ニットデザイナーから竹細工職人へ 「バンブートリコ」宮坂美穂さん、別府で唯一無二の物作り

日本有数の温泉地である大分県別府市は、良質な竹を生かした竹細工の産地としても知られる。そんな別府市で竹細工職人として活躍する宮坂美穂さん。前職がニットデザイナーというキャリアを生かし、自身の竹製品ブランド「バンブートリコ」で、ニットと竹細工を融合したオンリーワンの物作りに挑んでいる。
現場から一度離れる
熊本県出身で、中学生のころから洋服のデザイナーに憧れたという宮坂さん。被服科のある高校に進学し、卒業後は文化服装学院で学んだ。在学中にニットの面白さに気付き、アパレルデザイン科を卒業後にニットデザイン科に編入した。
卒業後はニットOEM(相手先ブランドによる生産)を手掛ける企業に就職。コレクションなどの一点物を横編み機などで作り、パターン製作などの業務に携わった。その後フリーランスで働いた後にアパレルデザイナーになった。布帛、ニット、カットソーと複数のアイテムを生産し、仕事は楽しかったものの始発から終電までという激務で、物作りの現場から一度離れた。
コールセンターなどで働いたが、再び物作りをやりたいと思うようになったという。自分が全てに責任を持ち、「素材から最終製品、お客さんの顔が見られるところまで関わりたい」として、工芸で何か出来たらと思うようになった。
技術でユニークに
その中で思い出したのが、祖母が使っていたという竹細工のザル。作り方を見ると、必要な道具は包丁一本だった。自分もやってみたいと、別府にある全国で唯一竹工芸を学べる職業訓練校、大分県立竹工芸訓練センターの門をたたいた。そこで基礎技術のほか、商品開発、プレゼンテーションの仕方、経理などを学んだ。
その後、もっと勉強したい、歴史を学びたいと思い、別府市竹細工伝統産業会館で職員として3年半、館長として5年半務めた。今年の3月末で退職し、今後は自身のブランドであるバンブートリコを中心に、物作りに専念している。ブランド名のバンブートリコは竹とニットを合わせた造語だ。服飾の技術や知識があるのが強みで、商品を考える際に、布やニットと組み合わせた商品が自然と思いつくという。
どんぐり帽子のようなニットが特徴的などんぐりバッグや、土台は竹で座る部分はニットでできた猫のベッドなど、ユニークな商品を提案する。「商品よりもアートをやりたいので、新しい物を考えたい。もっとクリエイティブな物に挑戦したい」と、今後も唯一無二の物作りに取り組む。


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