《視点》ビーズクロシェ
2025.11.13 06:23
提供:繊研plus

昨年に引き続き、世間の編み物ブームは衰えを見せない。ただ、手芸好きの記者の中では熱が少し冷め、代わりに今はビーズクロシェに夢中だ。あらかじめビーズを通した糸をレース針で編み立てるもので、細い糸と小さなビーズが形になっていく過程、手を動かすたびに輝くビーズの美しさがたまらない。
まだ始めたばかりで完璧な作品は作れないが、少しゆがんだ編み目や模様は、かえって心を落ち着かせてくれる。大量生産にはない、手のぬくもりが感じられるからだ。うまくいかなくても、解いて再び編み直して――そんな作業を繰り返しているうちに心が安らいでくる。自分の手で何かを作ることは、完成品を買うよりもずっと豊かな時間を与えてくれる気がする。
テキスタイルや製品の分野でも、クラフト感や一点物の価値を重んじる動きが広がっている。統一された完成品ではなく、唯一無二の風合いや表情にひかれる人が増え、そこに新しい可能性も芽生えている。
きらめくビーズをつなぐように、小さな手仕事の積み重ねが、次の時代の感性を編み上げていくのかもしれない。
(果)
関連記事
「その他」カテゴリーの最新記事
-
DeNA オースティン、フォード両内野手を自由契約と発表 6日にウェーバー公示手続きデイリースポーツ -
広末涼子、事故から半年以上経過しての書類送検 亀井正貴弁護士「長い」と指摘「正式裁判の可能性出てきた」デイリースポーツ芸能 -
伊集院光 銀行の対応に衝撃 磁気異常のキャッシュカード「10秒で元通り」「知らなかったの俺だけ?」デイリースポーツ芸能 -
野々村友紀子、書類送検の広末涼子が180キロオーバー報道に「改めてすごいスピード」「ベタ踏みでもでるのか?」デイリースポーツ芸能 -
陸上女子 ドルーリー朱瑛里がワシントン大合格 同大陸上部の公式SNSが発表「ようこそワシントンへ シェリ・ドルーリーがハスキーに」デイリースポーツ -
阪神 ドリスが帰国「チャンスを与えていただき感謝」 “第二の故郷”高知の優勝パレード参加「忘れられない思い出」デイリースポーツ -
ナイチンゲールダンス 芸人じゃない世界線題材の写真集発売「ラヴィット!」のためM-1決勝懇願「出続けてる人はファイナリスト」デイリースポーツ芸能 -
谷尻萌「誰もが闇バイトに加担してしまう可能性ある」一日警察署長を務め注意を呼びかけデイリースポーツ芸能 -
【地方競馬】園田金盃のファン投票1位はオケマルデイリースポーツ