】トキが銀二郎の手紙を読むと...
銀二郎は仕事を掛け持ち
雨清水織物の工場が閉鎖されて売却されることになり、トキは職を失うことに。借金取りが、トキを遊女にするよう言うのを聞き、銀二郎は借金取りに頼み込んで客引きの仕事を受ける。
仕事をいくつも掛け持ちし、フラフラの銀二郎だったが、客引きの仕事をしているところへ、勘右衛門(小日向文世)が現れる。勘右衛門は「家の格が下がる」として客引きをやめるよう命じるが、銀二郎は「格を気にしとる暇はございません」と反論。勘右衛門にも刀や鎧を売るよう言うが、勘右衛門は激怒する。
枕元に手紙「辛抱が足りず...」
銀二郎は、トキに「どこか遠い町で暮らしませんか? 誰も知らん町で2人きりで」と誘うも、トキは困惑。銀二郎は「すんません、突然」と謝罪し、「忘れてください。こがな戯れ言(ざれごと)」と言う。
その後、眠っていたトキがふと目を覚ますと、隣に銀二郎の姿はなく、枕元に手紙が。そこには、「おトキちゃん、辛抱が足りず申し訳ございません。一家の皆様、立派な当主になれなかったこと、お許しください」と記されていた。銀二郎の出奔を知ったトキは思わず悲鳴をあげる。
「絶対そんなことない」「見ていていたたまれない」
これまで、松野家で軽んじられながらも懸命に働いて家を支えようとしてきた銀二郎の「辛抱」という言葉に、Xでは「あなたは充分辛抱したわ、銀二郎さん!」「辛抱が足りなかったのは違う」「銀二郎さんはめちゃくちゃ辛抱したよお...」「辛抱が足りずなんて絶対そんなことない」と同情の声が。
さらに「どんだけ身を粉にして働いてもありがたいとすら思わなかった松野家が悪い」「この期に及んで格? そんなの元々ねえよ」「銀二郎さんの優しさに気付かない人たち」「もう松野家が怪談すぎてほんと...」と松野家の面々への怒りも。
なかには、「完全にブラック企業勤めの人の目をしていたな...」「戦前生まれや団塊生まれやバブル期にいい思いした連中&そいつらが作った時代や価値観等に苦しめられた氷河期世代と何か被って、見ていていたたまれない」という人もみられた。
大吉も「逃げ切れ!」
この日の終盤では、勘右衛門が鎧や刀を打って旅費を用立て、トキに銀二郎を探して連れ戻すよう言っていた。
『あさイチ』の朝ドラ受けでは、MCの博多大吉が「間違った感想かもしれませんけど...『見つかるな!』と思っています。『銀二郎、逃げ切れ!』と思っています。(戻ったら)大変やもん、働かされて...」と、銀二郎の決断を後押し。
視聴者も「松野家に連れ戻されても働き詰めの未来しか見えないもんね...」「身も心も病む前に逃げ出せて良かった! という気持ち...」「そりゃ逃げるし、逃げた方がイイ」と納得する人も多く、「おトキちゃんも連れていこうとしたところが泣けたよ」と最後までトキを気遣う優しさに涙する人もみられた。
これまでのドラマでは、ヒロインを置いて出奔するような人物は嫌な、迷惑な人という印象だったが、銀二郎の境遇はあまりに気の毒で、「家を出て当然」と思ってしまった。ドラマの設定的に、トキが別の運命の人と出会うことは確定しているが、銀二郎も幸せに生きてほしいと思った。
執筆者プロフィール
しばたけろこ:フリーライター。関西のスポーツ紙や芸能情報サイトでの記事執筆を経て2021年よりSirabeeに参加。
現在はSNSを中心としたエンタメ記事のほか、ライフハック、時事ニュースなど月100本程度を執筆中。
【今回の投稿】トキが銀次郎の手紙を読むと...
https://twitter.com/asadora_bk_nhk/status/1980050167173935268
(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)
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