東海地方で人気の紅葉スポットランキング! 2位は「下呂温泉」、1位は?【専門家のおすすめも】

2025.10.30 20:50
提供:All About

All About編集部は「紅葉名所」に関するアンケート調査を実施。「好き&行ってみたい東海地方の紅葉名所」ランキングの結果とともに、「All About」名所・旧跡ガイド、村田博之さんに聞いたおすすめポイントを紹介します。

東海地方には、赤や黄金に染まる絶景の紅葉スポットが点在しています。歴史ある名所から自然豊かな渓谷まで、多彩な魅力がそろう秋の旅先。あなたが訪れてみたい紅葉名所はどこですか?

All About編集部は2025年8月26日、全国10~70代の男女200人を対象に、「紅葉名所」に関するアンケート調査を実施。今回は「好き&行ってみたい東海地方の紅葉名所」ランキングの結果とともに、「All About」名所・旧跡ガイド、村田博之さんのおすすめポイントを紹介します。

2位:下呂温泉(岐阜県)/31票

2位「下呂温泉」は、岐阜県を代表する温泉地の1つ。千年ほどの歴史を誇り、江戸時代より草津温泉、有馬温泉とともに「天下の三名泉」に数えられています。

例年11月上旬から中旬にかけて温泉街のすぐ近くで紅葉が楽しめます。温泉街を見下ろせる高台にある温泉寺では、紅葉のピーク時にライトアップが行われますし、温泉街から少し離れた所にある湯のまち雨情公園や、白川郷から移築した合掌造りの建物が立ち並ぶ下呂温泉合掌村でも美しい紅葉を見ることができます。

回答者からは、「温泉を楽しみながら秋を楽しみたい」(40代女性/福島県)、「飛騨牛を使った料理や、地元の名産品も楽しみつつ、紅葉と共に温泉を楽しめそうだから」(30代女性/大阪府)、「ライトアップも綺麗から」(30代女性/大阪府)、「涼しい季節にぴったりなので」(20代女性/大阪府)などの声が寄せられています。

1位:香嵐渓(愛知県)/36票

1位「香嵐渓(こうらんけい)」は、愛知県豊田市にある観光名所。

矢作川の支流、巴川が造り出した渓谷の両岸におよそ3000本、11種類の楓があり、例年11月中旬から下旬にかけて美しく色づいた紅葉・黄葉を楽しみながら渓谷を散策することができます。

特筆すべきはライトアップ。紅葉・黄葉が見頃となるタイミングでライトアップが始まり、幻想的な美しさを一目見ようと各地から多くの人が集まります。川岸の紅葉・黄葉だけでなく香積寺(こうじゃくじ)がある山全体もライトアップされ、渓谷の紅葉・黄葉をさらに引き立てます。

回答者からは、「約4,000本のモミジの紅葉は見ごたえがあります」(60代女性/滋賀県)、「愛知県きっての紅葉の名所だから」(40代男性/神奈川県)、「ライトアップが素敵。毎年行われている「もみじ祭り」では屋台も沢山出ているので子供も楽しめる」(20代女性/愛知県)、「紅葉に包まれた道を歩くのが素晴らしい」(70代男性/神奈川県)などの声が寄せられました。

村田博之さんコメント「個性豊かな紅葉スポットが各地に点在」

東海地方のランキングは、東海一の紅葉の名所とうたわれる香嵐渓が1位を獲得。静岡県でトップ10に入った熱海梅園(5位)と修善寺温泉(8位)の2カ所はアクセスが便利なことも理由の1つでしょうか。

トップ10の半分を占める岐阜県の名所では、世界遺産の白川郷(3位)、昔ながらの街の風景が残る飛騨高山(4位)とよく知られた観光名所が並びました。白山連峰や北アルプスとも隣接し山間の所が多いこともあって、紅葉の見頃も10月下旬からと早めに楽しめます。

小原ふれあい公園(14位)がある小原地区は、紅葉だけでなく秋から冬に咲く四季桜が楽しめる名所としても注目が集まります。紅葉と桜が同時に見られる場所は全国でも珍しいですね。

また寸又峡(同率19位)へのアクセスとなる大井川鐡道沿線では、ダム湖の中島にある奥大井湖上駅と周囲の紅葉を一緒に見られる絶景もぜひ見てほしい風景の1つです。

三重県では赤目四十八滝(同率11位)がランクインしましたが、意外な場所としては伊勢神宮でも五十鈴川沿いで美しい紅葉が楽しめたりします。

さまざまな紅葉スポットがありますので、紅葉の色づき情報をチェックした上で行先を決めるとよいでしょう。

【村田博之 プロフィール】
各地に点在する名所・旧跡と絵になる風景を求めて日本国内を隅々まで訪ね歩く。この経験を元に身近なところから遠く離れたところまで、さまざまな観光スポットを写真と文章を添えて旅行者の視点でトラベル・キュレーターとして紹介。

<調査概要>
調査期間:2025年8月26日
調査方法:インターネット調査
回答者属性:全国10~70代の男女200人(10代:2人、20代:46人、30代:65人、40代:42人、50代:38人、60代:6人、70代:1人)

※回答者のコメントは原文ママ


執筆者:村田 博之(名所・旧跡ガイド)

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