

登山者の9割が「山の環境悪化」危惧も、整備活動への参加経験は2割 ファイントラックが調査

「遊び手=創り手」をテーマとする国産アウトドアメーカーのファイントラック(神戸市)は、登山道や山の環境について全国の登山者へアンケート調査を実施した。その結果、山や守る人たちへの感謝、維持保全バランス、登山マナー、トイレやゴミ、動物との共生、温暖化など多岐にわたる意見が出た。同社は「山や登山道を未来へつなぐため、何ができるか。登山者と一緒に考え、取り組んでいきたい」と強調する。
アンケートは5月23日~6月12日、インターネットの自社アンケートフォームで行った。回答数は2458人で、男性73%、女性27%。年代別では50代が37%と最も多く、次いで60代27%、40代20%、30代と70代以上が共に7%など。登山歴は「10年以上」が64%と熟練者が多く、「3~5年」「6~9年」が共に15%となった。アンケートの目的は山や登山道の課題に対し①自社ができることを探る②登山者と一緒に考える機会を作る③広く登山者へ現状を伝えること。
保全への関心高く
「登山道を歩いていて、荒れた道、危ない道と感じたり、山の環境が荒れていると感じた経験はあるか」との問いには90%の登山者が「山の環境が荒れている」と感じていた。
「階段や橋、道しるべなど設備の破損」が最多で81%が選んだ。続いて「登山道の崩落・通行禁止」「登山道上の土壌がえぐれて歩きにくい」がそれぞれ70%超となり、目視でもわかりやすい問題や歩行中に体感しやすい問題は、多くの人が実感していた。
そのため、登山道の荒廃や維持保全の問題への興味関心は「興味がある」と回答した登山者が94%。ほとんどが「何かしたい」という気持ちを持っているが、実際に「整備活動への参加や寄付などの活動をしている/したことがある」という人は23%と少数で、71%がまだ行動には移していないようだった。「自分にできることがあればしてみたい」と思っているものの、「何ができるかわからない」「行動を起こすきっかけがない」という人が大半という現状が浮き彫りとなった。
入山料への理解9割
「入山料や協力金の導入」については約90%の登山者が賛成。「登山道の維持・管理にはお金がかかり、整備のためには必要」という理由が多かった。道やトイレなど施設の整備のほか、遭難救助への対策費用に充ててほしいという意見も複数あった。
また、登山マナーやオーバーツーリズムなどに言及し、有料化による一定の抑制効果を期待する声も複数見られた。反対意見には「山の自由さへの制約に感じる」「行政で負担すべき」という声があった。
いずれの回答でも料金体系に「山による区別」「対象者による区別」をつけてほしいというキーワードが頻出した。有名な山や里山などによる区別、学生や地元住民、海外登山者などを踏まえた区別を考慮すべきという趣旨の回答が多数見られた。
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